19章「DJ.Cresselia 5」
「どうすればいいんだ!?攻撃が効かない!」
清水は錯乱していた。
「考えろ!この場を解決する方法を!」
クレセリアは何も言わない。だが、意志の強さを感じる。
「また来るぞ!」
化け物が拳を振り下ろす。
清水の合図で、回避は出来た。勢い余り、仰向けに倒れた。
上にはミラーボールが艶めいていた。
・・・ミラーボールの、光。まるで何かに力を与える様な・・・!
解った。方法が。
立ち上がった。
「清水!ミラーボールだ!しばらく援護しろ!」
弓矢をあの、ミラーボールに向けて・・・
放った。
ミラーボールは矢が刺さり、光が無くなった。
光が落ち、煌めきさは消えた。
化け物がバランスを崩し、轟音を立て消えた。
「やられた・・・私のディスクが」
クレセリアがステージから下りてくる。
清水が筒を構え、僕は弓矢を構える。
「・・・私は用済み。もう闘える物は無い」
清水が筒を口から離した。
「諦めるのか・・・今までのはなんだったんだよ」
「私は、シュソウ様に命令されただけ。後は散る。冬に散る花の様に」
清水の手が震えている。
「・・・ふざけるな」
「え」
「ふざけるな!!!」
クレセリアは驚愕し、そして震えていた。
「お前は何の為に生きてきたんだ!お前の意志の強さは、さっきので分かった。1人の命令で潰れるようなもんじゃない。生きたくないのか!!クレセリア!!シュソウなんかに潰されるな!!」
清水は1人の妖怪に向き合っていた。




