↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
大小川帝国奮闘記  作者: 河童技研
23/24

転生23日目 副首都戦その1

どうも、お久しぶりです。間が空いてしまいすみませんでした···

 「諸君、私は今非常に不愉快である。」


 会議場の中でも偉そうな人物は周囲にシワの寄った不機嫌そうな表情を向けてそう告げる。


 「何故(なにゆえ)斥候に出した兵が一人も戻って来ておらん。」


 有無を言わさぬような声を発し会議場が沈黙に包まれる。


 「しかしですぞ公爵殿、斥候に出した兵は我が帝国の最も斥候の能力の高かった精鋭ですぞ。何かの間違いでは?」


 斥候に出した部隊の上官がそう反論するが、


 「ではなぜ何の情報もはいって来んのだ?んん?」


 鬼のような形相で睨み付ける公爵。返す言葉も見つからない。そこに別の士官が反論する。


 「ですがそうは言われましても、敵はわが部隊が報告をあげる暇もなく仕留めるほどの精強さd···」


 キュルルルルルル···ドッカァァァァァン!!


 突如、会議場が恐ろしく振動し、会議場の窓ガラスが飛散する。


 「ぐわあぁぁぁぁぁ!な、何事じゃぁ!」


 あまりの振動に椅子から落ちそうになる公爵。


 「公爵殿!敵の魔法攻撃ですぞ!」


 冷静に分析する者もいるが、大部分は冷静さを失い大慌てである。


 「ええい!そんなことがあってたまるか!敵はまだ我が帝国がかのマジリス魔法王国から輸入した魔導砲の射程外に居るのだぞ!」


 突然の攻撃にも関わらずきちんと状況を分析する公爵。


 「ではこの状況をどう説明すれば良いのですか!」


 「そんなことは後だ!今すぐ敵を迎撃するべきだ!」


 「我が帝国の射程外から攻撃する敵の迎撃など不可能だ!早急に首都まで撤退し、戦力を整えるべきだ!」


 様々な案が会議場を飛び交う。


 「公爵殿、ご決断を。」


 士官の1人がそう公爵に言う。


 (ううむ···敵は確かに優秀な魔導砲を持っているようだ。しかし近くまで肉薄すればいくら威力があっても取り回しのよくない魔導砲は脅威ではない。近接戦なら数の多い我が方が有利であろう。よし。)


 腹が決まった公爵は命令する。


 「諸君、出陣じゃぁ!直ちに兵を整えよ!」


 こうして決戦の準備が始まった。


 

 小川帝国軍side


 ザメギア帝国の副首都から4km地点。ここには小川帝国軍の攻城戦専用の部隊が陣どっていた。副首都の城壁はかなりの厚さを誇っており、通常の火砲では陥落させるのに時間がかかりすぎると判断された。


 そのため、貫徹力が高く炸薬の多い車両、もしくは曲射のできる炸薬の多い車両、の2つの要望に沿い、シュトルムティーガーとカール自走臼砲、四式十五糎自走砲(通称ホロたん)、M40(通称ビッグショット)等が採用された。


 作戦内容は

 フェーズ1 カール自走臼砲、四式十五糎自走砲、M40により城壁内への砲撃。

 フェーズ2 シュトルムティーガーによる城壁破壊

 フェーズ3 通常部隊による占領


 となっている。


 

 そして数分後···


 小川帝国皇帝の健治により攻撃命令が下った。


 「いきましょう。総員、攻撃開始!」


 無線が現場の部隊に届く。


 『攻撃開始!攻撃開始!』


 「撃てぇーーー!」


 ドッコオオォォォン!!


 3種の大口径砲が一斉に火を吹く!


 キュルルルルルル···ドッカァァァァァン!!


 放たれた砲弾の一発が豪華な城の一部に命中する。


 「装填急げー!」


 「仰角1度調整!」キュリキュリ···


 「おい弾を持ってこい!早く!」

 

 「リロード!」 がしょん!


 「フォイエル!!」 ドッコオオォォォン!


 様々な命令が各車両で響き、装填が出来次第、次々に砲弾が撃ち込まれる。


 「あーららぁ。敵とはいえ、同情するなぁ」


 「ああ。ある日突然、何トンもの砲弾が撃ち込まれるんだから。」


 装填作業の合間、呟く兵士たち。


 「サボっとらんでとっとと装填せんかぁ!」


 当然、お叱りが飛んでくる。


 「やっべ。車長殿に怒られた。」

 

 「とっととやって休むべ。」


 「んだんだ。」


 そうして砲撃が行われること一時間。


 『攻撃中止。作業の第二フェーズに移行する。』


 上官から砲撃中止命令が下った。


 「城壁破壊部隊。頼んだぞ!」


 『了解』


 シュトゥルムティーガーの部隊を率いる士官が命令する。


 「各車、照準準備。」


 「こちら第二小隊、準備完了。」


 「第一小隊、小隊準備完了であります。」


 「第三小隊、いつでもオーケーです。」


 率いる部隊全てから攻撃準備完了の返答が送られる。


 「ようし。撃て!」


 ドカーン!シュウゥゥゥ···ズドッコォォォン!!


 シュトゥルムティーガーのロケット臼砲から380ミリの砲弾が発射され、2.5メートルの鉄筋コンクリートを貫通可能な砲弾はただ石レンガを積み上げただけの城壁を軽々と突き抜け爆発。一瞬にして城壁を瓦礫の山にした。


 「城壁の破壊を確認!」


 「総員、突撃ぃぃぃぃぃ!」


 小川帝国軍の人海戦術による蹂躙が始まる。

covit-19には皆さんもお気をつけ下さい。作者は一週間、家から一歩もでない生活を送り、現在も記録を更新中です。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。