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【書籍重版】契約婚ですが可愛い継子を溺愛します【コミカライズ進行中】  作者: 綾雅(りょうが)要らない悪役令嬢をよろしく
第五章

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716.様々な変化に合わせて

 お茶のことは、仲のよい貴婦人に勧めたいと言われて承諾する。元から私の知識ではないの。ハーブティーを飲みたいと口にしたら、イルゼが庭師から教えてもらった。彼らはよく庭のハーブでお茶を作って飲んでいたらしく、身をもってその効能を知っている。


 ローズヒップティーは酸化防止効果が高いとか。そういった話なら私も少し知っているけれど。あまり詳しくはないのよ。ティム達と話した結果、互いの知識を交換し合う形になった。


 ローズヒップは早い時期に摘んで、捨てていたみたい。薔薇は花を楽しむ植物だから、実は誰も興味がなかったのね。実が美しい赤に色づくことも知らなくて……それなら緑の実はこぶのように見えるから切り捨ててしまう。


 青いバタフライピーの話をしたら、これはティムが知っていたわ。でも青いお茶が、レモンでピンクになるのは試したことがない。これに関してはまだ外部に秘密なの。ヘンリック様は使用人にカフェを経営させるつもりよ。その際に目玉商品として出す予定となった。


「こちらの温室でお茶会をなさいますの?」


「ええ。お天気が良ければそのほうが安心ですわ」


 小雨くらいなら問題ないし、気温が安定する。小さな子供達が走り回っても、見失う危険が少なかった。マルレーネ様は、ローレンツ様とルイーゼ様を同行する。ベッティーナ夫人もいらしていただけるよう、再度お願いしておきましょう。


 リースフェルト公爵家は、パウリーネ様がヴェンデルガルト様とご一緒に。ティール侯爵家のハンナ様は、オイゲンを連れてくる。ユリアーナは離れで、ヴェンデルガルト嬢とオイゲンの三人で交流すると言っていた。侍女を多めに派遣しましょう。


 離れはいま、誰も住んでいないから掃除も必要ね。ユリアーナに専属侍女をつける話が出ている。イルゼから、相談されたの。将来ティール侯爵に嫁ぐのなら、こちらから慣れた専属侍女を連れて行ってはどうか、と。


 男爵家の四女アンネが立候補したそうよ。持参金を稼ぐために、縁故を頼ってケンプフェルト公爵家に就職した。ティール侯爵家は実家にも近いので、夫探しも兼ねているんですって。こちらに都合がよすぎて、驚いちゃう。それだけたくさんの人が、ケンプフェルト家に勤めているのよね。


 フランクやイルゼを交えて、今後のことを話し合う。レオン達はまだラルフの部屋にいた。ユーリア様達が帰られたので、少し安心したみたい。でも、まだラルフがいなくなる心配があるようで。


 どうしてもと強請って、同じ部屋で大人しく絵本を眺めていた。寄り添うようにローズも隣に腰かけ、レオンの顔と絵本を交互に見つめる。子供は大人が思うより、多くのことを理解しているのね。

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