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バカと天才は"神"一重  作者: 抹茶
入学編
12/88

第4話 


ストックに余裕ができ次第、不定期になりますが2話連続で投稿していこうと思います。


※細かい修正をしました。内容に変化はありません。


 フィルと別れたリオードは、ミストレア学園を散策し始めた。まあ散策と言うよりも、ただ適当に散歩しているだけなのだが。


(しっかし、どんだけデケェんだここは。ビトーくらい余裕で入るんじゃねぇか?)


 リオードがそう思うのも無理はない。事実、このミストレア学園は外れにあるビトー程度のサイズの村ならばすっぽり入るくらいには大きい。何故そこまで大きいのかは、単純に生徒人数が多いというのもある。

 このミストレア学園はクラスは1学年に4クラスで、各クラス40名程いる。そのため教室という固定の部屋を取ってあり、生徒達は決められたクラスで魔術や科学を学ぶ事になる。

 そして総数は約500名……といったところか。


「友達何人でっきるかな〜」


 リオードは気の向くまま足を進めていく。

 そして着いたのは食堂。

 ミストレア学園はフォルス大陸1の大きさ故にその設備はかなり凄まじいものがある……的な事は前にも話したと思う。

 それは食堂であっても例外ではない。

 全生徒がイケるんじゃないかという規模だ。


 拾い食いを禁止されたリオードは小腹が空いたため仕方なく食堂へと向かっていた。


「何食べようかな〜」


 リオードはバンドツールからメッセージ項目を開き、予め入学が決まっている者全員に配布されるミストレア学園公式のアプリケーションを確認する。そのアプリケーションを開くとミストレア学園に関する様々な項目がリストアップされる。その中の1つ、食堂をタッチすると数多の食材や料理名が現物の見本付きで分かりやすく分別されていた。


 リオードは慣れない手つきでホールベアのサンドウィッチを選択する。

 そしてそのままバンドツールを食堂の入口に備え付けられているリオードの腰程の高さの電子機器にかざす。

 すると、ピン! と甲高い音が発生した。

 これは機械が注文を承ったことと、支払いの決済が済んだことを意味する音だ。


 そしてリオードは機械の隣にある受け取り口でホールベアのサンドウィッチを受け取った。

 この受け取り口の裏で調理している人がいるのだろう。500人を超える生徒の調理を考えただけでリオードはゾッとした。

 だが今は時代が時代であり、調理は焼くものなら火の魔術を使い肉を焼くことができるし、支援魔術をナイフに施せば硬い肉も楽に切り分けれるだろう。


「おばちゃんの作ってくれたやつの方が美味いかも」


 リオードはバーバリアンの女店主のことを思い出した。連休が取れたらたまにはビトーに顔出しに帰ろうと考え、少し早いが第1講堂に向かい始めた。

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