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パパ

「えっ、独り占め⁉︎」

「…うん。この際だからはっきりいうね。」

「な、何を?」

「わたし、ずっと幼稚園の頃から白代くんが

 好きだったの。」

 

 ⁉︎えっ

 

 幼稚園の頃から…⁉︎

 てか、オレ…

 幼稚園の頃の白雪さんあんまり覚えてない

 んだよな。

 

 …

 

「でも、白代くん正直わたしのこと覚えてい

 ないでしょ?」

 

 …はいとも言いづらいけど。

 

「あー、ごめん」

「ううん。わかってた。わたし幼稚園の頃太

 ってたし、運動音痴だったし。でも、白代

 くんみたいになりたいってずっと憧れてて。

 それで頑張って痩せて、そしたら偶然白代

 くんが同じ高校にいて…すっごく嬉しかっ

 た」

「でも、そんときオレ太ってたよね?」

「うん。でも、わたしは白代くんの優しいと

 ころが大好きだったから別に見た目なんて

 気にしなかったの。だから…つい独り占め

 できたみたいで嬉しくて…あの頃ハグとか

 たくさんせがんでごめんなさい」 

 

 ⁉︎

 ごめんなさいって…

 

「いや、オレこそ…なんかたくさんハグしち

 ゃってごめん。」

 

「ううん。嬉しかった。でも、わたしがあん

 まりしつこいから白代くん、わたしから少

 し距離置いたんでしょ?そして、ダイエッ

 トに成功した白代くん。またモテ出して寂

 しかったなー」

 

 

 ⁉︎

 

 オレのせい⁈

 もしかして、オレがゆるキャラ脱却した時

 白雪さんの何かが壊れた⁉︎

 

 …たしかあの頃、オレ白雪さんのお兄さん

 を彼氏と間違えて、一緒に帰るのやめよう

 かって提案したんだ。

 

 白雪さんは、オレがまたモテ出して捨てら

 れたと勘違いしたのかもしれない。

 

 それでパパに癒しを求めて…?

 

 

 オレは、立ち上がり白雪さんを抱きしめた。

 

「ごめん」

「え…?」

「オレの勘違いで寂しい思いさせて…それに

 人生を変えてしまって」

 というと白雪さんは、

「そこまでじゃないよー。逆に進路も決まっ

 て感謝してるよ」

 と今度は白雪さんがオレにハグしてくれた。

 

 オレは白雪さんをぎゅっと抱きしめて

「オレがパパになりたい」

 と伝えた。

 

 すると白雪さんは、

「パパ?わたしそんなファザコンにみえたか

 な?」

 とキョトンとした。

 

「あの…」

 

 そうだ。

 勝手に盛り上がってパパになるとか言った

 けど、パパとはどうなんだろう…

 

 続く。

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