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バックの謎解決

 転びそうな白雪さんを支えるといきなり白

 雪さんがオレに抱きついてきて、

「白代くん…、さっきのキスはわざと?」

 と質問してきた。

 

 ⁉︎

 えっ⁉︎

 何 何⁉︎

 

 白雪さんの顔が見えない。

 

 こ、これは冗談で言ってる⁉︎

 それとも…

 

 ぎゅぅっとオレの袖を握った白雪さん。

 

 あ、これは本気の質問だ。

 これは…

 もしかしてオレにもチャンス到来⁉︎

 

 ‼︎

 でもまさか…

 

 …

 

 逆のパターンもありうるな。

 

 オレの袖を握ったのは、怒りの握りかもし

 れない。

 

 何してくれたんだよ⁉︎

 あんまり調子乗るなよ‼︎

 的な…⁉︎

 

「さっきのキスは…」

「うん…」

「さっきのは…」

 

 ほんとは偶然だ。

 

 でも…

 賭けに出る⁉︎

 

 いや…

 もし違ったら…⁉︎

 

 …

 

 えと…

 

 

「さっきのは、偶然。ほんとごめん」

 と謝ると白雪さんはオレから離れて、

「そっか、そうだよね。うんうん。あ、美味

 しいクッキーがあるの。お紅茶も」

 と笑顔に戻り何ごともなかったかのように

 オレに振る舞ってきた。

 

 えと…

 

 これはオレの不正解⁉︎

 

 もしかして、わざとだよって言った方が正

 解だった⁉︎

 

 でもな…

 白雪さん好きな人の子どもお腹にいるのに

 そんな簡単な話しじゃないんだよな。

 

 それからオレたちは、紅茶を飲み白雪さん

 の部屋でマッサージをした。

 

 ‼︎

 ふと部屋の隅をみると大きなバックが置か

 れていた。

 

 このバックは、以前白雪さんがコインロッ

 カーから出していたやつ。

 

 オレはマッサージの手を止めてバックをじ

 っと見ていた。

 

「ん?どうしたの?白代くん」

「あー、大きいバックだなーって思ってさ」

「あぁ、それね入院中のお母さんにタオルと

 か届けるのにべんりでさ」

「あー、そうなんだ」

「うん。でも、あんまり大きいから学校には

 さすがに持って行けなくてね、途中コイン

 ロッカーに預けたりしてたんだー。」

「あー…」

 それであの時バックを…

 

 家出じゃなかったのか。

 

「まぁ、でもこのバックもそろそろ活躍終了

 になるんだけどね。」

「えっ?」

「明日、ようやくママが退院するの」

「そうなんだ。よかったね」

「うん‼︎」

 

 白雪さん嬉しそうだな。

 お母さんのこと大好きなんだろうな。

 

 続く。

 

 

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