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それぞれの恋

 その日は、なんだかよく眠れなかった。

 

 白雪さん…大丈夫かな。

 三木さんは、なんて言ったんだろう。

 

 グルグルといろんなことが頭の中を巡る。

 

 

 で、寝不足のまま学校へ。

 

 ‼︎

 

 白雪さんに三木さん…。

 

「あ、お、おはよう」

 とオレが挨拶すると白雪さんは、

「言えたよ!わたし少し強くなれたかも」

 とニコニコしながら答えてくれた。

 

 三木さんも、

「そんなことたいした話じゃないのにさー、

 もっと早く言ってくれればねー。なんなら

 わたしの方がこじらせてるかも」

 なんて笑った。

 

 ⁉︎

 

 は⁉︎

 

 白雪さんよりこじらせてる三木さん…

 おいおい、三木さん…

 どんなこじらせしてるんだよー‼︎

 と焦るオレなのでありました。

 

 で、三木さんに言えたからけんにもあっさ

 り言えたと白雪さんから報告を受けた。

 

 すると、けんもたいした話じゃないじゃん。

 そんなに気にしなくてもよかったのになー

 と…

 

 えっ⁉︎

 彼氏が二股するってそんなに気にすること

 ないの⁇

 

 みんな心広すぎじゃね⁉︎

 とオレは思った。

 

 てか、今の世の中当たり前になりつつある

 わけ⁉︎

 

 たいしたことないの⁉︎

 

「あのさ、みんなの恋愛観ってどうなってん

 の⁉︎」

 とオレは思わず聞いてみた。

 

 すると、

「えっ、それは…」

 と白雪さん。

「んー、まぁ…」

 とけん。

「やだ、何急に⁉︎」

 と三木さん。

 

 …

 

 みんななんか落ち着きがないって言うか、

 ぎこちない…?

 

 えっ⁉︎

 

 白雪さんの彼氏が二股なのは、たいしたこ

 とないんだよな⁉︎

 

 でもさ、この三人の慌てようは…

 おかしい。

 

 …

 

 何ーー⁉︎

 

 わけわかんねーからーー‼︎

 と、オレはプチパニックになった。

 

 

 …

 

 うん。

 まず整理しよう。

 

 けんは、三木さんが好き。

 だから目の前に三木さんがいたから恋バナ

 エヌジーなんだな。

 

 で、白雪さんは…二股されてるのみんなに

 打ち明けてスッキリしたんだよな?

 

 …でも、なんか…なんか変だったんだよな

 ぁ。

 

 そして三木さんは、白雪さんよりもこじら

 せてるってことだろ⁉︎

 

 二股されるよりもこじらせてるってのは…

 

 まさか、先生と禁断の恋とか⁉︎

 

 やっぱりオレにグイグイ来てたのって気の

 せいじゃん。

 

 てか、けん…

 

 けんは、無謀な恋をしてるって事だよな…

 

 あー…。

 

 どんどん複雑が増えてくよーー‼︎

 

 続く。

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