雨嫌い
オレは、軽い気持ちで傘に入れてもらった。
てか、意外と近い…
それに相合い傘…
今さらだけど、コレ相合い傘。
ま、三木さん気にしてないみたいだし、い
っか。
…
でも、それを見ていた人がいたのだ…
一人ならぬ二人も。
次の日
けんに朝イチ言われた。
「昨日、みたよ」
って。
オレはテレビの話だと勘違いして、
「あー、なかなかよかったよな」
と答えた。
すると間があり、
「へー…」
とけんは言い立ち去ってしまった。
?
と一瞬思ったけど、もしかしてテレビの話
じゃなかったかも⁉︎と思った。
もしかして、昨日の帰りの事だった⁈
だとしたら、オレなかなかよかったとか言
っちゃったよ⁉︎
えっ⁉︎
けん誤解しちゃった⁉︎
今さらなんてけんに言う?
えと、昨日傘忘れて…で、三木さんと相合
い傘を…って言えるか⁉︎
あー…、けんが三木さんをほんとうに好き
なら、やっぱ嫌な気持ちになったよな…。
ごめん。
けん。
と心の中で謝った。
そして、置き傘を持ち歩こうと心に決めた。
で、席に着くと白雪さんがいきなりボソッ
と、
「雨って嫌い」
と言い出した。
‼︎
ちょ…ちょっと。
何いきなり⁉︎
いきなり何言い出すのよ…
白雪さん。
オレ、心の準備…まだっす。
昨日バイト休みだったんだけど…まさか…
まさか二股男、やらかした⁉︎
ついに二股バレたんじゃね⁉︎
白雪さん…まさか河野さんと彼氏の現場を
見てしまったんじゃ。
どうする⁉︎
どうするよ‼︎
あー、困った!
えと、なんて声かければいいんだろう…。
…
「あ、雨ね…。うん。オレも苦手」
と白雪さんに言ってみた。
うっかり、バイト先の河野さんは雨が降る
と喜ぶんだよー。雨が好きって人あんまり
いないよねー。
なんて言いかけてしまった。
絶対ダメ‼︎
そんな事今絶対ダメ‼︎
ダメすぎる!
あぶねー…。
今は、河野さんの話絶対禁句‼︎
で、白雪さんはなんで雨が嫌いなんていい
だしたのだろう。
…
理由聞いた方がいい?
それとも…そっとしとく?
うーん…。
と考えているといつのまにか斜め後ろの席
にけんが座っていた。
で、けんもとある発言をつぶやいた。
続く。




