同姓同名
オレたち三人は、休み時間に幼稚園の話を
して懐かしんだ。
でも、休み時間だけじゃ話し足りないとい
うことになり放課後みんなでおしゃべり会
をすることにした。
そしてみんなで懐かし話をしていたらけん
が、白雪さんにはびっくりしたと言い出し
た。
すると、三木さんも同じだと言い出した。
え?
白雪さん⁇
何がそんなにびっくりなのかと聞いてみる
と、幼稚園の時に白雪紗奈ちゃんという白
雪さんと同姓同名の人がいたというのだ。
…
覚えてねー…。
「でもさ、白雪紗奈ちゃんはすっごく太って
てさ、いじめっ子に白雪ブスっていじめら
れてたんだよね」
「あー、でさハヤタがねー」
えっ?
オレ⁉︎
「オレが何?」
「助けてたじゃん」
というけん。
「えっ、そうだっけ?」
「そうだよー。でもさ、クラスの白雪さんは
全くの別人だよね。白雪姫って感じで憧れ
ちゃうくらいかわいいよね。わたしと同じ
女のこ?って感じー」
「あー、たしかに高嶺の花って思った」
「うん。オレもそう思う」
とうなずいた。
てか、白雪さんなんていたかなー…?
思い出せないまま話がかわってしまった。
家に帰り幼稚園のことをいろいろ思い出し
てみた。
なんならアルバムも引っ張り出して見てみ
た。
えーと、あ!けんがいる。
それに三木さんも。
懐かしいなー。
先生とかこの頃は若くて優しかったよなー。
優しいお母さんみたいだったなー。
なのに今の高校の先生は、おじさん・おば
さん…
…
で、白雪さん…白雪さんは……。
あ、いた。
多分この子だ。
あー、白雪さんねー。
たしかに大人しい女の子いたわー。
でも、たしかにクラスの白雪さんとは似て
も似つかないほど違うわな。
同姓同名ってすげーなー。
同じ名前で外見全然違うんだもんな。
ま、所詮名前は名前か。
…
白雪さんとまた同じクラスかー。
…
ある意味すごい偶然。
運命的な?
なわけないか。
先輩と林さんは、運命感じちゃうって言っ
てたけど、それはお互いがおもいあってな
いと話にならないわな。
ハハハ…
オレはアルバムを閉じてお風呂に入って寝
ることにした。
続く。




