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おてて

 真っ暗部屋に入った途端…

 

 えっ⁉︎

 

 白雪さんが、

「こわーい」

 と言いながらまさかの腕組みを…

 

 あの…

 あのー、そんなぎゅーってくっついちゃう

 とさ、いろんなところもぎゅーってくっつ

 いちゃうんですよ〜。

 とは、言わない。

 

 オレは存分に暗闇を楽しんだ。

 

 

「あー、怖かったねー」

 と白雪さん。

 

 …う、うん。

 オレはすっごく満喫したよ〜。

 もう、野原を裸足で走ったよぉ。ってくら

 い、楽しく満喫させていただきました‼︎

 

 遊園地ってすごいな!

 

 すごいすごい‼︎

 と、脳内ですごいが溢れ出た。

 

 すごいの無駄遣いをしていると隣にいた白

 雪さんが、

「遊園地ってすごいよね!」

 と白雪さんもすごいが脳内で溢れ出ていた

 みたいだ。

 

「うん!遊園地すごい‼︎」

 と、オレもすごい返しをした。

 

 

 そしてたぁ〜っぷり満喫して観覧車に乗っ

 た。

 

 やっぱり最後のシメは、観覧車でしょ!

 

 もうすぐ夕日がきれいにみえるころでしょ

 う。

 

 絶景が見えること間違いなしですね。

 

 遊園地〜、最高の日だ〜、全てがね〜。

 一句できました。

 

 …うん。

 却下。

 

 脳内俳句一撃で却下。

 

 もうこんな俳句は、あのジェットコースタ

 ーにのせてチリとなれ状態だ。

 

 こんなくだらないことを考えているなんて

 隣にいる白雪さんは、思いもしないだろう。

 

 ぎゅっと繋がれた手。

 

 手を繋ぐって最高だ。

 

 あ、でも誰とでもってわけじゃないよ⁉︎

 前に並んでるおじさんとかとは、繋ぎたく

 ないよ⁉︎

 

 観覧車乗り場に並んでる人がみんな繋がっ

 て手つないでたら嫌だなぁ…

 

 てかさ、白雪さんオレ以外の人と手今繋い

 でないよね⁉︎

 

 オレと繋いでる手と、もう一本の繋いでな

 い方の手を確認。

 

 よし、大丈夫みたいだ。

 

 一安心していると、

「ん?どうしたの?」

 とかわいいお顔でオレを覗き込む白雪さん。

 

 ううん〜。なんもないよぉ。

 それよりなんでそんなかわいい顔してんの

 ?

 って言いたかった。

 

 でも、そんなキモいこと言えるわけがない。

 

 なので心と裏腹に、

「なんでもないよ。」

 と言いながら手をぎゅってしてみた。

 

 …うん。

 ある意味こっちの方がキモいかもな。

 

 自分でやっといて自分でひくオレ…

 

 続く。

 

 

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