番人
で、ふたごちゃんはまだ寝てるのかな?
…隣の部屋にパパ居ないよな?
いたら、ずっと白雪さんと一緒にハムスタ
ーと戯れていたのに…それはヤバいよな。
⁉︎
まさか添い寝して寝ちゃってるとか⁉︎
てか、オレたちがうるさくてパパだけ起き
てる⁉︎とか⁉︎
…
コンコン
ビクッ
誰かがいきなりドアをノックしてきた。
…ま、まさかパパ。
ついに怒り爆発…
初登場にしていきなりのブチ切れご対面と
なるのか。
「はい」
オレはドギマギしながらも意を決してドア
を開けた。
するとまさかの河野さんが
「ピザが焼けたよ〜、サラダもあるから降り
てきなって〜」
と明るく呼んできた。
…ピザ
ま、ふたごちゃん寝てるなら起こしちゃま
ずいもんな。
三人で仲良く下に降りた。
そしてみんなでまたしばしご歓談。
しっかりよく寝るふたごちゃん。
ふたごちゃんには会いたいが、でも番人が
…
番人であるパパが気になる…
気になりつつもしっかりデザートの白玉フ
ルーツポンチまでいただくオレ。
「それじゃあ、おかあさんもゆっくり休めな
いだろうからそろそろおいとましようか、
白代くん」
といきなり河野さんが言い出した。
⁉︎
おかあさんが病み上がりなのはわかったよ。
でも、赤ちゃん…
赤ちゃん見てなくない⁉︎
てか、相当寝過ぎーー‼︎
でも…
「あ、うん…じゃあ」
オレが立ち上がろうとすると白雪さんが、
「わたしも白代くんそこまで送ってくる」
と立ち上がった。
「じゃあ、オレも彼女送ってくるから」
とおにいさんも立ち上がる。
「あぁ、じゃあ気をつけて」
とおとうさん。
…
なんだろう。
赤ちゃん寝てる顔だけでも見たかったって
か、いろいろ話してて⁇なことが多かった
な。
結局パパは、二階にいたのかな…?
玄関のお靴チェック。
…誰がどの靴とかわかんねー
複雑な思いを抱えつつ玄関を後にした。
心にずっしり不思議なお土産をいただいた
気分だった…
「今日は、ありがとね。」
「あー、うん。てか、赤ちゃん置いてきちゃ
って大丈夫なの?」
「もー、白代くんって昔から心配性すぎるん
だからぁ」
と笑う白雪さん。
心配するよ。
ま、でもおとうさんもおかあさんもいるか
ら大丈夫なのかもしれないけど。
それに番人も…な。
なんて思っていたらいきなり白雪さんが
「キャッ」
と躓いた。
「おっと」
すっかり油断していた。
久々の白雪さんに舞い上がっていて白雪さ
んが転びやすいことを忘れていた。
とっさに白雪さんをキャッチ。
すると白雪さんが…
白雪さん…
続く。




