赤ちゃんは?
ガラガラガラガラ
…
なんだろうと思っていると白雪さんが
「あ、起きたみたい」
と言い出した。
やっぱり起きたのか。
てか、起きてすぐ泣いたりしないでおもち
ゃで遊んでいるのか?
…それにしても普通カランカラとかかわい
い音のやつで遊ばね⁉︎
なんであんな低いガラガラガラガラって…
外国育ちの子供は、遊び道具が違うのか⁉︎
なんて思っていると…
階段をのぼりながら白雪さんがオレに、
「触る?」
と聞いてきた。
え?
えっ⁉︎
何をどこを⁉︎
とテンパっていると、
「コワイかな?」
と言われたよ。
えと…
ん?
あ、白雪さんをじゃなくて赤ちゃんか⁉︎
ハハハ…
オレはいきなりなんて想像をしたんだ…
「あー、触りたいかも」
というと、
「じゃ、噛まれたら大変だから軍手して」
と言われた。
えっ?
噛むの⁉︎
歯が生えてきてなんでも噛みたい的な⁉︎
でも軍手⁉︎
とテンパっているすきに、
ガチャと、ドアを開ける白雪さん。
えっ⁉︎
部屋を覗くと…
赤ちゃん寝てないよ⁉︎
いないどころか、布団すら敷かれていない
スッキリとした清楚なお部屋…
赤ちゃんは、隣の部屋?
‼︎
ってか、ガラガラの正体って…
まさか…
まさかのハムスターが回り車をぐるぐると
走っている音だった。
起きたのはハムスターかよ…
やっぱり赤ちゃんたちは、違う部屋で寝て
るんだな。
「かわいいでしょ?ほら、おいで〜」
慣れた手つきで手に乗せる白雪さん。
「おー、かわいいなー」
意外とかわいいハムスター。
「撫でるくらいなら大丈夫だよ。ほら、触っ
てみて」
サワサワ。
あ〜、なんだこの癒され〜。
マジかわいいな。
すっかり無になりハムスターと戯れてしま
った。
もう一匹は、寝ているようだ。
「せっかく白代くんきたんだからムーさんも
起きて〜」
⁉︎
えっ⁉︎
今白雪さん、ムーさんって言った⁉︎
「あの…じゃあこの白いハムスターの名前っ
て」
「チーちゃんだよ」
「はい⁉︎」
「ん?」
え?
待て待て。
白雪さんは、自分の子供と同じあだ名をハ
ムスターにつけているのか。
ま、それだけ子どもを溺愛してるってこと
か。
オレは、一瞬焦ったけどすぐに納得した。
続く。




