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脳内

 オレは白雪さんをキャッチした。

 

 すると白雪さんがオレにギュッと抱きつい

 て、

 

「ただいま。ずっとこうしたかった」

 と言ったかと思うといきなり離れて、

「ごめん、また気持ち悪いこと言っちゃった

 ね」

 とオレから離れた。

 

 そんなこと言われたらさ…

 

 オレは無意識に白雪さんを抱きしめて

「おかえり」

 と言っていた。

 

 その数秒後…

 

 あっ…

 オレ何してんだよー‼︎と我に返った。

 

「ごめん」

 すかさず謝ると

「ううん、嬉しい…すっごく嬉しかった」

 とポロポロと涙を流す白雪さん。

 

 えっ…

 

「どうしたの?」

「いきなり泣いたりしたら迷惑だよね?ごめ

 ん。いま泣きやますから」

 

 …泣きやますって

 普通赤ちゃんを泣きやますとか言うけど自

 分を泣きやますって言わなくない⁉︎

 

 イヤイヤ、今はそこじゃない。

 

「無理に泣きやまなくても大丈夫だよ。泣き

 たいときに思いっきり泣けばいいよ」

 

 オレはそっと白雪さんを抱きしめた。

 

 するとまさかの…

 

 ⁉︎

 

 オレに抱きしめられた白雪さん。

 どんな辛いことがあったのかとおもいきや、

 まさかのまさかの…

 

 

 震えてる⁉︎

 え?

 そんなに辛すぎることがあったの⁉︎

 と思っていたら、

 

「くくく」

 って白雪さんから聞こえるよ⁈

 

 えっ⁉︎

 心の苦しみの声⁇

 何?どうした⁉︎

 まさかこれ夢⁉︎

 この後白雪さんが化け物に進化したりゾン

 ビに進化して追われるとかそういうやつ⁈

 ってパニクっていたら、

 白雪さんが、

「悲し涙じゃなくて嬉し涙」

 って言いながら笑った。

 

 ⁉︎

 

 さっきのは、嬉し泣きだったんだ。

 

 でも、泣くくらい嬉しいって…

 

「えと…ん?」

「ごめん。嬉し泣きしたら白代くんが泣きた

 いときは思いっきり泣けばいいなんていう

 からつい笑っちゃって」

 

「あー、そうね」

 

 …バズっ

 恥ずかしいにも程があるよ。

 と自分を無言で叱る。

 

 しかも、抱きしめたりしてオレはほんと何

 やらかしてんだよ!とさらに叱る。

 

 そんなオレを白雪さんがジーっとみて、

 ニコッてした。

 

 

 ええーーっ

 

 夕日に照らされた涙顔の白雪さん…

 美しい。

 

 アルバムの一番最初に貼りたいくらい美し

 い。

 

 でもこんなときに一枚撮らせてなんて言え

 るわけがない。

 

 なのでオレはそっと自分の心のアルバムに

 大事にしまった。

 

 脳内の奥の引き出しに。

 あ、でもいつでも思い出せるようにと脳内

 の手間の引き出しに丁寧に包んでしまった。

 

 でも、包むとあけるのがめんどくさくね⁉︎

 ってことで、なのでもうこの際脳内に大き

 く置いておくことにした。

 

 

 続く。

 

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