ドキドキ
はじめてふたごだとわかったときは、とに
かく驚いたし慌てふためいたもんだけど、
でも毎日白雪さんからかわいいお話を聞い
ているうちに、なんだか会ってみたいなと
いう感情になってきた。
とにかくよく眠る子とよく食べる子らしい。
写真送ろうかと思ったけどやっぱり実際に
みてもらいたいということでまだ話だけで
顔は見ていない。
こうしたやり取りが結構続いた。
ふたごのお父さんである男性、パパという
人とは、どうやら籍は入れていないみたい
だ。
ふたごちゃんのことをバイト中河野さんに
さりげなく聞いてみた。
「白雪さんの赤ちゃんみた?」
と。
すると、
「写真みたよ〜、小さくてすんごくかわいい
よねぇ」
と教えてくれた。
もうみたのか。
「てかさ、もふりたいよ〜」
と手をワシワシさせる河野さん。
…もふりたい⁇
もしかして髪の毛がふさふさなのかな?
そんな疑問はあったけどとにかく会いたい
という気持ちがどんどん強くなっていった。
そしてついに一年後白雪さん一家が戻って
くることになった。
オレはなんだかんだで卒業して、今は大学
生だ。
一人じゃ寂しいだろうとけんが同じ大学に
入学した。
ほんとは寂しいのじゃなくて学力が同じく
らいなのだが、まあそこら辺はいいとしよ
う。
で‼︎
ついに会える‼︎
白雪さんにも赤ちゃんにも。
本当は空港まで迎えに行きたかった。
…でも、白雪さんにも色々あるだろう。
なので白雪さんの都合の良い日を指定して
もらった。
あー、こんなに近くにいるのに‼︎
同じ日本なのに‼︎
早く会いたーーーーい‼︎
明日には会えるけど待ちきれないよー…。
子供かよって自分にツッコミを入れたいく
らいのわがままちゃんに変身しつつある。
そして今夜は早くに布団に入った。
だって早く眠ればいつのまにか朝がやって
くるでしょ?
って…
ぜんっぜん眠れませんけどー‼︎
興奮しすぎて眠れなかった。
なのでココアでも飲もうと思っていたのに
‼︎
これコーヒーじゃん‼︎
ま、せっかく注いだんだから飲もう。
というわけで結局眠れなかったのは言うま
でもないのであった。
続く。




