解けた真実?そして黒幕?
スマホを落としました。バッキバキです。修理です。つまり……投稿ができません。
何日かかるかは分かりませんが、投稿が遅れます。すみません!
今日で一旦更新停止です。三部でまた停止です。本当にすみません!
7月13日1時 追記
諸事情で火曜日まで出せません。ですので、月曜日は普通に更新します。
さて、騎士団の本部に来た。グラシアさんが門の前に立っていた。こちらを見つけると、笑顔になって手を振ってくれるので、俺も振り返す。
「トキヤさ〜ん!お久しぶりです〜!それでなんですけど〜、実はトキヤさんに頼みたいことがあったんです〜!」
「お久しぶりですグラシアさん。早速なんですけど、頼みたいことってなんですか?」
俺はグラシアさんにそう尋ねる。グラシアさんはぴょんぴょんとウサギみたいに跳ねる。それだけ大変なことなんだろう……なんだよな?
「そうですそうです〜!ここでは話せないことなので、私の仕事部屋に入って話しましょう」
グラシアさんはそう言って、俺の腕を掴んで引っ張っていく。本当に急いでるんだな。そう考えながら、俺たちはグラシアさんの仕事部屋へと入っていった。
仕事部屋の椅子に腰掛ける。立場上、俺たち4人対グラシアさん1人なので、周りから見たら変な目で見られるだろう。
「それでですね〜……トキヤさん、あなた達を信頼しての依頼です。そして、この情報は誰にも言ってはいけません。この事を肝に命じておいてください」
急に空気が変わった。これはマジの時だ。いつもの笑顔は今ここにはなかった。仕事の時の、真面目な顔つきだ。いつもは不真面目みたいな言い方にはなるが、そこは勘違いしないでほしい。
「了解です。他の3人も大丈夫です。それとは別に、ルナは年齢的にダメ、みたいな制限は無いですよね?倫理的にまずいのなら、俺は降りさせていただきますが」
「それについては安心してください。別に裏仕事を任せる訳ではありません。年齢的にも大丈夫な内容です」
グラシアさんの許可を取った。なら大丈夫だろう。
「それでですが、早速内容の方に行きます。内容は白殺虎です。トキヤさん、あなたはこの国において、最もその存在に近い人間です。自身が対峙し、生き残り、さらに少ない生存者を2人も抱えている。そんなトキヤさんだからこそ、聞ける話があると思うのです」
ふむ……。
「分かりました。答えられる事なら全部答えます」
俺はそう答えた。知っていることではなく、答えられること。そういう事で、答えたく無いことは答えないつもりだからだ。
「それでは、まず1つ目の質問なんですが……トキヤさん、あなたは白殺虎についてどう思いますか?」
「憎い、殺したい」
「そ、そうですか。では、最初にこの事を説明してから、聞き方を変えて聞きます。トキヤさん、10体いる獣魔皇の一角、白殺虎が何故、ここ最近の7、8ヶ月前から頻繁に姿を現しているのか、まずはそこからなんです」
グラシアさんはそう前置きをして話し始める。
「獣魔皇、これはそのうちの一体が本気を出せば、一日で国が1つ滅びるほどの力を持つ、最強の魔物に与えられる称号です」
へぇ〜、つまり世襲制ではなかったのか。つまり、魔黒龍はキュウになったけど、キュウが魔黒龍を名乗ることは出来ず、名乗るならそれなりの戦果を上げないといけないって事か。上げないけど。俺がそんな事を考えている間にも、グラシアさんの話は進んでいく。
「そんな獣魔皇の一角がこの国のみ、しかも頻繁に現れるのが、単なる偶然……では無いのは明白です。その理由を知りたいんです。あなたなら、何か気づいた事はありませんか?半年前、奇妙な言い分を残しているじゃありませんか。『食べずに舐められた』と」
確かにそうだ。そんな自由気ままな性格の魔物が、この国に意味もなく現れるわけもない。つまり、理由が必要なのだが……魔物がこのバロン王国に現れる目的か。分からないな。……いや、『食べずに舐められた』……つまり、狙いは俺の可能性はないのか?
全くないとは言い切れないのでは?白殺虎がそんな行動をした理由は不明だが、何かしら、俺が原因である可能性は高いはず。じゃなきゃ、あんな行動はしなかったはずだし。
そうだ、金髪仮面も言っていた。『白殺虎はいつもあなたを想っている』と。あれはどういう意味だ?あいつは、あの組織は白殺虎がこんなことになっている理由を知っているのか?
だとしたら、白殺虎が現れる理由はあいつら……いや、それじゃあ『俺を想っている』の説明がつかない。現れる理由は俺。その理由を、あいつらは知っていると考えるべき。
……では次、何故それを知っているのかだ。第1、そんな魔物の行動を、普通の人が読み取れる訳がない。何かしら、そう出来る理由があるはずだ。例えば……白殺虎を自分たちが操っているから、とかか?
まさかな……だが、普通の魔物がこんな行動をするのはおかしいが、人為的に起こさせているのならどうだ?白殺虎の出現は、全て組織の意図した行動……なのか?
なら、白殺虎もチワやニーナちゃんと同じ被害者になるのか?……でも、それでも俺は白殺虎を恨むと思う。もし、操られていたとしても、白殺虎も恨むだろう。もちろん、悪いのは組織だ。だから、一番恨むのは組織だと思う。でも、白殺虎を一切恨むな、なんていうのは俺には無理だ。
つまりそれは、獣魔皇の一角を操れるほどの力を持っていると仮定する考えだ。だが、この世界に記録すら残されていない無詠唱魔法を使える組織ならあるいは……。
「トキヤさん、何か思いつく事はありますか?」
「あえ?……あぁ、すみません……えっとですね……何故かは分からないです。ただ、偶然ではないってことには賛成です。あんなのが偶然で済まされるなんてありえません。あれは確実に、人為的なものです」
「そうですか!やっぱり……」
俺がそう言うと、グラシアさんは声を大きくしてそう言う。つまり、グラシアさんもそう考えていたと言うことか。
「と、なると……やはりルーラシア帝国でしょうか?あそこは亜人至上主義です。魔物を操るのには長けているはず……あぁっ!べ、別にチワさんやハズクさんの事を悪く言いたいわけではないですよ!そこは勘違いしないでください」
グラシアさんがそう言って取り乱す。まぁ、俺の目つきが少し悪くなった事が関係しているんだろうな。そして、2人もなんか安心したように笑顔になった。
「はい、分かっていますよ。……それとは別に、ルーラシア帝国ですが……この国の地図や内情に詳しいんですか?」
「そんなことありえません!我が国はルーラシア帝国とはほぼ一切の繋がりはありませんから」
グラシアさんは自信満々な顔で、自分の普通ぐらいのサイズの胸をポンと叩く。
「じゃあ……内部犯、つまりこの国の人間が糸を引いている可能性が高いのでは?最初に襲われたのは、この国唯一の亜人が住んでいたルコラ村、次がカンラン村、最近では、マドラス村も壊滅でしたね。そうだ、地図を出してください」
「ちょっ!ちょっと待ってくださいトキヤさん。あなたはこの国の人間が、この国を滅ぼそうとしていると言うのですか?」
グラシアさんは本当に驚いたように取り乱す。確かに自分が生まれ育った国を恨む理由なんて、普通はないかもしれないな。
「そうです。別に絶対にないとは言い切れません。この国に対して恨みを持つ人かもしれませんし。それよりも、早く地図を出してくれませんか?もしかしたら、次の襲撃場所が分かったかもしれないんです」
少しきつい言い方をしてしまった。焦っていたのだろう。だが、今はそんな気遣いの時間すら、無駄に思えてくる。
「あっ、はい!」
俺の勢いで飲まれたのか、グラシアさんは仕事部屋の本棚から、四つ折りの紙を二枚、出して広げた。この国と、その周辺国が載っている大まかなやつ。もう一枚は、この国だけだが、村や結構有名、重要なものが載っている。
「この3つの村、ルコラ村、カンラン村、マドラス村
の場所は全て、北、南、東とバラバラです。ですが、王都からの距離は大体同じ……つまり、次に狙われるのは、方角が西、王都から大体他の3つの村ぐらい離れた場所……つまりここです……ね……なぁ、ここって……」
俺は答えるのに詰まった。そこはよく知っている場所だったからだ。何故なら、つい先ほどまで俺たちが居た場所だったからだ。
「トキヤさん、もしかして、次は白殺虎に、ここが襲われるんですか?この、リュビル村が」
そう、グラシアさんの言った通り、俺の予想した場所は、つい先ほどまで居たはずの、リュビル村だった。
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あと、私のもう1つの連載作品の
『普通を求めて転生したら、剣の勇者の息子で杖の勇者になっちゃった〜剣技と魔法で最強〜』
も、是非読んで見てください。




