番外編 匂いが苦手な二人
夜の街を歩いていると、派手なドレスを着た綺麗な三人組の女性が話かけてきた。
女性1「「はぁーい、お兄さん!もしかして半妖さん?」
女性2「私達と一緒に飲まない?うちのお店、半妖さんも大歓迎なの。」
女性3「ねぇ、サービスしとくわよ。」
話しかけられたシェルはというと、何やら顔が青ざめている。
女性1「あら?どうしたの、緊張してるのー?」
女性2「体は大きいのに可愛いわねぇ!」
女性3「イケメン君、そんなに緊張しなくても・・・。」
シェル「ごめん!俺もう限界!!」
「「「え?」」」
そう言うとシェルは明後日の方へバビューンッと走っていってしまった。
フローナ「私も、もうだめ・・・。」
そう言ってシェルの後ろをフローナが走ってついて行く。
少し離れた場所で二人は深呼吸をしている。
レン「ああ、すみません。二人、香水の類がてんでダメでして。」
メリサ「それと、隊長は女性もあんまり得意じゃないんだよね。」
女性1「えー、そうなの?」
女性2「なんか、ごめんねー?」
女性3「行こ!」
女性1「うん!」
そう言って三人は去っていった。
二人がいる場所まで歩いていくレンとメリサとコキア。
レン「隊長、フローナさん、大丈夫ですか?」
シェル「ああ、なんとか。」
フローナ「うー、私まだ気持ち悪い。」
シェルは胸元を押さえ、フローナは両手で口元を押さえている。
メリサ「二人とも嗅覚良いからねぇ、まぁ、隊長は桁違いだけど。」
コキア「何か飲めそうなものとかあります?」
フローナ「えーと、レモネード飲みたいかも。」
シェル「俺も飲みたい。」
レン「分かりました。
では、キャンピングカーに戻って作りましょう。確かレモンと蜂蜜がまだあったはずですから。」
フローナ「レンさんありがとうございます・・・。」
メリサ「フローナちゃん吐き気止め飲むかい?副作用ないのあるよ。」
フローナ「本当ですか?じゃあもらおうかな。」
シェル「俺にはないの。」
メリサ「隊長はもう大丈夫でしょ。」
シェル「何この差・・・トホホ。」
15分後。
キャンピングカーのキッチンのテーブル席に座り、レン作レモネードを飲んだ5人。
フローナ「ふー、落ち着いてきた。レンさん、ありがとうございました。」
レン「いえいえ、具合が良くなって良かったです。」
メリサ「結局、皆んなでレモネード飲むんだね。」
コキア「美味しいです。ごくごく・・・。」
レン「それは良かったです。」
シェル「あの通りはもう通れないな。危うく吐くとこだった。なんか、女の人露出高くて怖かったし。」
レン「まぁ、夜のお店の方々なので露出はともかく・・・俺も香水の匂いは少々気持ち悪くなりましたね。メリサさんとコキアさんは大丈夫でしたか?」
コキア「僕は平気でした。」
メリサ「僕も香水は平気だよ。」
シェル「ま、今回はたまたまあの街に用があったから行ったけど、これからはなるべくああいう場所は避けて別ルートで行くか。」
メリサ「そうだね。なんなら、僕とコキア君だけで必要なものは調達してもいいしね。」
コキア「僕もそれで構いませんよ。」
フローナ「ありがとうございます。」
シェル「さんきゅ。危なそうなエリア以外の時は頼むわ。」
フローナ「はーあ、それにしても私もあの女の子達みたいに香水好きでおっぱいボイ〜ンになりたいなぁ。」
メリサ「ブホッ!!」
レン「ゲホゲホッ!」
シェル「なんだ、そのボイ〜ンって。」
フローナ「胸が大きいって意味だよ。」
シェル「なんで胸が大きいといいんだ?」
コキア「それは、男は揺れるものが好きだか・・・。」
メリサ「ストーップ!!コキア君!どこでそんなこと教わったの!」
コキア「軍隊にいた時に上官がよく言ってました。」
メリサ「なんだ、そういうことかい・・・って!だからと言って子どもはそんなこと覚えちゃダメ!」
コキア「?」
コキアが首を傾げる。
レン「隊長、あなたはそのままでいて下さい。」
フローナ「うんうん。」
シェル「だからなにがー?」




