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第五章 七節 懐妊①

久々の更新です。新生活のバタバタでなかなか手がつけられなかったです。

今日からぼちぼち更新します。

更新頻度をあげるため、1話の長さを短くして更新していきますのでご理解のほどよろしくお願いいたします。


 モルガンが再びオークニーに現れた際、ロット王は驚いた。

 モルゴスがパネルで見た以上に美しかったからだ。

 モルガンは淡々とモルゴスについて説明し、後は好きにしてくれていいと言わんばかりモルゴスをおしつけ、オークニーを去っていった。


 

 ロット王はとりあえず関係者に説明し、執事、メイド達にはモルゴスを丁重に扱うように命令した。

 モルゴスは最初はぎこちなく笑い、警戒心が強かったが数日すればオークニーを気に入ったのか笑顔が少しずつ増えていった。

 その姿にロット王は可愛さを覚え、モルゴスを丁重に扱った。

 その結果、モルゴスはロット王に心を許し、最終的には正式に結婚したのであった。



 正式な結婚をしたことでロット王はウーサー王に報告しなければならないと思い、手紙を書きウーサー王の臣下に届けるように依頼するのであった。





 モルガンがモルゴスをオークニーに置いていった後、モルガンはコーンウォールの屋敷に戻り使用人全員を食堂に集めた。

 皆が自分の将来はどうなるんだと考える中、食堂にモルガンが入ってきた。

 皆の前に立ち話始める。



「みなさん、お忙しい中お集まりいただきありがとうございます。みなさんにお話があります」



 皆が息をのむ。モルガンは続けた。



「モルゴスはオークニーのロット王に嫁ぎました。これによりこのコーンウォールの屋敷には領主の家族が誰一人としていなくなりました。よってこの屋敷にいる使用人は皆、これよりクビになります」



 食堂内がザワザワと話し声で溢れかえる。そんな声をしずめるため、モルガンは近くにあったほうきを床におもいきり叩きつけた。

 その音に一同驚き静まり返った。



「静かに。話を続けます」



 皆がモルガンに注目した。



「貴方達には権利があります。今から案を提示します。どちらかを選んでください」



 皆は再び息をのむ。



「一つはここから立ち去り自分で就職先を見つける。今から出る準備をし、日没までには出てください」



 一部でヒソヒソ声が聞こえてくるがモルガンは続ける。



「もう一つはここに残り新しい領主のために仕える。その場合、今の給料を少しあげたり新しい領主がくるまでの間に休暇を与えたりします」



 周囲から声が上がり、皆が口々に周りと話始めていた。そんな中、執事のカールは拳を強く握りモルガンに詰め寄った。



「お嬢様、失礼ながら口を挟みますがこれは誰かの指示ですか?それともお嬢様の独断でしょうか?」


「独断…だったらどうなるのですか?」


「でしたらお嬢様が決めるに値しませんから、提案は無意味です。皆、お嬢様の言うことを聞かなくていいですから」



 カールは勝ち誇ったような顔でモルガンに言い放った。しかし、モルガンはその言葉を待ってましたと言わんばかりに言い返す。



「残念でした。私の独断ではありません」


「では、誰かの指示ですか?」.



 カールはモルガンを煽るように話しかける。モルガンは笑いながらこう答えた。



「はい、お父様からの指示です」

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