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更なる調査。
いくつか調べると、ゴストンの証言どおり、たしかに妙な点があった。
家系図について執事さんに聞くと「ボヤで焼失した」と。
さらにケイトの祖父と祖母はすでに亡くなっているが祖母について気になる噂があった。
あとはケイトには姉が居るようだ。
すでに他の家に嫁いでいるが、なんとなく気になる。
まずはケイトの祖母について聞いてみる事にする。執事さんは過去について話し出す。
「あまり外に出ない方でした」
「ケイトと同じく、病気がちだったとか?」
「そうではありません。内向的というか、人目を避けるような感じで」
人目を避ける?
やんごとなき女性、とかそういうのだろうか?
貴族に嫁ぐのだ。身分も相当な者なのだろう。
執事さんは口が重いので使用人などに聞き込みをすると更に気になる情報が得られた。
年配のメイドさんは言う。
「噂もありました。普通の方ではないと」
「かなりの身分の方とか?」
「いえ、そういう類の話ではなく…」
彼女の口から出た言葉。
それは意外なものだった。
「外見は非常に、なんていうか、独特な方で」
「独特?」
「整った顔立ちの方でした」
「目立つ感じ?」
「はい、それはとても。綺麗な方でした」
綺麗な方、というのは、まあ普通だと思う。貴族に見初められるのだ、さぞかし美しいのだろう。だけど、ことさらそれを強調してくる点が気になった。
私たちはいくつかの手掛かりを得て、最終的な調査をする事になる。
私たちはケイトの祖母の出身地を尋ねた。
森の奥地を抜け、更にその奥。
私は言う。
「疲れた、もう魔族どころかエルフのテリトリーよね」
「秘められた集落、そんな場所みたいだね」
なんだか魔境に足を踏み入れるようにたどり着いたそこは、まさしく隠れ里のような場所だった。
そこの人は一見、普通だが出てきた村長に度肝を抜かれた。
羽が生えていた。
ハーピー? いや男だし。大体手が羽、ではなく背中にある。
例えるなら。
そう、天使。
あるいは神。
彼は言うのだ。
「こんな場所まで来る人がいまだに居るとは」
「少し聞きたいことがあって来たの」
ケイトの祖母の写真を見せ、その事について聞くと、村長は言うのだ。
「この村には、英雄の血が流れている者の末裔の一部も隠れ住んでいました」
「英雄?」
「生き神、すなわち神の血を引く者たちです」
驚きの証言に私は言葉を失う。
だけどローティーは何か得心したのか、ある質問をした。
「その神様は人間界に降りてきたのですか?」
「神々の末裔が生んだ子らで、一部が人の間で生活するようになったと聞きます」
「その神々は兄弟が多かったりしませんか?」
「そんな噂もあったように思います」
「その兄弟を生んだのは女神の一人だったり」
「左様です」
こうして事件は解決に向かう。




