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詩文彩文  作者: 夜霧ランプ
160/163

スクランブル

 零点五度の角度を決めて

 (きびす)でくるりと一回転

 空は明けた日の出を伴い

 まるで空が破けたようだ


 降り注ぐ光があるとしても

 直視すれば眼は焼ける

 安全地帯に居るつもりで

 いつの間にかは泥船だ


 親近感と言うものが

 甚だ欠如した人と人が

 互いを潰しあう事を

 共依存って言うらしい

 聞きかじっただけの知識でも

 何もないよりは言葉になる


 人混みの中で悲鳴を上げたら

 誰か聞いてるものだろうか

 スクランブル交差点で

 青信号が点滅する


 爪はじきになるように

 足元の影に憑りつかれていた

 自己理解に「もしも」なんて

 悪趣味な思考実験


 何でもない事を一通り

 知り得たふりをして家路を急ぐ

 夜がどんどん短くなって

 夏が来ようとしているよ 

 

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