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詩文彩文  作者: 夜霧ランプ
159/163

夢音

 冷たい夢が漂っている

 寒さに低くなる風の音は

 真綿色の夕霧の中で

 スモッグを遠ざけているようです


 空気中の化学物質が

 夏の日差しに焼けると

 有害なものが生まれると聞きました

 それは雨に混ざって

 大地に降り注ぐんだって


 今日はずいぶん雨ですが

 灰の混じった雨の降らない

 此処はまだ雨に洗われる

 翡翠の夜の雪室です


 目の覚める前に

 何度思い返しても

 瞼を開けてしまえば

 途端につまらなくなるものを

 夢と呼ぶと知りました


 神殿を飾る壁画は

 如何様なものか

 塗られては消されて

 忙しない事だ


 有機的なフォルムの

 鈍色の回廊で

 水晶を鳴らすように

 時計の心臓が響いている

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