魔道学園日記・おまけの人物設定
本当におまけ、蛇足。
書かれなかった設定やその他雑多なネタ。
主人公 サーフェイ・ブリュー
辺境公爵令息。ただし父のカイヤ・ブリュー公爵は長く病床にあり、実務は伯父と彼とで取り仕切っている。年齢は物語時点で十代終わりくらい、王子達よりちょっと上。魔道学園卒業を通常の半分の期間で成し、そのまま特別講師として学園に残った変わり種。ただし他の魔導師も卒業後学園で研究の道に入る者もある程度います。
青い瞳とグレイがかった黒髪、基本サーフェイ視点なので彼自身の容姿は殆ど描かれませんでしたが、実はそこそこ美形。作中トップの美貌は文句なしにエイメッドで、アダティス王子やトパジェ、パルミナがそれに次ぐが実はサーフェイもここに入る(ソルは一歩下がる)。
魔導師なので線は細く、パルミナと同程度だが背はサーフェイの方が高い。身長順だとアンドレアス公爵>エイメッド>サーフェイ・トパジェ・アダティス>パルミナ・ソルという感じ。成長期は終わっているので多分ソルには抜かれる。
領地は代官が治めてますが、もちろん報告は受けているしソルの祖父の協力もあっていろいろ新しいことにもチャレンジしている。稲作や牧畜、豆や玉蜀黍と他品種少量生産で目標は領内自給自足(ただし海から距離があるので塩や魚介は無理)。
書かれなかった設定としては、母親の実家が隣国の貴族でサーフェイにもその継承権があるとか母方の伯父が隣国から来るネタとかあった。子どもの頃殆ど育児放棄されていた、のは書いたね。前世は理系の大学院生だったが、死因や死期は本人にも不明。気がついたらこの世界に生まれ変わっていた。前世の母を悲しませるようなことになっていなければいいが、とは思っている。
攻略対象
アダティス・トランペア・ノウカラム二世(作中では王子、殿下、アダティス(地の文のみ)と表記)
この国の第二王子。下々の者との触れあいを好む、人懐こくざっくばらんな王族。一応王位は兄が継ぐ予定なので、将来は多分プラティナを娶って公爵家を立てることになるのでは。脳筋までいかないけど、文より武の人。
プラチナブロンドと紫の瞳でかなり美形なのだが護衛がその上を行くのであまり周囲にそうと認識されていない。実力のある者なら身分にこだわらず取り立てるべきだという思想の持ち主。ゴルディリアを連れてきたのもその一環。今は自分の人を見る目を疑って反省中。
サーフェイに胃袋掴まれてる、説が出ていますが実は結構トパジェにもからかわれていたりする。
トパジェ・フルーラ・シトリエ
伯爵家三男、褐色の巻き毛と金色の瞳で顔立ちも甘く見た目軽そうなチャラ男。その実状況判断力に長け、周囲の状況にも注意を怠らない有能さ。頭は切れるがそれを表に出すほどお人好しではなく、用心深い。
アダティスとは乳兄弟。なので結構遠慮もない。女性にはもてるし嬉しがらせも言うが、意外と冷めている。ゴルディリアに対しても結構早い段階で見限っていた。
エイメッド・ラリス・ヴェルディア
侯爵家嫡男。領地は結構田舎で、彼もそこで育ったため社交には疎く、女性との付き合いも殆ど無し。金髪碧眼のきらびやかな容姿だが性格は謹厳実直石頭。
王子の護衛を申しつかって領地から出てきてそのまま学園に同行したので、王都には詳しくない。その辺りいろいろ思うところもあるが、意外と王子やトパジェ、パルミナのことは嫌っていないし信用している。性格も真面目なだけにあまり人を疑ったり嫌ったりはしないが、不真面目で遊び歩いていたゴルディリアには警戒していた。
パルミナ・ブーランカ
神官見習い、というか既に資格は有り。平民の子で口減らしに神殿に売られたようなものだが才能あって大出世。おかげで登場時点で軽く人間不信。大人しやかな黒髪に黒い瞳、自分の鍛えても華奢な体格とか線の細い女性的な容姿が嫌い。
いろいろ屈折していて学園入学時にはすっかり世を拗ねていた。そこへ持ってきてゴルディリアが土足でずかずか踏み込んできたようなもので、彼女には警戒しっぱなし。万一ゲーム通りに物事が進んだとしてもパルミナルートにだけは行かなかったと思われる。
ソル・ランドーク
一般庶民、料理人。サーフェイとは幼馴染み。
多分一番ゲーム内と違うキャラクターに育った。それもサーフェイの影響大。髪も目も茶色で美形というわけじゃないがあっけらかんと表情豊か、人好きする元気者。意外と面倒見のいいお兄ちゃん気質でもある。サーフェイに対してもちょっと発揮されているが、歳はサーフェイより下。
料理についてもその材料を探したり栽培したりするに当たっても、サーフェイの補佐役で相棒。彼の不安定な部分を支えている。
アンドレアス侯爵
現侯爵、今ひとつ収益が上がらない領地に心を痛める真面目な領主様。若いこともあって腕は立つが他の貴族連中からは侮られがち。赤茶色の髪、涼しげな茶色の目、剣士らしく鍛えられた体躯の美形。
わりとゲーム世界との乖離が少なかった人。ただしサーフェイの持ち込んだ稲作で、領地が潤いそうだとそこから彼に傾倒。ゴルディリアは基本、アダティスとトパジェ狙いだったので侯爵にはあまり接触がなかったこともあって興味なし。基本的に学園内では生徒を守る立場と心得ている。
以下の改行は、一部の方が不愉快になられる可能性を出来るだけ下げようと設けています。
キーワードに抵抗のある人は以下を読まないよう注意ください。
・ボーイズラブ
・アンチ逆ハー
・アンチ総受
・ネーミングセンスがありません。
元はこの話、BLでムーンライトに書こうと思っていました。18禁きっちり同性愛で。
でも書くうちにそこまで辿り着かないことがはっきりしたので、こちらにあげました。
若干グロ描写はありましたが、18禁までは至らなかったと思います。
ちなみに、BLはどんな話になる予定だったかというとサーフェイの総受話じゃなくエイメッド×サーフェイになる予定でした。……今にして思うのは「どうやって!?」ってことです。
エイメッド動かないよ。真面目すぎて動かせないよ……。これならまだトパジェやパルミナの方が積極的だよ……!
ネーミングセンスに関しては、本当にそちらの才能は無くて。
今回のキャラクターは宝石から名付けました。
アダティス→ダイヤモンド(語源のアダマス:征服されざるもの)
トパジェ→トパーズ
エイメッド→エメラルド
パルミナ→真珠
ソルはそのまま土、地面というイメージですね。地中から産するもの。
サーフェイがサファイアで、彼の母方の叔父(隣国の貴族)にルビーを当て書きしようかと思っていました。
アダティスとエイメッドはぎりぎりまで直そうかどうしようか思い悩んだのですが、他にいい名前も思いつかず諦めました。今ひとつ語呂が悪い。
ちなみにゴルディリア→黄金、プラティナ→白金、シルヴァイナ→白銀と、女性陣は地金で揃えてました。
ネタはないことはないので、元気があればまた何かかくかもしれません。その辺は言明しない。自分でもまだ判断がつきませんので。
まあ、またディスプレイ上でお会いできれば幸いです。