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元勇者は平社員でいつまでも戦います  作者: ちゃんこう
次長 品柄 明喜 ~白の追究~
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8/9

竜宮城


この章の視点は次長 品柄(しながら) 明喜(めいき)です

時折変えますけどその場合は前書きに書きますので・・・


「うわー、こんなところに連れてきてどういうつもりかな?」

「カメー」


 僕は白い亀に連れ去られて、深海の中に来ていた

 息の心配などはないし、圧死をすることもないのだが―――


「で、何をするかくらいこたえてもいいんじゃないの?」

「・・・」


 こういうと亀はだんまりする

 いつもなら力づくなどでやるのだが今回ばかりは無理だ

 あっちの方が状況的に有利ありすぎる

 何亀か知らないけど海で動くならあちらが上だろう

 しかも、僕の攻撃の大体は力とスピード

 ここだとすべてを封じられている


「カ・・メーー!!」

「っ!?」

 

 亀が急に叫びだす

 何か来る!? と思った僕は顔の前で両手をクロスする

 しかし僕の身には何も起きずに恐る恐る亀を見ると―――


「なっ!?」


 絶句するしかなかった

 亀の後ろにさっきまでなかった城が建っている

 ・・・竜宮城

頭にその言葉が浮かんだ


「カメー♪」


 楽しそうな鳴き声を出しながら亀は入っていく

 ・・・今さらだが亀の鳴き声おかしいよな?


 そして、僕は竜宮城内に入ったのだが―――


「なんだよこれ」


 目を疑う景色だった

 血で汚れた壁

 床は死体で埋め尽くされている


「うっ・・・!!」


 強烈な嘔吐に誘われたがなんとかたえる

 

「カメー」


 しかし亀は何も見ていないようにそこを歩く

 ついて来いってことだよな?

 

「行ってやるよ!」


 半分ほどヤケクソになって進んだ

 


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