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103階層暇つぶし

 103階層で四神獣達がモンスターを倒し続けて一晩が経ち新たなモンスターがあまり来なくなったのでのんびりと朝食にする、味噌汁を飲みながらふと思い出す、大豆を得る為に匠さんとの交渉でクジラ肉だけでなく荒節も使えると思うのでまた生産しておいた方が良いだろう、丁度今回カツオの切り身が大量に手に入ったのでまた時間があれば作っておこう、朝食を食べ終えてから荒節作りの為に火を起こしていると


 ザッパーン!


 水飛沫と共に何かが海面から出て来るけど見張りをしていた青龍が靭やかな蔓草を伸ばしその何かを捕らえる、一体何なのか見てみるとウネウネと動く太くて長い吸盤付きの足、これは凄く見覚えがあるダイオウイカだ、海のモンスターの定番だね、そんな事を思いながら見ていると


 ザッパーン!


 また水飛沫が起きたと思ったらダイオウイカの胴体と他の足までがゾロゾロと出て来た


「とんで火に入る夏の虫ですね」

 そう言って青龍はダイオウイカの海面から出ている所全てを蔓草で縛りあげ


 バチバチ!


 異音がすると共に一瞬で黒焦げにしてしまった


「お〜青龍新技?」

 以前雷の精霊様から力を頂いたおかげかな?


「はい、雷を出せる様になりましたからこの様な芸当も可能になりました」


「ますます頼もしくなったね」


「はい、より一層ご主人様のお役に立てればと思います」


「ありがとう青龍頼らせて貰うよ」

 それにしてもまだ次の階層への魔法陣は出ていないのでモンスターがこの階層にまだいると言うことになる、直ぐそこは海……海の中まで調べないと駄目なのかと思うと億劫と言うかどうしよう?陸地なら朱雀に頼めるけど海では無理だろうし、私が行こうにも人間呼吸ができないと生きていけないからな〜、ウンウン考えてふと思い出す


「玄武は以前魚型モンスターを簡単に捕らえてたよね?あの要領で残りのモンスターを探し出して倒せない?」

 あれは何階層だったかな?そうだ初めて海を見つけた時だ、魚を捕れるのが嬉しくて玄武に獲って貰って倒してアイテムボックスの中が潤ったんだよね


「この階層がどれほどの広さなのか分かりませんが時間を掛ければ出来ると思います、以前精霊様より力を頂きましたからね」


「出来るの!?じゃあやってやって」

 ダメ元で聞いたのだけど出来るのか良かった


「はい、お任せを」

 玄武はしゃがみ海に右手をつけて目を瞑る


「ふむ、これは少々時間が掛かりますね、ご主人様は暇つぶしに何かやりたいことをやっていて下さい」

 暫くすると目を開けた玄武が起こした火を見て話してくれる、時間があるなら遠慮なく荒節作りをしようか、そうだあとニガリも欲しかったんだ、荒節作りの初めにする蒸し工程の水を海水にしようかな?上手くいくかどうか分からないけど上手くいけば荒節作りとニガリ入手の両方が出来る、そういう訳でカツオを蒸している最中に作り置き用の色々な料理を作て行ったりして結構充実した時間になった、途中昼食をとったりダラダラする事8時間、その間ピクリともしなかった玄武が


「ふむ、これでいかがでしょうか?」

 それと同時に新たな魔法陣が現れた


「おお〜玄武もう全て倒したんだね?」


「はい、何とか倒せました、色々とアイテムも回収しております、ご確認を」

 海から気球大程の水球が出て来る、中には色々な物が入っているのが分かる、えっとこれはカニ!ウニ!牡蠣!もう堪んないね、アイテムボックスへ回収回収〜心を弾ませながら回収していると、バスケットボール大の真珠(?)があった


「玄武これ凄いね!これもモンスターから?」


「それは大きな貝型モンスターを倒したときに出た物ですね、ご主人様は宝石など余り御興味がありませんが何やら力を感じたので回収致しました」


「力を感じる?ん〜微かに何かあるかな?でも強い訳じゃないから気にしなくても良いかな?まぁアイテムボックスには入れておくけど」

 兎に角回収〜

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