✒ かき氷 3
オレはセロが教えてくれた組み合わせを試してみた。
どの組み合わせで食べても境目の味は何れも美味い。
かなりの量を食べたけど、外の暑さは変わらない。
かき氷を食べてる間は涼しいけど、食べ終えると涼しさが消えてしまう。
マオ
「 セロぉ~~。
せめて[ 居間 ]だけでも快適な温度に戻してくれよぉ~~。
エアコンも扇風機も無いんだからさ、セロの古代魔法だけが頼りだってのに── 」
セロフィート
「 駄目に決まってます。
うちわで扇げば良いでしょう。
扇子も有ります 」
マオ
「 そんなので涼しくなるかぁ!!
こんなに暑いんじゃ《 コンビニ 》にアイスを買いに行く事すら出来ないよ…… 」
セロフィート
「 買ったアイスが途中で溶けてしまいますね 」
マオ
「 はぁ~~~~。
水風呂にでも入ろうかな…… 」
セロフィート
「 マオは暑さを吹き飛ばしたいです? 」
マオ
「 吹き飛ばせるならな~~ 」
セロフィート
「 分かりました。
マオが望むなら、マオの想いを汲みましょう 」
マオ
「 う~~ん……嫌な予感しかしないんだけど? 」
セロフィート
「 涼みたいのでしょう?
マオだけのセロフィートに任せてください 」
マオ
「 狡い言葉でオレを誘惑するなぁ~~(////)」
セロフィート
「 満更でもないでしょう♪ 」
マオ
「 くぅ~~(////)」
セロは大胆にもオレを抱きしめる。
人形の身体は人間の様に体温が無いから、ひんやりして気持ち良い。
マオ
「 このままセロにくっついてたいな~~ 」
セロフィート
「 おや、嬉しい事を言ってくれますね。
特別サービスしましょう 」
マオ
「 特別サービス?
どんなサービスなんだ? 」
セロフィート
「 特大の雹を降らせましょう。
暑さも吹き飛ばせます 」
マオ
「 雹!?
特大の雹なんて落としたら、大変な事になるじゃないかよ!
避難しないといけない事態に── 」
セロフィート
「 マオ、君なら、どのくらいの大きさにしたいです? 」
マオ
「 えぇっ!?
大きくない方が良いに決まってるだろ!
豆粒くらいで良いよ 」
セロフィート
「 豆粒で良いです?
マオは遠慮深いですね 」
マオ
「 遠慮なんてしてないからな! 」
セロフィート
「 はいはい♪ 」
セロはフワッと微笑むとオレの額に口付けをしてくれる。
久し振りにセロが優しい(////)
マオ
「 …………セロと『 いいこと 』したい(////)」
セロフィート
「 マオから誘ってくれます? 」
マオ
「 誘う!
こ…今夜はオレが “ オオカミ ” になるんだからな!(////)」
セロフィート
「 ふふふ…。
可愛い “ オオカミさん ” ♪
今夜のリードは任せましょう 」
マオ
「 お…おぅ!
今夜は寝かせないからな! 」
セロフィート
「 期待してます♪
ワタシだけの “ いけない ” オオカミさん♥ 」
マオ
「 お…おぅ!
今日はさ、このままセロで涼んでも良いよな? 」
セロフィート
「 マオ、フルーツポンチを作ってください 」
マオ
「 はぁ?
フルーツポンチぃ? 」
セロフィート
「 はい♪
マオの作ったフルーツポンチが食べたいです 」
マオ
「 だったら一緒に作れば良いだろ 」
セロフィート
「 マオがワタシの為にワタシを想って作ってくれた特別なフルーツポンチが食べたいです。
作ってくれますね? 」
マオ
「 ………………しょ…しょうがないな(////)
其処まで言われたら作らない訳にはいかないじゃないかよ(////)
分かったよ。
セロの為にとっておきの特製フルーツポンチを作ってやるから待ってろ! 」
セロフィート
「 は~~い♪
待ってます 」
マオ
「 フルーツポンチの材料なんて有ったかな? 」
セロフィート
「 材料は揃えてます 」
マオ
「 …………用意が良いなぁ。
序でにオレのアイスちゃん達も出してくれよ 」
セロフィート
「 何を言いますか。
フルーツポンチにアイスを使います? 」
マオ
「 使わないけど…… 」
セロフィート
「 使わないなら、アイスは必要ないでしょう 」
マオ
「 それは…そうだけど…… 」
セロフィート
「 アイスは諦めてください 」
マオ
「 分かったよ…… 」
セロめぇ~~~~融通が利かないんだから!
オレは[ 居間 ]から[ 台所 ]に移動した。
──*──*──*── 台所
愛用のエプロンを着用したら、テーブルの上に置かれている材料と調理道具,調理器具を使って、美味しいフルーツポンチを作る作業に取り掛かった。
──*──*──*── 22時頃
セロフィート
「 マオ……ベッドに入って “ おやすみ10秒 ” だね 」
今夜はベッドに熟睡魔法を掛けておいたんだよね。
良い夢を見るんだよ、マオ。
夢の中で “ 入れ替わる前のセロフィート ” に会えると良いね。
明日の朝、君の反応が楽しみだよ、マオ。
喜んでくれると嬉しいなぁ。
君は豆粒って言ったけど、バスケットボールくらいで良いよね?
空からバスケットボールと同じ大きさの雹が降って来たら、きっと面白いよ、マ~~オ♥️




