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⭕ かき氷 1

◎ 読者の皆さん、御早う御座います。

  暇潰しに覗きに来てくださり、有り難う御座います。

  ダウンロードしてくださる読者さん、有り難う御座います。

◎ 今回は「 かき氷 」を食べたい気持ちを作品にぶつけてみました。

  悲しい事に家には、かき氷機が無いので作って食べれないんです。

  1度で良いからフワフワかき氷を食べてみたいです。


──*──*──*── 東京都米●市米●町米●横丁


──*──*──*── 犯罪天国都市・米●町


──*──*──*── 裏野ハイツ


──*──*──*── 102号室・1階


──*──*──*── リビング


マオ

「 暑いなぁ~~~~。

  暑さを感じない様(よう)にしてくれないかな、セロぉ~~~~ 」


セロフィート

「 何(なに)を言います。

  暑さを夏に感じなくて何(い)時(つ)感じます?

  夏ならではの暑さは夏にしか味(あじ)わえません。

  季節を感じられる暑さを楽しんでください 」


マオ

「 じゃあ、涼(すず)めるグッズとか出(だ)してくれよぉ~~。

  これじゃあ、夏バテしちゃうだろ。

  熱中症になっちゃうよ! 」


セロフィート

「 なりませんから安心してください 」


マオ

「 オレはぁ、快適に涼(すず)しく暮らしたいってのにぃ~~ 」


セロフィート

「 年(ねん)々(ねん)気温が上(あ)がって来(き)てますし、最(もっと)も電気代に悩まされる時期ですね 」


マオ

「 くぅ~~~~自分だけ涼(すず)しそうにしてぇ~~。

  セロこそ、夏の暑さを満喫してないじゃないか! 」


セロフィート

「 ワタシは人(セロ)形(フィート)です。

  元(もと)々(もと)暑さも寒さも感じません 」


マオ

「 くぅ~~羨(うらや)ましぃ~~~~ 」


セロフィート

「 今日(きょう)の最高気温は45度みたいです。

  今は42度ですから、日(にっ)中(ちゅう)迄に3度上(あ)がりますね 」


マオ

「 止(や)めてぇ~~~~。

  3度も上(あ)がらなくて良(い)いよぉ~~~~。

  こんなに暑いとスライムみたいに溶けちゃうよ…… 」


セロフィート

「 スライムは溶けませんけど 」


マオ

「 例えだって!

  そうだよ!

  セロ、スラリンだよ!

  冷や冷やに冷えたスラリンを出(だ)してくれよ!

  涼(すず)めるし、快適に過ごせるじゃんか 」


セロフィート

「 はぁ?

  出(だ)しませんし 」


マオ

「 何(なん)でだよぉ~~ 」


セロフィート

「 暑さに耐えるマオを見たいからです♥️ 」


マオ

「 性(しょう)悪(わる)ぅ~~ 」


セロフィート

「 誰が性(しょう)悪(わる)ですか。

  暑さに苦悶するマオを見れるのは夏だけです。

  夏らしい楽しみ方(かた)でしょう♪ 」


マオ

「 オレヘの優しさが欠片も感じないんだけどぉ!? 」


 セロめぇ~~~~。


 「 暑さに苦悶するオレを見るのが楽しみ 」なんて──、暑さで性(しょう)根(ね)が腐っちゃったんじゃないか?


 人(セロ)形(フィート)に性(しょう)根(ね)が有るのか分からないけどな~~。


 はぁ…………縁(えん)側(がわ)も有るし、タライに氷でも入(い)れて涼(すず)むかなぁ……。


 風鈴は──チリンチリン煩(うるさ)いから付けなくて良(い)いかな。


 キンキンに冷えたスイカを食べながら──って、スイカなんて有ったかな?


 アイスでいっかぁ~~。


 動きたくないけど、涼(すず)みたいしなぁ……。


マオ

「 セロ、金(かな)ダライを出(だ)してくれよ 」


セロフィート

「 何(なに)に使います? 」


マオ

「 冷水で足を冷やすんだよ。

  水と氷はオレが出(だ)すからさ 」 


セロフィート

「 はいはい 」


マオ

「 後(あと)はアイスだな。

  ドデカいアイスを買って有った筈だけど── 」


 オレは[ 台所(キッチン) ]へ移動する。


 冷凍庫を開(あ)けて、ファミリー用のドデカいアイスを探すけど、見当たらない。


 買いだめをしといたオレのアイスちゃん達の姿も無い。


 どゆことだよ!


マオ

「 嘘だろぉ~~!

  オレのアイスちゃん達が1つも無いんだけどぉ!! 」


セロフィート

「 昨日(きのう)、特大パフェを作って食べたのは誰です? 」


マオ

「( ゜д゜)ハッ!

  オレだぁ~~~~!!

  そうだったよ!

  『 明日(あした)買いに行けば良(い)いや 』ってアイスを使い込んだんだ!

  何(なに)してくれちゃったんだよ、昨日(きのう)のオレぇ~~~~!! 」


セロフィート

「 ワタシは止(と)めましたよ 」


マオ

「 ………………そうだっけ? 」


セロフィート

「 暑さで正(しょう)気(き)を失ってました。

  昨日(きのう)のマオも中(なか)々(なか)楽しめました♪ 」


マオ

「 正(しょ)気(き)を失ってたオレで楽しむなよ!

  アイスが無いなら変わりの物を探さないとじゃんかよぉ~~ 」


セロフィート

「 楽しいですね、マオ 」


マオ

「 見てるセロだけな! 」


セロフィート

「 折角ですし、かき氷(ごおり)を作るのはどうです? 」


マオ

「 かき氷(ごおり)? 」


セロフィート

「 氷(こおり)は魔法(マジック)で出(だ)せば良(よ)いでしょう 」


マオ

「 かき氷(ごおり)……ねぇ 」


セロフィート

「 昔ながらの粒の粗いザクザク氷(ごおり),少しだけ粒が小さくなったシャリシャリ氷(ごおり),進化したサラサラ氷(ごお),最先端のフワフワ氷(ごおり)を作れる氷(こおり)機(き)を出(だ)しましょう 」


マオ

「 そんな氷(こおり)機(き)が有るのかよ? 」


セロフィート

「 《 セロッタ商会 》で業務用に開発しました。

  キノコン達の努力の結晶です 」


マオ

「 そう言えば『 夏は稼ぎ時(どき)ですエリ~~ 』って言ってたな。

  でもさ、業務用の氷(こおり)機(き)なんてデカくて場所を取るから[ 居間(リビング) ]に入(はい)らないんじゃないのか? 」


セロフィート

「 業務用の氷(こおり)機(き)は家庭用より少し大きいだけです。

  テーブルの上(うえ)に置けます 」


マオ

「 かき氷(ごおり)に掛けるシロップは有るのか? 」


セロフィート

「 はて?

  シロップなんて必要です? 」


マオ

「 要(い)るよぉ!!

  何(なに)も付けずに食べろってのかよ? 」


セロフィート

「 素材の味(あじ)を楽しみましょう 」


マオ

「 氷(こおり)の味(あじ)なんて楽しみたくないよ!

  オレはシロップを掛けて食べたい! 」


セロフィート

「 そう言わずに。

  シロップに頼らず、素材の味(あじ)を味(あじ)わってみてください 」


マオ

「 どんな鬼畜プレイだよ、それぇ~~~~ 」


 兎も角、セロは〈 テ(原質)フ(の源(みなもと)) 〉を構成して氷(こおり)機(き)を出(だ)してくれた。


 この1台の氷(こおり)機(き)で、ザクザク氷(ごおり),シャリシャリ氷(ごおり),サラサラ氷(ごおり),フワフワ氷(ごおり)が作れるらしい。


 稼ぐ為に頑張ったんだな、キノコン達──。


 別に稼ぐ必要なんて微塵も無いんだけどな!


マオ

「 えぇと……コンセントが無いけど? 」


セロフィート

「 原動力(りょく)は〈 テ(原質)フ(の源(みなもと)) 〉です。

  電気代は1円も掛かりません 」


マオ

「 エコぉ~~。

  氷(こおり)は? 」


セロフィート

「 氷(こおり)を補充する手(て)間(ま)を省(はぶ)く為、常(つね)に清潔で安全な食用氷(ごおり)が補充される仕様にしてます。

  ボタンを押せば、自動で氷(こおり)を削ってくれる優(すぐ)れものです 」


マオ

「 すげぇ…… 」


セロフィート

「 ボタンを1つ押せば、カップに1種類の氷(こおり)が削(けず)られます。

  ボタンを2つ押せば、カップに2種類の氷(こおり)が削(けず)られます。

  ボタンを3つ押せば、カップに3種類の氷(こおり)が削(けず)られます。

  ボタンを4つ押せば、カップに4種類の氷(こおり)が削(けず)られます 」


マオ

「 種類の違う氷(こおり)を1つのカップで楽しめるって事かよ!

  何(なん)か凄いな~~ 」


セロフィート

「 カップは4種類、用意してます。

  1種類用,2種類用,3種類用,4種類用と有ります。

  自由に氷(こおり)の組み合わせを楽しんでください 」


マオ

「 凄いな~~。

  因(ちな)みに値段は? 」


セロフィート

「 1種類カップは300円,2種類カップは500円,3種類カップは700円,4種類カップは900円です。

  全(すべ)て税込み価格です。

  シロップも掛けませんから、1.000円しません 」


マオ

「 税込み価格なのは嬉しいサービスだと思うけど、シロップを掛けないで提供するのか? 」


セロフィート

「 氷(こおり)本来の素材の味(あじ)を楽しみながら喉を潤(うるお)してほしいからです。

  シロップを使わなければ、シロップ代が浮きますし 」


マオ

「 確(たし)かにな……。

  シロップを使うとゴミも増えるもんなぁ……。

  でもさ、ゴミならスラリンに消化させれば良(い)いじゃんか 」


セロフィート

「 不(ふ)純(じゅん)物(ぶつ)を入(い)れない氷(こおり)を食べる事で、体内の毒素を排泄し易い状態へ持っていけます 」


マオ

「 シロップを “ 不(ふ)純(じゅん)物(ぶつ) ” って言わないでほしいな! 」


セロフィート

「 不(ふ)純(じゅん)物(ぶつ)でしょうに。

  特殊な氷(こおり)を使ってますから、体内の掃除をしてくれます。

  体調が良(よ)くなれば、客数も増えます 」


マオ

「 “ いけないピー ” を混ぜてる氷(こおり)を使ってるって事か? 」


セロフィート

「 人体に無害な薬(くすり)を使ってます。

  夏は実験に適した季節です♪

  実験台(モルモット)にも困りませんし 」


マオ

「 酷(ひで)ぇ……。

  でも、セロらしいな 」


 折角オレが気を使って言葉を濁したのに “ 薬(くすり) ” って言っちゃってるしぃ~~。


マオ

「 暑さを何(なん)とかしたい人間が、かき氷(ごおり)の列に自分から並んでくれて、お金(かね)を払って実験台(モルモット)になってくれる。

  美(お)味(い)しそうに “ なんちゃってかき氷(ごおり) ” を食べてくれて、また列に並んで買ってくれる──。

  ヤバいエンドレスループの出来上(あ)がりじゃないか 」


セロフィート

「 それも夏限定です。

  夏が終われば、かき氷(ごおり)に使っていた氷(こおり)を液体にしたボトル販売します。

  身体(からだ)が欲する水が販売されれば、挙(こぞ)って買いに来(く)るでしょう。

  そのまま飲んでも良(よ)いですし、氷(こおり)にしても良(よ)いです。

  水道水の変わりに料理に使っても良(よ)いです。

  水を飲んで健康を保(たも)て、予防が出来るなら、喜んで飛び付いてくれます♪ 」


マオ

「 季節を跨(また)いで酷(ひで)ぇ!!

  夏はかき氷(ごおり)に依存させて、秋からは水に依存させるなんて── 」


セロフィート

「 商売は楽しいでしょう、マオ 」


マオ

「 楽しいのはセロとキノコンだけだろ~~ 」

◎ 訂正しました。

  暑さに苦悶するオレを見るのが楽しみなんて──、─→「 暑さに苦悶するオレを見るのが楽しみ 」なんて──、

  チリンチリン煩(うる)いから ─→ チリンチリン煩(うるさ)いから

  2種類の氷(こおり)が削(けず)られます。─→ カップに2種類の氷(こおり)が削(けず)られます。

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