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⭕ 舞い散る桜に想いを馳せて 6


──*──*──*── 数日後


 全国各地に在る朝●新聞社の建物が地(じ)盤(ばん)の不(ふ)同(どう)沈(ちん)下(か),地(じ)盤(ばん)陥(かん)没(ぼつ)で一(いっ)斉(せい)に倒(とう)壊(かい)した内容が全国のニュースで報道された。


 視聴者の中には「 天罰が下(くだ)ったんだ! 」って言う人が意外と多くて、ネットでも大(おお)いに盛り上(あ)がっていて賑(にぎ)わっているらしい。


 当然、朝●新聞社を庇(かば)うコメントをする視聴者やリスナーも居(い)る。


 そのニュースの中で1番、物(ぶつ)議(ぎ)を醸(かも)し出(だ)していたのは、一(いっ)斉(せい)に倒(とう)壊(かい)に巻き込まれた被害者達だ。


 何(な)故(ぜ)か被害者達は、臓器ビジネスの被害者として名前が上(あ)げられていた。


 被害者達の遺体が発見されると、遺族の元へ帰される前(まえ)に解剖をされる事になるらしい。


 その解剖した時(とき)に、不自然にも遺体から臓器が抜かれている事が発覚したらしい。


 どの遺体を解剖しても、必ず臓器が抜かれていて──、調べると朝●新聞社に入社してからの2年目以降に臓器が抜かれている事が解剖の検査で判明したらしい。


 抜かれている臓器は1つや2つでは無くて──、それを知った遺族の怒(いか)り様(よう)と言ったら、阿修羅の如(ごと)くだ。


 遺体が発見された遺族は『 自分達の元(もと)へ帰って来(く)るんだ 』って安堵すると思うんだけど──、帰って来(く)る遺体からだよ『 複(ふく)数(すう)の臓器が抜かれていました。◯◯◯臓器,◯◯◯臓器,◯◯◯臓器が抜かれている事が発覚しました 』って言われたらさ、遺族は何(なん)て思うだろう。


 「 臓器が抜かれてる?? どゆことだよ!? 」って疑問に思わないかな?


 然(しか)もだよ、その抜かれた臓器は、臓器ビジネスに使われていた可能性が有ってだよ、その臓器ビジネスに『 朝●新聞社が、ガッツリと関わっている疑いが有ります 』なんて言われたりしたら、遺族は朝●新聞社に対して殺意を抱いてもお(・)か(・)し(・)く(・)な(・)い(・)状況だと思うんだ。


 セロはや(・)ら(・)か(・)し(・)た(・)訳だよ。


 セロは臓器ビジネスを利用して、朝●新聞社を貶(おとし)めて嵌(は)めた訳だ。


 セロってばさ、朝●新聞社の偉いさん達が臓器ビジネスにガッツリと携(たすさ)わっていた証拠の資料をだよ、捜査に当たっていた刑事達に発見させてるんだぞ。


 セロが用意した資料は全部が捏造されたデマな資料な訳で──、それを知ってるのは用意したセロと真犯人を知ってるオレだけだ。


 朝●新聞社の偉いさん達が携(たずさ)わっている事になっている臓器ビジネスの被害者として、遺体で見付かった社員達の名前が上(あ)がっていて、お茶の間(ま)を騒がせる大事件に発展してしまっている。


 散(さん)々(ざん)、嘘っぱちな虚偽の記事を掲載して新聞を発行させていた朝●新聞社がだよ、『 臓器ビジネスには荷(か)担(たん)していません!! 携(たずさ)わっていません!! 関わっていません!! 臓器ビジネスは事実では無く、真っ赤な嘘であり誤報です!! 』って訴えたとして、一体何(ど)れだけの国民が朝●新聞社の主張を信じるだろうか──。


 嘘付き少年は、最後の最後には誰にも信じてもらえず、狼に襲われ、喰(た)べられてしまった話(はなし)がある。


 まさに現在の朝●新聞社はさ、嘘付き少年と同じ立場に立っている状況なんじゃないか──って思わずにはいられない。


 朝●新聞社の偉いさん達は、警察から事情聴取を受ける事になるんだろう。


 朝●新聞社に対して怒(いか)っている遺族に対して、朝●新聞社は一体どんな対応をするんだろうか……。


 セロ曰(いわ)く、臓器ビジネスってのはボロい程(ほど)儲かるらしく、臓器売買なんてのは裏社会で日常的に行(おこな)われているらしい。


 健康な臓器は高額で売買されるから、億万長者への近(ちか)道(みち)だと言っても過言ではないらしい。


 特に元気な子供の臓器なんて莫(ばく)大(だい)な利益を生(う)んでくれる金のタマゴなんだとか。


 セロめぇ、裏社会でガッツリと関わってるな!


 ガッポリしたいセロが、臓器ビジネスなんていう如(い)何(か)にも美(お)味(い)しいビジネスを見(み)逃(のが)す訳ないか。


 移植の為に臓器を必要とする患者が居(い)る限り、臓器の価値が下(さ)がる事はないんだとか。


 臓器売買の対象となるのは、体内の臓器だけじゃなくて、人体の様(さま)々(ざま)な部位も入(はい)るらしい。


 セロの場合は〈 テ(原質)フ(の源(みなもと)) 〉で構成した抜け殻(がら)の肉体から取り出(だ)した臓器を高値で売り付けてはぼ(・)っ(・)た(・)く(・)っ(・)て(・)る(・)んだろうけどな。


 購入する側が知る事のない事実だ。


 裏社会では大歓迎されている臓器ビジネスも、表社会では完全にとはいかなくてもアウトな部分が多い。


 そんなと(・)ん(・)で(・)も(・)な(・)い(・)臓器ビジネスと朝●新聞社が、太いパイプで繋(つな)がっている──なんて、無実の罪(つみ)を着せられて、大変な立場に追い込まれて窮(きゅう)地(ち)に立たされている。


マオ

「 ………………これから朝●新聞社は…どうなっちゃうんだろうな? 」


セロフィート

「 楽しみが増えましたね♪ 」


マオ

「 セロ………… 」


セロフィート

「 ふふふ… 」


マオ

「 楽しそうだな。

  程(ほど)々(ほど)にしてくれよ? 」


セロフィート

「 はいはい♪ 」


 あっ、これ駄目なパターンだな。


 春だから、セロも浮かれちゃってるのかな……。


 オレが確(しっか)り、セロの手(た)綱(づな)を握らないとだぞ!!


 楽しみ云(うん)々(ぬん)は横に置いといて、これからのニュース番組に注目だな。

◎ 訂正しました。

  一(いっ)斉(てい)に ─→ 一(いっ)斉(せい)に

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