✒ 遊園地デート 5
──*──*──*── 異界・出入り口
高速ババァが停まる。
高速ババァの背中から降りると、セロが居た。
シュンシュンは式神を自分の≪ 異界 ≫へ帰した。
マオ
「 セロ!
態々来てくれたのか? 」
セロフィート
「 マオに必要とされれば来ない訳にはいかないでしょう♪ 」
霄囹
「 今回は何を企んでやがるんだ? 」
セロフィート
「 随分な言われようですね。
今回は、ワタシに頼ってくれたマオに免じて咎めはしません 」
マオ
「 セロぉ(////)」
セロはオレの頭を撫でながら、失礼極まりないシュンシュンを大目に見てくれる。
セロフィート
「 優しいマオの想いを汲む為に来ました 」
マオ
「 オレの思い? 」
セロフィート
「 マオは子供達を家族に帰してあげたいのでしょう?
無事に帰って来た子供と再会させ、家族に安堵してほしいのでしょう? 」
マオ
「 あ…………うん(////)
そうなんだ……。
でも≪ 異界 ≫に入った人間は≪ 異界 ≫から出たら化け物に姿を変えてしまうから──、殺さないといけなくて…… 」
セロフィート
「 優しいマオが態々手を汚す必要はないです。
古代魔法を使えば、化け物に変貌する時期を遅らせる事は出来ます 」
マオ
「 そうなのか?
そんな事が出来るのか! 」
セロフィート
「 遅らせるだけですから、必ず化け物には変貌します。
ですから──、変貌する前に “ 人間のまま ” 人間として人生を終えさせる事になります 」
マオ
「 え? 」
セロフィート
「 事故死か病死か何でも良いです。
本来ならば “ 人間として ” 人生を終える事の出来ない子供達が、“ 人間として ” 人生の幕を降ろせるのです。
十分過ぎる慈悲でしょう 」
マオ
「 あ…… 」
霄囹
「 成る程、確かにな。
その方法を使えば、警察に恩が売れる──。
本来ならば、救出した子供達を≪ 異界 ≫から出した途端、子供達は化け物に変貌し、人間を襲い始めて《 遊園地 》は地獄と化すだろう。
そうなれば、警察に恩は売れなくなる。
救出した子供達を家族の元へ帰せない訳だからな 」
マオ
「 化け物に変貌する時期を遅らせる事が出来れば、《 遊園地 》は無事だし、遊びに来ている人達も無事に自宅へ帰宅する事が出来る。
何も起きないから警察からの要望も叶える事が出来るから、恩も売れる 」
霄囹
「 救出された日から数日後に何等かの事情で子供達がバタバタと死んだとしてもだ、事件を解決に導いたら僕等には何等責任は無いし、子供達の死とも無関係を貫ける。
警察の捜査に貢献した功績が有るから疑われる可能性は0ではなくとも低いと── 」
セロフィート
「 疑われない様にするなら、事故死と事件死で片付けた方が良いでしょう。
事件死の方が米●町らしいですね 」
マオ
「 化け物に変貌する前に態々、事件を起こして子供達を殺すのか? 」
セロフィート
「 ふふふ…。
事件を起こす為の大義名分が出来ましたね♥️
これで堂々と大手を振って事件を起こせますよ、マオ♪ 」
マオ
「 喜ぶな!
発作が始まっちゃったのかよ? 」
セロフィート
「 “ 発作 ” とは心外です。
人形に発作は起きません 」
マオ
「 何が事件を起こす為の “ 大義名分 ” だよ!
大義名分が無くても気分で事件を起こしてるだろが! 」
セロフィート
「 マオの為に御膳立てをしただけです。
喜んでください♪ 」
マオ
「 喜べるかよ!
オレの心境は複雑だよ…… 」
セロフィート
「 気に入らなければ、子供達の遺体を家族と対面させれば良いです。
[ 観覧車 ]から消えた我が子が冷たい遺体となって帰って来たら、家族は大いに悲しむ事でしょう。
『 あの日、《 遊園地 》へ行かなければ── 』『 あの日、[ 観覧車 ]に乗らなければ── 』その様に自分達を批難し責める遺族も現れるでしょう。
子供を亡くした事が原因で《 遊園地 》へ行けなくなる遺族,[ 観覧車 ]に乗れなくなる遺族も現れるでしょう 」
マオ
「 ………………それは…… 」
霄囹
「 でもまぁ、遺体が家族の元へ帰って来ない事件なんて幾らでも有るんだ。
遺体が帰って来るって事は “ 恵まれてる ” って事だ。
贅沢や文句を言うのは御門違いだし、甚だしい事だ。
どっちでも良いんじゃないか? 」
セロフィート
「 マオが決めてください♪ 」
マオ
「 楽しそうに言うなよぉ~~ 」
結局、オレが選んだのは、生きた状態で子供達を家族の元へ帰して、再会を喜んでもらう方だった。
選択肢なんて有って無い様なものじゃないか!!
そんな訳で、セロが気を失っている子供達に古代魔法を掛けてくれた。
蜘蛛の糸は〈 テフ 〉で変換してくれたし、肉体
脱ぎ捨てられていた衣類も古代
セロフィート
「 救急車の手配もしときました。
受け入
此
マオ
「 セロ、其
何
セロフィート
「 勿論、警察に恩を売る為に決まってます♪
受け入
マオ
「 セロ……(////)
有
セロフィート
「 ふふふ…。
愛
派手な花火を打ち上
マオ
「 ……………………感動したオレの気持ちを返せぇ! 」
霄囹
「 やっぱりセロフィートだな 」
シュンシュンは≪ 異界 ≫の出
──*──*──*── メリナザード遊園地
──*──*──*── 観覧車
≪ 異界 ≫から救出した子供達は、予
子供達は用意されていた担架に乗せられて救急車へ運ばれて行く。
阿
救急車へ運ばれる子供達に無事を喜ぶ拍手が送られる。
直
最後の1人が担架に乗せられて救急車へ運ばれて行く。
シュンシュンは手伝ってくれた牛
シュンシュンめぇ、ちゃんと御礼を言いたかったのに!!
一
手に持っている資料は、子供達を受け入
霄囹
「 子供達を連れ去っていた犯人──怪異は退治した。
今
子供達も無事に救出する事が出来たし、これで依頼は達成か? 」
細透刑事
「 はい!
バッチリです! 」
喬嵜刑事
「 有
まさか犯人が妖怪だったなんて── 」
霄囹
「 妖怪じゃなくて怪異な。
報酬は《 陰陽師4
5日
期
ちゃんと伝えとけよ 」
細透刑事
「 分かりました。
確
喬嵜刑事
「 お蔭で1つの事件が解決しましたね!
お疲れ様
霄囹
「 報酬額を弾
子供達を宜しく頼むぞ 」
細透刑事
「 任せてちょうだい。
ご家族も喜ばれるわ!
本
細
霄囹
「 依頼も解決したし、帰るか 」
マオ
「 そだな。
──セロが居
態
霄囹
「 転移魔法を使って来
もう直
マオ
「 もうそんな時間なんだな…… 」
シュンシュンとオレは《 遊園地




