⭕ 遊園地デート 4
蜘蛛の怪異が容赦無く襲い掛かって来る!!
オレは水魔法と氷魔法を纏わせた魔具刀で蜘蛛の怪異を攻撃する。
水を纏わせた魔具刀で斬って、斬り口から凍らせたら、蹴りで粉砕する。
咄嗟に思い付いた水氷魔法だ。
シュンシュンも式神に指示を出し、蜘蛛の怪異を倒している。
巻き添えを喰らわないように気を付けないとだ!!
マオ
「 ふぅ……大分、数を減らせたかな? 」
霄囹
「 更に奥へ進むぞ。
式神を先に行かせる 」
マオ
「 未だ奥が有るのか? 」
霄囹
「 大方、此処は餌を保管する場所だ。
奥にボスが控えている筈さ 」
マオ
「 もう蜘蛛はウンザリだよ。
当分、蜘蛛の怪異は相手にしたくないな…… 」
霄囹
「 進むぞ 」
シュンシュンに指示された式神が前に出て壁になって進んでくれる。
暫くは魔具刀を振るわなくて良さそうだ。
前から現れる蜘蛛の怪異は式神が瞬殺してくれるから、体力を温存させる事が出来て助かる。
後ろから襲って来る事はないみたいだ。
マオ
「 しっかし、シュンシュンの式神って本当で戦闘力高いよな。
殺意と殺気も半端無いしさ 」
霄囹
「 それだけ僕が “ 優れてる ” って事さ!
主人を守護る為に使う式神だからな。
戦闘力皆無の弱い式神なんて話にならないだろ 」
マオ
「 オレを守護る為の式神…… 」
霄囹
「 マオが僕の主人になった事で、式神の存在意義も変わったのさ。
式神にもマオが僕の主人って事は分かるからな、駄犬みたいにお前に尻尾を振るって訳さ 」
マオ
「 そうなんだ 」
霄囹
「 式神達はマオを気に入ってるからな、仮に僕が傍に居なくても、自ら体を盾にして衛ってくれるぞ。
覚えておけよ 」
マオ
「 うん…… 」
霄囹
「 玄武,幻夢の式神も同様だ。
いざとなれば、主人の玄武,幻夢が不在時でもマオを衛ってくれる筈だ 」
マオ
「 そうなんだ?
覚えておくよ。
教えてくれて有り難なシュンシュン 」
霄囹
「 それだけマオの存在は “ デカい ” って事さ。
何せ≪ エルゼシア大陸 ≫を支配し統べる〈 皇 〉だもんなぁ 」
マオ
「 当分〈 皇 〉にはならないけどな…… 」
話ながら歩いていると前を進んでいた式神が止まる。
霄囹
「 マオ、ボスと御対面だぞ。
気を引き締めて行くぞ!
式神を追加召喚してやるから、確り袋叩きして弱らせろよ 」
マオ
「 言い方ぁ~~ 」
シュンシュンが式神を追加召喚してくれる。
現れたのは午頭鬼の式神と馬頭鬼の式神だ。
この2体も戦闘力が高くて、手に持っている鋭いトゲトゲの付いた鉄棒には猛毒が仕込まれているらしい。
トゲトゲの先端から猛毒が体内へ流れ込み、猛毒が内側から蝕むらしい。
そんな危険過ぎる式神2体を仲間に加えて、ボスを袋叩きをしないといけない訳だ。
今から気が滅入って仕方無い。
本来の力をセロに封印されていて、発揮が出来ない現在のシュンシュンが怪異を下して使役する為には、使役対象となる怪異を虫の息になる迄、追い込んで弱体化させる必要が有る。
シュンシュンを裏切らず、絶対服従して未来永劫従順に従う気持ちになる迄、痛め付けないんだから、心が痛んで仕方無い。
これも眷属の主人としての義務なんだろうか……。
そんなこんなで、オレは3体の式神達と共にボスを容赦無く痛め付けた。
かなりしぶとくて随分と苦労したけど、何とか弱体化させる事に成功した。
瀕死状態でズタボロで今にも天に召されそうなボスから強引に真名を奪い、強制的に下すと、難なく使役をして式神にしてしまった。
霄囹
「 また強い式神をゲットしたぞ! 」
マオ
「 良かったな、シュンシュン…… 」
霄囹
「 此処で用事は済んだ。
戻るぞ 」
マオ
「 うん。
残ってる問題は救出した子供達だな。
このまま≪ 異界 ≫から出したら《 遊園地 》が惨劇に見舞われる事になるんだよな…… 」
霄囹
「 気を失ってる間に、一思に殺っちまって、“ 既に死んでた ” って事にするのが1番なんだがな── 」
マオ
「 オレは嫌だぞ!
怪異に連れ去られただけの子供達を殺すなんて── 」
霄囹
「 何言ってんだよ。
今迄、散々殺して来ただろが 」
マオ
「 それは──、改心しない救い様の無い悪者ばっかりだからな!
無抵抗の人間は殺ってないから! 」
シュンシュンと言い合いと押し問答を繰り返しながら《 洞窟 》から出る。
外では高速ババァが待ってくれていて、周囲には高速ババァに襲い掛かったであろう怪異の死骸が山積みとなっていた。
高速ババァは速いだけじゃなくて、相当強いらしい。
バイク化してくれた高速ババァの背中にシュンシュンと一緒に乗る。
シュンシュンが指示を出すと高速ババァは「 待ってました❗ 」と言わんばかりに走り出した。
◎ 訂正しました。
未来永劫従順に従う気持ちになる迄、─→ 未来永劫従順に従う気持ちになる迄、




