⭕ 遊園地デート 1
──*──*──*── 東京都米●市米●町米●横丁
──*──*──*── 犯罪天国都市
──*──*──*── 遊園地
オレは今、シュンシュンと一緒に “ メリナザード ” という名前の《 遊園地 》へ来ている。
どうせなら、セロと来たかった……。
何が悲しくて、性別反転したシュンシュンとデートしないといけないんだか──。
とはいえ、刑事さんに頼まれた依頼らしいから仕方無い。
最近のセロは「 警察に恩を売りましょう 」って言ってるしな~~。
握ってる警察の弱味を上手く使う為の建前だと思うけど──。
惷麗
「 マオ、何してんだ!
早く来いよ!
トロピカルアイスが売り切れたらどうするんだ! 」
マオ
「 開園したばっかりで売り切れる訳ないだろ…… 」
可愛くオシャレにデートコーデしたシュンシュンがトロピカルアイスの為に怒っている。
マオ
「 刑事さんと待ち合わせしてるんだろ。
アイスなんて買ってる場合かよ? 」
惷麗
「 何言ってるんだ!
《 遊園地 》に来て、トロピカルアイスを食べない奴が有るか!
名物スイーツだぞ 」
マオ
「 捜査協力するんだろ~~ 」
トロピカルアイスの《 屋台 》の前でシュンシュンが急かす。
既に疲れがどっと出てる気がする~~。
シュンシュンにトロピカルアイスを買う。
マオ
「 それにしても、何で性別反転する必要が有るんだよ。
警察からの依頼なんだろ 」
惷麗
「 デート捜査だぞ。
男同士でデート捜査する気かよ。
マオが女装してくれたのか? 」
マオ
「 な゛っ?!
何でオレが女装しないといけないんだよ(////)」
惷麗
「 そう言うと思って、僕が性別反転してやったんじゃないか。
感謝しろよな!
トロピカチュロルも買えよ 」
マオ
「 トロピカチュロル?? 」
惷麗
「 《 遊園地 》の名物スイーツの1つだ! 」
マオ
「 はぁ……。
シュンシュンはオレに集ってばっかだな…… 」
惷麗
「 デートだぞ!
デートで男が女に金を出させるってのか?
甲斐性無しのケチ臭い男は見限られて捨てられるだけだぞ 」
マオ
「 シュンシュン──、自分の事を例えに出して教えてくれるなんて、偉いな 」
惷麗
「 何だとぉ!?
僕が “ 甲斐性無しのケチ臭い男 ” な訳ないだろ! 」
マオ
「 自覚してないのかよ…… 」
シュンシュンに駄々を捏ねられて、トロピカチュロルまで買わされた。
どうやら刑事さん達と待ち合わせる時間は未だ後らしく、《 遊園地 》に到着したらシュンシュンのLINEに連絡が入る事になっているらしい。
それ迄は《 遊園地 》を楽しむ自由時間らしい。
マオ
「 それで開園時間に間に合う様に来たのかよ…… 」
刑事さんからLINEが来る迄、時間一杯にシュンシュンから連れ回された。
マオ
「 シュンシュン……未だ刑事さんからLINE来ないのか? 」
惷麗
「 マオ──。
お前、さっきからそればっかだな!
ちゃんと僕をエスコートしろよ!
役者の経験なんて無いんだから、即興で演技なんて出来ないだろ! 」
マオ
「 え? 」
惷麗
「 お前が僕並みに演技が出来るなら── 」
マオ
「 シュンシュン──もしかして……オレの為に??
オレに演技の練習をさせる為に?? 」
惷麗
「 当たり前だろ!
僕はプロだ。
歌って踊って役者も完璧な陰陽師アイドルだぞ!
僕に釣り合わない演技を許せると思うのか!!
僕の辞書には “ 妥協 ” の文字は無いんだよ!! 」
マオ
「 ………………お…おぅ……シュンシュンの期待に応えれる様に最善を尽くすよ… 」
惷麗
「 その意気込みを忘れるな!
そうと決まれば、残りのアトラクションを制覇するぞ!! 」
マオ
「 何でアトラクションを制覇する流れになるんだよ!?
演技の練習は?? 」
惷麗
「 本番さながらのリハーサルだと思えよ 」
そんな訳で、容赦無くシュンシュンに園内を連れ回される事になった。
マオ
「 えぇと……後乗ってないアトラクションは──観覧車か。
観覧車は── 」
《 遊園地 》のパンフレットを広げて観覧車を探す。
惷麗
「 マオ、刑事からLINEが来たぞ。
待ち合わせ場所へ向かうぞ 」
マオ
「 やっと来たんだ?
もう14時だよ 」
丁寧に折り畳んだパンフレットを魔法のポーチの中へ入れる。
シュンシュンの後を追って、連絡をくれた刑事さんと決めた待ち合わせ場所へ移動する。
──*──*──*── 待ち合わせ場所
[ 待ち合わせ場所 ]へ到着すると、私服姿の男女の刑事さんが手を振ってくれる。
めっちゃ《 遊園地 》を堪能してたのが分かる姿をしてるぅ~~。
マオ
「 えと……実は刑事さん達も待ち合わせ時間になる迄、アトラクションを満喫してたのか? 」
惷麗
「 当たり前だろ。
パンフレットの地図だけじゃ心ともないだろ。
実際に足を運び、目で見て確認するのは捜査の基本だ 」
マオ
「 そう…だよな……。
それで《 遊園地 》で起きてる事件って、どんな事件なんだ? 」
刑事:女
「 座って話すわ。
メリナポップコンを食べながらね★ 」
惷麗
「 僕はイチゴ味にするぞ 」
刑事:男
「 僕はキャラメル味かな 」
刑事:女
「 私はトロピカル味にするわ。
貴女は何味にするの? 」
マオ
「 えと……ハチミツバターかな? 」
刑事:女
「 OK!
喬嵜君、4人分買うわよ 」
喬嵜刑事
「 はい!
細透さん先輩♪ 」
細透刑事
「 貴女達は座って待っていて 」
惷麗
「 任せた!
ほら、マオ──。
席を確保するぞ! 」
マオ
「 あ…うん…… 」
シュンシュンに手首を引っ張られて空いてる席に向かう。
野外の席には日除け用に巨大なパラソルが付いている。
テーブルの真ん中に穴が空いていて、パラソルの棒が通っている。
地面にはパラソルの棒が動かない様に固定されている。
シュンシュンと一緒に椅子に腰を下して、細透刑事,喬嵜刑事を待つ事にした。
マオ
「 今回はシュンシュンも事件の内容を聞いてないんだな。
珍しい事も有るもんだな 」
惷麗
「 上司から現場で話す様に言われたらしいぞ 」
マオ
「 へぇ?
上司から口止めされてる事件か──。
一寸気になっちゃうな 」
惷麗
「 魔具刀は持って来てるんだろうな? 」
マオ
「 勿論だよ。
魔法のポーチの中に入れてるよ。
シュンシュンこそ御札とか持って来てるのか? 」
惷麗
「 当たり前だろ。
僕はプロだ。
商売道具は常に持ち歩いてるぞ 」
シュンシュンと話ながら待っているとポップコンを持った細透刑事,喬嵜刑事が歩いて来た。
◎ 訂正しました。
ハチミチバターかな? 」─→ ハチミツバターかな? 」




