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サラリーマンの異世界奮闘記(仮)  作者: アリス工房(仮)
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27.古代龍の報酬と思わぬ帰還

いつもお世話になりますアリス工房(仮)です



一瞬の平穏な日々を見逃さず、書き込んだのが今回の話しです。

夜明けの時のテンションは、恥ずかしくて見せられません。




視界がクリアになるに連れてここが元の祠に帰ってきたと実感する。今回は行く前の出来事を身を持って学んだことから、二人には酔い止め薬を飲んで貰う。お陰で前回のような惨劇にはならず、ホッとした二人のお嬢さん達。


「良くぞ戻られた人間達よ!」古代龍は相変わらずの威厳と言う名のオーラをまき散らしながら話しかけて来る。


「約束の品です」俺は、アイテムウインドから龍の泉で汲んだ水が入っている、一升瓶のような入れ物を古代龍の前に置く。


一升瓶は独りでに空中に浮き魔法陣の中に吸い込まれると数秒後、魔法陣の中から野球のボール位ある透明なクリスタルが召還される。どういう仕組みなのか解らないが、恐らく泉の水は回復する為の素材のような物らしい。


クリスタルは古代龍の頭上まで移動すると、光輝き古代龍の傷口が逆再生を見るかの様に塞がってゆく。俺たちはその光景をポカンと見ている。

数分間の光再生ショーを見終わり、完全回復した古代龍が話し始める。


「礼を言わせて貰う、人間達よ。まさか、そなた達だけであの魔族を倒してしまうとは!そなた達の強さは少なからず解ってはいたが、此処までとは驚いた!」

率直な感想を述べる古代龍に対して

「あなたも随分ですよね。泉に魔族が居るのを解ってて俺たちに依頼した!違いますか?」


「お見通しのようだな。如何にも!魔族の存在には気づいていた。そなた達の強さを肌で感じ、魔族がいても泉の水を持ち帰る位は出来ると思い敢えて言わなかったのだ。」


「天界人の存在にも気づいていたのかしら?」

ミランダさんの質問に 古代龍は


「有無!万が一に備え、そなた達の戦いの手助けをして貰う為、我が呼び寄せた」

なるほど、通りでタイミングが良い訳だ。もう会うこともないし、この件はコレで良しとしよう。さて、ここからは交渉だ、果たして旨く行くかどうか!


「それでは、依頼の報酬を受け取りたいのですが良いですか?」


「無論だ!我の一族に契約破棄などあり得ぬ。何なりと申して見ろ、大概の願いは聞き入れられるぞ!」その言葉を聞いた俺は、アイテムウインドのLINK欄からある物を取り出す。


ひび割れた最強の盾!


ユーリの魔力に耐えきれず、壊れてしまった盾を古代龍に見せる。

「あっ。ナツメさん、私の盾をどうして?」

俺の行動を不思議に思うユーリ。


「この、壊れた盾を元に戻して貰いたい。イヤ!前よりも強く、世界最強の盾を作ってほしい!」その言葉を聞き、呆然とするユーリ。


「スミマセン。これしか思いつかなかったです」苦笑いをする俺にミランダさんは

「そうね、それが一番の願いだわ。私達がここに居られるのもその盾のお陰よ」

二人の言葉を聞いたユーリは、ポロポロと泣きながら俺たちに抱きついてくる。


「ありがとう!二人とも、大好きです!」


ワンワン泣きじゃくるお子さまを、優しく撫でるミランダさんと微笑む俺。やっぱりユーリはショボクレ顔より、笑った顔のが良い!


「そなた達の願い、聞き入れた!」

古代龍の一言が切っ掛けに、ひび割れた盾が魔法陣の中に吸い込まれる。数分間待たされるとユーリの目の前に突然、魔法陣が現れる。そこから、ヒビの入った盾が生まれ変わった姿で召喚された。


煌びやかな白銀の盾!丸い円上の形の中に紋章が刻まれている。大きさこそ以前の物と変わらないがその存在感が前の盾に比べて段違いだ!


「材質は我が一族の中で、秘匿とされている素材が使われておる。人間の少女よ名は何と申す?」


「ゆ、ユーリと申します」つられるユーリちゃん(泣き顔)


「有無、ユーリよ!そなたの盾!最強の名に相応しく我が力を刻み込もうぞ!」

何やら呪文を唱え出す古代龍。すると、盾に画かれた紋章が光り始める。それに呼応するかのごとくユーリの周りが光り輝く。辺り一面が一瞬、光を放つとユーリの手元に最強の盾が……!


ユーリはそっと目を見開き、盾を受け取ると両手に掲げ 嬉しさの余り歓喜する。

「つ、つ、ついに!私の前にドラゴン最強の盾がぁ!」膝立ちで盾を掲げる姿は何と言うか、前にも見た気がする。


「その盾は我の力が備わっている。無論、お主の魔力にも十分耐えられる程の力がある。文字通り最強の盾だ!」古代龍の一言に、キャーとか良いながらピョンピョン跳ねるユーリちゃん(完全復活)


「人間の女!そなたの名はなんと申す」イキなりの質問におねいさんは

「えっ、私?ミランダよ!」急に降られて焦って答えるおねいさん。


「ミランダよ、そなたにはコレを授けよう」

ミランダさんの前に、菱形のクリスタルがはめ込まれたイヤリング。同じく、大きさは異なるが同じ形のクリスタル。その中に、ユーリの盾に画かれている紋章が刻まれたペンダントを渡すと

「ミランダよ、そなたは不思議な魔法で魔力を大幅に増大させ、複数の魔法を発動出来るようだが、我の見た限り長く持続出来ない。そうであろう!」


古代龍が言うには、イヤリングとペンダントは元の魔力を大幅に増大させる効果と、超ミランダさんの継続時間を延長させる効果がある物らしい。


何で?二人に褒美をくれるのか聞いてみると、俺たち三人は今後、魔族相手の貴重な戦力になると判断したらしく少しでもパワーアップさせたい様だ。


俺は何が貰えるか期待していると、転移クリスタル(最果ての島に行くのに使った奴)を貰った。あれ?俺だけパワーアップ的な奴、無いんですけど!


抗議しようと言い掛けると、古代龍は急に念話を使い心の声で話し始める!

「異世界の人間よ!これからもこの二人を導き、この世界の安定をよろしく頼むぞ!」

あれ?バレてませんか!俺の秘密。冷や汗を掻きながら渋々抗議を諦めるのであった。


ハシャぎまくりのユーリちゃん。満更でもない、おねいさんは古代龍にお礼を言う。


俺が貰った転移クリスタルは、クリスタルを持った状態で魔法陣を作成すれば何処にいてもその場所へ移動できる優れ物!魔法陣の大きさは決まっているが三人なら余裕で入れる大きさだ。

設置個数は特に制約が無く幾らでも設置出来るようで、複数設置した場合は、移動したい場所をイメージ出来れば良いとのこと。使い方次第で結構、万能アイテムになるな!


使い方の説明を聞いた俺たちは、早速設置したい場所があるので急いで帰ろうとしたら何と!古代龍がその場所まで送ってくれると言い出した。ただし、定員は二名様限り。


ミランダさんは屋敷に戻るので当然行くとして残りの一人だが、俺のことを上目づかいで見つめるお子さまを一人置き去りする訳にも行かないので、ミランダ邸には二人で行って貰うことにした。


俺は一人になり、この先にあるディセリア町へと向かう。そこで、二人と合流する手筈となった。


「ユーリは、あんまりハシャいで落ちるなよ。それから、ミランダさん。お子さまの事、お願いします」

二人に言うと古代龍に跨がった二人は


「任せて頂戴。それと、私がいないからって、浮気とかしたらおねいさん。許さないわよ!」

「そんな恐ろしい事、しませんよ!」引きつりながら答える。

「はーい。いってきまーす!」ユーリは遠足にでも行くようなのんきな返事をする。

二人を乗せた古代龍は、空高く舞い上がるとコルセア町に向かって飛び立つのであった。


一人になった俺……。さっそく、町に向かう…………訳もなく、実家(会社)に帰るため素早く山田さん(女神様)に連絡を取るのであった。


用件を伝え現在フリーな事を説明し、会社に転送された俺は久しぶりに見る会社のボロッちいエレベーターの中にいる。


見慣れた風景が妙に懐かしく感じるのと、これから簡単に報告書を提出しこのまま帰る気満々だ。町まで二・三日は掛かる予定だから、俺は二日ほど休暇を取るつもりでいる。溜まっているテレビ番組やマンガやゲームなど有意義に過ごしたい。


働いたら負け!と、どこぞのアイドルも仰っているし、勝ち組になるぞーと意気込んで職場に戻ると思わぬ展開に遭遇し当然の如く巻き込まれるのであった。


やっぱり俺は、巻き込まれる運命にあるのね!





降って湧いた様な展開に、浮かれるサラリーマン!

しかし、世の中そんなに甘くは無い。当然の如く、厄介ごとがやって来るのであった。


サラリーマンは、会社に戻っても奮闘します。




皆様の暇つぶしに少しでもなれたら幸いです

それではまた次回

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