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サラリーマンの異世界奮闘記(仮)  作者: アリス工房(仮)
27/72

26.龍の泉での戦い!魔族との遭遇!

いつもお世話になりますアリス工房(仮)です




不定期投稿となり申し訳ありません。全ては年度末が悪いのです!私の平穏な日々を返して下さい!

スミマセン愚痴りました……。



翌朝、キャンプ地を後にした俺達は龍の泉を目指すべく移動を開始した。


「ナツメ君、龍の泉が何処にあるか解るの?」

ミランダさんが最もな質問をしてくる。


「泉の周辺には恐らく何かがいます。ユーリ、魔物が沢山いそうな場所が何処か解るか?」

高性能魔物探知機!ユーリちゃんが目をすぼめて周りをキョロキョロし始める。


暫くして、とある方向を指さしながら 答える。

「あっちから、沢山の魔物の気配が感じられます。」さすが、ユーリちゃん(高性能)


「と言うことです!」

何もしてない俺は、ドヤ顔で答える。


複数の魔物を感知した場所へ移動する。それが一番の近道だと判断した俺たちは、今度こそ移動を開始するのであった。


森の中だけあって舗装された道が無いので移動も一苦労。本来なら飛翔魔法で移動したいが完全に待ち伏せ状態なのが解っている為、徒歩での移動を余儀なくされる。


森の中は見通しも悪く進みづらい。ただし、周りには魔物の気配が無く無駄に体力を消耗しなくて良いのが、せめてもの救いだ。


「結構歩いたけど、目的地は未だ遠いの?」

歩き始めて数時間、少しお疲れ気味のおねいさん 。


「うーん!まだ遠いです。一度どこかで休憩しませんか?」

立ち止まって、再度気配を探りながら話す。ユーリの提案に賛同し、休憩を取ることにした。


暫く休んでいると上空に魔物の気配を感じた俺は、二人にすぐさま指示を出す。

「上空に魔物の気配を感じます!二人とも隠れるぞ!」

小声で話し、それぞれが気配を殺しながら身を潜める。すると、木の隙間から見える上空に、魔物の姿が見て取れる。


「あれは………アークデビル!」

ミランダさんは知ってるのか魔物の名前を叫ぶ。


コウモリの羽の様な形をした翼が背中から生えていて、二本の角が特徴的。全身が赤黒い色をした体躯で、両腕をだらりと垂らして空に浮かんでいる。魔物は何かを探しているのか、周囲を伺いながらゆっくりと俺達の側から離れていった。


「やはり、魔族が絡んでいるので間違いない様ですね」


「そのようね。でも、アークデビルは魔族の中でも下級クラスよ。いくら魔族と言っても古代龍があれだけの深手を負うとは考えにくいわ」


「ということは、親玉が居ると見てよさそうですね」俺の答えに頷くミランダさん。


これは、慎重に行動した方が良さそうだ。幸い向こうは未だ俺達には気がついていない。ギリギリまで近づいて行動を起こそう。出来れば親玉の顔でも見られればいいのだが、果たしてうまくいくかどうか。


魔族の出現により、更に慎重に行動することとなった俺達は、数時間かけて移動する。漸くすると、目的地と思われる湖が見える場所にたどり着いた。


湖の周辺は開けていて、上空には目視で五体の魔物が見て取れる。残念ながら親玉の姿は解らないが、俺が探索した限りだとこの周辺には後五体ほどの魔物がいるのが解る。すかさずステータスウインドで魔物の強さを計る。


アークデビル 魔族

レベル 78


「なるほど、アークデビルだけなら何とかなるな。たいして強くない」


「あの魔物に私の攻撃は通用しますか?」


「大丈夫だユーリ。お前、無意識だと思うけど盾で攻撃するとき思いっきり魔力強化してるからそのままで良いと思うぞ。ユーリだったら、問題ないが油断はするなよ!」


その言葉を聞いて安心するユーリはちゃん。

「良かったです。今回は魔法のみで戦うのかと思ってましたから」

やめて下さいユーリさん!そんな事したらこの島が消し飛びます。


「それでは、作戦開始します!」

そう言って、俺は勢いよく飛び出す。


精霊魔法風属性・レビテート!飛翔の魔法で飛び立つとウインドから剣を取り出し装備する。今回は魔力ブースター搭載型の魔族使用だ! 先程、会社から至急された装備を付けて戦いに挑む。


手始めに、近くにいる魔物に高速飛行を駆使して近づく。相手は意表をつかれ棒立ちの状態だ、反撃を与えぬまま俺の剣が魔物を両断し、あっけなく倒す。残りの魔物が、俺の存在に気づき次々と襲いかかる。


二匹の魔物がカギ爪で攻撃するが遅い!簡単な動作でかわし、二体目もあっさりと両断して倒す。

相手の強さが解ったのか、魔物は距離を取り何やら呪文のような物を唱え始める。すると、両手の平からエネルギーの塊のような玉が出来上がると、俺めがけて解き放つ。それを、魔法陣型盾であっさりと防ぐ。その姿を見た魔物は驚きの表情で動揺するが、すぐさま一斉に襲いかかる。


精霊魔法光属性・中位フラッシュランス!


周りに複数の光の槍が発動する。襲いかかってくる魔物めがけて光の槍が動き出すと次々と刺し貫き、周りにいた魔物は呆気ない程簡単に消滅する。


倒した魔物を一瞥し、空中で暫く様子を伺っていると、突如!虚空から魔法陣が現れ人型の生き物が顕現する。


二枚の黒い翼に能面の顔、二つの赤い目だけが薄気味悪く光っている。体は鍛え上げられた肉体で、紫色の皮膚に爬虫類を思わせる尻尾が特徴的だ。


その異形ともいえる人型の魔物は、話し掛けてくる。

「この地に何ようだ、人間!」


「龍の泉に用事があるんだけど。そこを通して貰えるかな?」

しれっと答える俺。


「なるほど。貴様、あの死に損ないの龍の使いか?」俺が肯定の素振りを見せると 身構えながら話す。

「なら、死んでもらお……ぐぎゃあ!」


言葉を言い終わる前に、盾の天使様が繰り出す必殺の一撃!


名付けて不意打ちの舞!


高速飛行で後ろからこっそり上空へ移動したユーリの攻撃。まともに食らった魔族は大地に突き刺さると、間髪入れずユーリちゃんのフレアボムが炸裂!その大火力に火柱が上がる。


火の海の中、突然の不意打ちに怒り狂う魔族。

「おのれ、不意打ちとは姑息な手段を使うではない・・・ぐぎゃああああ」


またもや言い終わる前に、ミランダさんのバスターライフルの攻撃が上空から直撃。 大爆発!黒煙をあげる場所は島の形をちょっぴり変える。


今回の作戦!相手の不意打ちを警戒して二人には潜んでもらったが、何故かこちらが不意打ちする形になってしまった。まあ良いか、相手は魔族だしテヘペロ。


これだけの攻撃をしてもいまだ健在の魔族。

「やるではないか、こちらも本気で攻撃するぞ!

言うや否や、無詠唱で先程アークデビルが出したエネルギーの塊を幾つも顕現させ俺達に攻撃する。二人の天使様は飛翔魔法で華麗にかわす。


魔族がミランダさんに向かって飛び立つが俺とユーリが両サイドから剣と盾で同時に攻撃、たまらず魔族が間合いを取ろうと後ろに下がった所を、ミランダさんがバスターライフルの一撃!


両手を前に構え受け止める魔族。追い打ちとばかりにユーリのフレアボムが炸裂し、炎に包まれながら落下するが空中で体勢を立て直す。


「貴様達、人間ではないな?その羽、さては天界の物か!」

何かを勘違いをしている異形の魔族 。


「そうか、天界の物か。フフフフ!」

なにやら笑ったかと思ったら、魔族の体が急に変形し始める。体が一回り大きくなり能面の顔から一本の角、羽が四枚になり先程とは比べものにならない位の禍々しい魔力を感じる。


すると、もの凄いスピードで俺に向かってくる。剣を構え、その一撃を受け止めるが力押しされる、相手の蹴りが見事に決まり、吹き飛ばされ湖に突っ込む。


「ナツメさん!」

悲鳴にも近い声を上げるユーリ。


魔族はすぐさま標的を替えミランダさんに向かう。

金色に髪にを靡かせ、顕現した超ミランダさんは必殺のフレアボム発動!数十発の火の玉が魔族に炸裂し動きが鈍る。その横から怒りを露わにしたユーリが現れる。


「ゆるしません!私の大事な仲間を………ナツメさんをよくも!」

この迫力と魔力の量に流石の魔族も動けずにいる。


タマらず特大のエネルギー弾を撃つが、片手で軽く弾き飛ばすユーリ。ゆっくりと浮遊して近づく姿に魔族は恐怖を感じてか、がむしゃらに突っ込んでくる。


魔族の猛攻とも呼べるカギ爪での連撃を、すべて盾で防いだユーリは更に魔力を増大させると、盾を両手持ちに構え攻撃態勢にはいる。


………刹那!


姿が消えたかと思うと魔族の上方に現れ盾での一撃!魔族は全く反応出来ず攻撃を受けると、角がへし折れ能面の顔に亀裂がはしる。さらに緩めることなく猛攻は続く。


トドメの一撃が決まり特大のクレーターを造り大地に叩きつけられた魔族はあっけなく倒され、虫の息になる。


その時、異変が起きる。ユーリの最強の盾が………その膨大な魔力に耐えきれなくなり、遂には亀裂がはしる。


それに気がついた、ユーリは叫ぶ。

「あー!わ、私の盾がぁ!ナツメさんだけでなく盾にも………!」

いや、死んでないから俺!湖から復活した俺は、ミランダさんに回復魔法で治療を受けながら戦局を見守っていた。


トドメを刺そうと亀裂の入った盾を振りかざそうとした時、後ろから声が聞こえる!


「お待ちください!」


俺たちが振り返ると、そこには白い翼に白を基調とした法衣を身に纏った見たまんま天使(本物)の女性が現れる。


顔立ちは整っていて美人さん。翡翠色の眼が特徴的で何処か人形的な感じがする。金髪の髪をサラッと流れる様な仕草でかき上げながら話し始める。

「お待ちください、人族のお方。その物の処遇、わたくしに任せて貰えないでしょうか?」


「あんたは一体誰なんだ?」

俺の質問に白い翼の持ち主が答える。


わたくしは天界人のルルベルと申します。私の主より、その物を追ってこちらに参りました所。そなた様達が倒されたのを拝見し、声を掛けさせて頂きました」


「いきなり言われても、ねぇ」

俺に問いかけるミランダさん。


「そうですね、素性も解らないし任せろと言われましても。」

等と悩んでいると、急に何処からか声が聞こえる。


「人間の男よ、我だ。その物は信頼の置ける物の使い。ここは天界人に任せてはくれぬか?」

何処からか聞こえてくる古代龍の声。


「おーい、ユーリ!そう言うことだから後は、白い羽の人に任せてこっちに来なさい」


「あっ!ナツメさん。無事だったんですね!良かったです」

言いながらトテテテテと何時ものユーリちゃん走りで此方にやってくる。


「ご協力感謝いたします。このお礼は必ず近いうちにお返しにまいります」

それだけ言うと天界人は魔族共々、姿を消すのであった。


取り残された俺たちは、さっさと用件をすまして帰る準備をする。終始、いつも元気一杯のユーリちゃんがショボクレていたのには察しがつくが、先ずは村の祠に帰るのが先決だ。

念のため、何かに使えるかもしれないので龍の泉から採取した水は、古代龍に依頼された物と会社に提出する用に分けて汲むことにする。



残存しているかもしれないアークデビルは姿を眩まし、周りには魔物の姿が見られない。俺たちは、飛翔魔法で一気に魔法陣の場所(石仮面が目印)に向かった。目印が良いのか、あっさり目的地に到着した俺たちは

「忘れ物とかありませんよね。それじゃあ行きますよ!」

手にしたクリスタルに魔力を込めると、三人の姿が消失する。




そこにはポツンと寂しく、石仮面だけが取り残されるのであった。








魔族との戦いが終わり、突如現れる天界人!盾が壊れてショボクレるユーリちゃん!様々な思惑が交差する中、サラリーマンは奮闘します。



皆様の暇つぶしに少しでもなれたら幸いです

それではまた次回

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