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サラリーマンの異世界奮闘記(仮)  作者: アリス工房(仮)
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25.最果ての島

いつもお世話になりますアリス工房(仮)です


今回は笑い半分、シリアス半分でお届けします。






ブラックアウトから視界が徐々に回復し、見知らぬ大地に立っている。転送慣れしている俺はいち早く意識が正常な状態に戻り、現状を確認する。


恐らく、古代龍が言っていた最果ての島に無事たどり着いたと思われる。両隣の女子達を見るとやはり転送酔いで顔色が悪くなり、しゃがみ込んだ状態だ。

アイテムウインドから会社至急品の酔い止め薬を二人に渡し回復を待つ。その間、周辺を見渡し、ここが何処なのか?調べるため軽く探索する。


辺りはすっかり日も暮れて、夜空が綺麗である。転送先はどうやら、森の中のようで三百六十度すべてが森林に囲まれていて島の大きさが特定できない。上空から島の全貌を明らかにしようにも夜のため早々と諦める。周辺に魔物、若しくは生き物がいないか探索するが俺の索敵範囲内には特に反応が見られない。

そうこうしているうちに、二人の女子達も復活した。

「ふぅー。なんか、ヒドい目に遭いました」少しフラフラなユーリが立ち上がる。

「ナツメ君は平気なの?」こちらも、少し青い顔をしたおねいさん。


「大丈夫みたいです!それより今は、野営の準備をしませんか?」

夜も更けた所を無闇に探索しても意味がないことを告げて、探索は明日にすることを提案した。二人とも、ようやく今の状況が理解できたのか。俺の意見に了承した。


今日のキャンプ地を決めるべく移動を開始する。と、その前に。帰りにこの魔法陣を使用するため、解らなくならないようにマーキングをしておいた。


俺の持つステータスウインドには自動経路記憶装置なる機能があり、移動した周辺を自動的にマッピングするシステムである。これは、他のメンバーがこの世界に来ることがあるかもしれないので、情報共有をして円滑に作業を進めるために付けられた機能だ。そのマップには書き込みも出来るため、魔法陣の場所にマーキングを施した。


この話は二人には内緒で、取り敢えず適当に取り出した物(めがねに貰った石仮面)を置き、適当な話しで誤魔化した。


ここからは、野営はお任せ!キャンプのプロが最高の寝床は何処にある?とその研ぎ澄まされた嗅覚でベストなキャンプ地を探しだす。早速、いつもの部屋を作り始める。この時ばかりは、頼もしく見えるユーリプロ!


最近は役割分担もされかなり手際良く野営準備が整う。ユーリはテント張りと内装担当。ミランダさんは食事係りで俺はお風呂設置と湯沸かし係。それから魔除けの壷設置担当に任命されている。


小一時間程ですべての準備が整う。今は二人の女子がキャーキャー言いながらお風呂を満喫している。当然、除いたら盾の神様から天罰が下る!


その間、俺は瞑想する訳でもなくこっそり会社に報告する為の報告書をテントの中で作成している。

今回の依頼と古代龍の話し、現在居るであろう、最果ての島。ここからは、俺が予測する事を書きとめ報告書にまとめ転送した。それに伴う、救援物資も到着するはずだ!暫く時間が掛かるだろうが、コレは待つしかない。


報告書を提出し終えた俺は暇になった。軽く黄昏ていると、もの凄く良いかほりを漂わせた女子二人がお風呂から上がってきた。


「お待たせ、ナツメ君。お風呂開いたわよ」お風呂上がりで火照ったお顔が大変お美しいおねいさんが仰った。

益々お綺麗になられたミランダさん!


最近、親衛隊がやたらと美容グッズを転送してくる。化粧品に始まり洗顔用品やお風呂用品その他各種!銘柄こそ記載されていないがポンプ式のシャンプー&リンスが送られてきた時は会社に連絡したよ俺は!俺の正体バレちゃうって!そんな不安に刈られながらも一応会社が受理した製品なのでおねいさんに渡し使い方を説明すると大変喜んでくれた。その分、俺の寿命は縮んでいる気がする。


ちゃっかりユーリも使っているので最近の二人はテント内に良いにほいをまき散らす。

頼むぞ俺の理性!もってくれよな息子よ!


今では、ユーリの口から乳液がどーの保湿が・・・と言う言葉が聞こえてくる始末!

そのうち、日差しはお肌の敵です!とか言いながら、日傘とか差さないかと思うとガクブルである。

恐るべしはミランダ様戦女神親衛隊!美の追求がマジパネェっす。


俺が風呂から上がりテント部屋に入ると、既に夢の世界へ旅立った眠り姫。

ミランダさんはルームウェア(めぐみんチョイス)に着替えて、足をマッサージ中。ショートパンツから見える生足がとってもセクシーです。


「ミランダさん!少し話し、しませんか?」


「あら、夜のお誘いかしら?いいわよ、おねいさん朝まで頑張るわ!」

何を、頑張るんだこの人は!その、冗談は段々と破壊力を増してくる。


「違いますよ、古代龍についての話です!」話の方向を戻す。


「それは、残念ね!」ニコっと笑う。そのお姿が結構、危険だ。




数千年前!神族・龍族・魔族この種族が世界を三つに分け、対立していた時代があった。

三つの種族は、お互いに干渉せず冷戦状態が何千年と続いた。そんな中、その時代の魔王が二つの種族に宣戦布告した。


後に、聖魔戦争と呼ばれるこの戦い!


圧倒的な強さで魔族の軍勢が、二つの種族を襲う。神族と龍族は手を組み魔族に戦いを挑むが、互角までには至らない。事態を奪回したい!時の神は、新たな種族を造りだすことで、戦局が変わる事を望んだ。


新たな種族!それが、人族である。人族は三つの種族より身体的には劣るが、知恵が優れている。また長きにわたり繁栄を繰り返す中、特筆すべき逸材!すなわち、勇者や英雄が生まれ、ついに戦局は一変する。

今まで互角以下であったこの戦争も徐々に押し返し、ついには魔王を打ち滅ぼすことに成功し、長きに渡り続いた聖魔戦争が終焉を迎える。


古代龍とは、聖魔戦争を生き残った龍と崇められ神格化した龍の事を呼ぶ。


簡単に説明すると、このような歴史背景がある。細かく書くと万の言葉でも足りないので今は割愛する!


「なるほど、それで驚いていたんですね」話を聞いて納得したのと、確信を得た。

神格化された古代龍にあそこまで致命傷をあたえた存在!恐らく相手は魔の物!


「あくまで俺の推測で話しますが、恐らく明日行く龍の泉には必ず何かがいます。多分、魔族ではないかと思います。もし、俺が古代龍に手傷を負わせ、取り逃がしたらまず捜索するのと、回復できる場所で待ち伏せします。俺が考え付くのですから、相手もそれ位は当然思い付くでしょう」


「それは、私も予想していたわ!ナツメ君はそんな相手に、どう戦うつもり?」


「一つ質問が、魔族に対して物理攻撃は通用しますか?」俺は、この世界の魔族について知らないので聞いてみる。


「詳しくは解らないけど、恐らく通用しないと思うわ!」


「やはり、そうですか。ですが、策はあります!何とかなりますよ!」


策とは、先程会社に報告書を出した時に申請した装備だ。恐らく受理されると思う。


物理攻撃が通用しない相手への対策。魔力ブースター!俺の持つ剣に装備させることにより、物理攻撃が魔力に変換される仕組みだ。相手が魔族クラスの依頼の時に、予め準備する装備である。まさか、この世界で使う羽目になるとは思いもしなかった。


ここまでシリアスな話をしても、最後にはちゃっかり自分アピールを忘れないおねいさんに俺はドキドキさせられるのであった。





龍の泉に向かうナツメ達、果たしてそこに待ち受ける物とは?

サラリーマンは龍の泉でも奮闘しますお楽しみ




皆様の暇つぶしに少しでもなれたら幸いです

それではまた次回

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