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サラリーマンの異世界奮闘記(仮)  作者: アリス工房(仮)
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21.今後の行く末と旅支度

いつもお世話になりますアリス工房(仮)です


いよいよミランダ邸を出発することになります

その前に準備をしないとね!

数日降りにミランダ邸に戻り一休みした後、今後についての話とミランダさんが正式にパーティに入りし、コルセア町から旅立つ為の準備やら引継について屋敷の広間にて全員集まり話し合いの場が設けられた 。


「以上が私からのお願いよ。領主代理はロザリーあなたに任すわ。ギル達は、その手助けをして上げて。何かあったら、ナツメ君が通信手段を用意するからそれを使って連絡して頂戴。質問はあるかしら?」ミランダさんの捲くし立てる様な説明を聞いたメイドさんチームとギル達は、あまりの展開に開いた口が塞がらなくなっている。


いち早く正気に戻ったギルが、代表して質問する 。

「先程の話をお聞きしましたが、要するに冒険したいから町の事は全部任せた。そう言う事ですか?」


その質問に、素晴らしい笑顔で頷くミランダさん。当然、周りから猛反対されるのである 。

すると「えー。ヤダヤダ!私も、ナツメ君達と冒険に行きたいもん」完全に、駄々っ子状態になるおねいさん(二十六歳)

ついに収拾が付かなくなり、渋々ギル達はこの話を了承する。ご愁傷様です。


駄々っ子モードを前にどん引きしていた俺とユーリは、何も見なかったことにして話を進める 。

コホン!咳払いをしてから「あのですね、取り敢えず今後の方針ですが精霊の加護を受ける為に精霊の森に行こうかと思います」次の旅先について話すと


「何だ、ナツメはスキルを身につけていないのか?意外だな」ギルの言葉に


「そうなんですよ。ユーリは平らな所でよく転ぶスキルを持っているのですが、俺まだ何も無いのですよ」


「なんですかー!私、タマにしか転びません。そんなヘンテコなスキルも持ってないです」プンスカ怒り猛抗議のユーリさんが「私もスキルは持ってないです」腰に手を当てながら、自信満々に言い放つ。


「それで決まりね、精霊の森を目指しましょう。場所はかなり遠いから長旅になるわよ」ちゃっかり元のミランダさんに戻っている。


大まかではあるが、ある程度の方向性も決まりこの後は細かな引継やら残作業などについての打ち合わせが始まる。当然、俺とユーリは蚊帳の外。暇になったので、一先ずこの場から退席した。


ユーリはお風呂に入りに行くと着替えを取りに自室に戻る。俺は定時連絡をする為に、いつもの場所へ移動する。


お馴染みになった木の下で、数回のコール音と共にいつもの幸せボイスが聞こえて来る。

「お疲れさまです夏目さん。定時報告ですね」はぁ~癒される。 側から見ると気持ち悪いくらいクネクネする俺。


「ワイバーン討伐を無事に完了したのと、その時現れたドラゴンを収集したので回収お願いします。報告書は後日提出します」 平静を装いしれっと報告する。


「ご苦労様です。お怪我とかされませんでしたか?あまり無理をなさらないで下さいね」

山田さん(女神様)のお優しいお言葉にマジ感動です。


「お心遣い感謝します。それと、お願いがあるのですが?」

女神様にミランダさんが正式に仲間になったことを話し、それに伴い二人にアイテムウインドと通信システムの使用許可を申請してもらえるか相談した。その後は、いつもの雑談タイム。正直、これが一番の楽しみとも言える。幸せな一時を過ごすのであった。


翌日、申請していた物がめでたく会社側から受理され届けられる。二人に使い方を説明するべく声を掛け、中庭に集まってもらった。


「どうしたのナツメ君。こんな所に呼び出して、朝からデートのお誘いかしら?」

相変わらずのミランダさん

「わ、私も、でえとして見たいです!」朝から元気な二人です。


「いいですねそれ。デートはまた今度ということで、二人に受け取って貰いたい物があります」そう言ってアイテムを渡す 。


俺がいつも身につけている布製のガントレット!


手の甲には赤いゴルフボールくらいのサイズのクリスタルが埋め込まれている。会社標準装備のアイテムウインド搭載型ガントレット(レディース用)である。


ウインドメニューの出し方から収納と取り出し方、メニューアイコンの使い方からフォルダ作成整理の仕方と実演も兼ねて説明する。


「なんですかこの便利な道具は!不思議に思っていたんです。ナツメさんが、いつも私のキャンプ道具預けたときに消えて無くなっていたから、なんでだろうって!」


「相変わらず何でもありなのねナツメ君は!でも本当に便利だわ」

二人はガントレットを見ながらニコニコしている。どうやら気に入って貰えた様だ。ここからが本題、俺のとっておきを説明しよう。


「二人は俺が戦闘時に魔法陣型の盾で攻撃を防ぐのを見たことありますよね?その種明かしを今から説明します」


実は、いつも使っていた魔法陣型の盾はアイテムウインドの特性を使用していたのである。


この便利アイテムには制約があり、生き物・魔法・生き物が手にしている道具は収納できない。従って、その反発作用を利用して盾として活用していた。ただしこれは簡単に出来るものではなく、ある程度練習が必要で目標物を正確に捉えて収納させなければ発動しない。


要するに、この道具を信用しなければ使うことが出来ない。この防御方法は俺がこの職場に配属され、初めて教わった技術とも言える。


最初はゴムボールで練習したなと懐かしく思っていると、俺が一ヶ月掛かって漸く会得した技術を、二人は半日足らずで会得したことにはかなり驚かされた。


「二人とも上達早すぎです。普通、飛んでくる魔法を素手で受け止めるのかなり勇気いりますよ」

驚いて聞いてみると

「ナツメさんから貰った道具です。信用するに決まっているじゃないですか!」


「そうね、不思議と不安にならなかったわ。それにしてもこんな仕掛けが有るなんて正直驚きよ!」信頼してくれた二人に感動しながらも

「ユーリは荷物が多すぎるからちゃんと整理するんだぞ。偶に確認するからな」釘を刺して話すと

「ちゃんと整理しますよー。この荷物は全部、私の宝物です」物を大事にし過ぎるユーリちゃん


新装備と通信端末の使い方を粗方説明し、今度は旅立つための食料やその他の備品を買い出しする事になった。


今回は、ユーリと二人でお買い物。行きたがっていたミランダさんはギル達に捕まり無休で引き継ぎ作業と今まで溜めていた仕事をしている、。ここ数日間、働いている為買い物にも行けず連日の仕事量にお肌が荒れると、とってもご機嫌ナナメです。


そんなミランダさんの姿は見ない振りをして俺たちはコッソリと出掛ける

「久しぶりのお買い物です。気合いを入れないといけません!」買う気満々のユーリは、本人曰く勝負服です。とめがね特性の突っ込めないコスプレで登場(まど○ギな奴)


その格好は、無視して「変な物とか買うなよユーリ!冒険に必要な物を買うのだぞ」念を押すと

「大丈夫です!私、買い物は得意です」何の根拠も無い答えが返ってくる 。


案の定、雑貨屋で訳の分からない埴輪の人形を買おうとするユーリを窘めて、必要な物だけを揃える。


屋台通りを久し振りに歩いていると、相変わらず屋台のマスコットちゃんはやたらと物を貰う。今回は、自分のアイテムウインドに収納しまくっているがちゃんとお片づけ出来るかお父さんは心配です。


「こんにちは、お久しぶりです。ラナさん」

果物屋の店主ラナさんに声を掛ける 。

「あら、元気そうね、ナツメ君にユーリちゃん。今日は、どうしたんだい?」

ラナさんに、近況と暫く町を離れることを話す。すると、ユーリは目に涙を溜ながらラナさんに抱きついた。ユーリの頭を優しく撫でながら

「これから冒険の旅に出掛けるのに泣いてたらナツメ君に笑われるよ、立派な冒険者になるのがユーリちゃんの夢でしょ。だったら、元気に挨拶しておくれ」


ラナさんから離れ、涙をゴシゴシ拭きながら嬉しそうな笑顔で

「いってきます!ラナさん!」返事をする


この後、今までのことを嬉しそうに話すユーリはラナさんに餞別まで頂き、名残惜しいが屋台通りを後にするのであった。


屋台の皆さんと別れてから歩きながら話す。

「他に買い忘れている物とか無いか?」


腕を組みながら考えるユーリは

「そうですね、食料は沢山買ったし備品も一通りは、ミランダさんにお土産でも買いに行きませんか?」


ユーリの意見に賛同し、今頃は激務に追われているおねいさんにお菓子のお土産を買いにお店に寄る。中々、高価なクッキーを購入し屋敷に戻った。


おねいさんは、二人が買ってきたお菓子を喜んで食べてくれすっかり機嫌も良くなった。


この日の夜は、メイドさん達によるささやかながら激励会の様な物を開いてもらい大いに盛り上がる。お陰で少し二日酔いの俺!


そして翌朝、随分と長い間お世話になったミランダ邸を出発する日がやって来る。


空は雲一つない青空が広がり、俺たちの出発を祝福してくれるかの様な天気だ。


「ギルさん、マルクさん、メイドの皆さん大変お世話になりました。私・・わた・・し」またもや泣き出すユーリちゃん。

それを慰めるメイドさん達、最後まで世話の掛かるユーリに全員が笑い合う。


そんな和んだ空気の中、ミランダさんが

「後のことはよろしく頼むわ。何かあったら直ぐに連絡して頂戴」


「みなさんお世話になりました。ミランダさんの事は任せて下さい。というか大丈夫だと思います」俺の言葉にミランダさんは

「なによそれ、どういう意味」至近距離で尋ねられるミランダさん


仰け反りながら「逆に守られるのではないかと思いまして。ハハハ!」取り敢えず笑っておくとまたもや笑い声が、ユーリはメイドさんにチーンと鼻をかんでもらい何とも締まらない旅立ちになってしまったが、俺達パーティは精霊の森へ向けて


「「「いってきます」」」


俺たちは揃って言うのであった。




所で精霊の森って何処にあるのだっけ?と言う事に出発後気づくのは暫くしてからのことである。






精霊の森に向けて旅立つのですが果たして

サラリーマンは、これからも奮闘します。お楽しみに



皆さんの暇つぶしに少しでもなれたら幸いです

それではまた次回

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