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サラリーマンの異世界奮闘記(仮)  作者: アリス工房(仮)
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14.魔法の特訓と思わぬ依頼

いつもお世話になりますアリス工房(仮)です

今回は、やっと特訓らしいことをします。


戦闘シーンはやはり難しいです。中々、思った様に動いてくれません。


一ヶ月にも及ぶ、基礎訓練と言う名の厨二ポーズ!魔力操作を初めた当初より大分マシになり、めでたく初心者コースを卒業する事が出来た二人。ユーリさんは、何回か居残り特訓をしていたが無事に完了。


「二人とも!魔力操作はある程度、様になってきたわね。この鍛錬は続けて頂戴!基本はとても大事よ」手を腰に当てながらミランダさん(黒Ver)は仰られた。


「これからは、属性ごとの魔法を教えます。先ずは下位魔法からね。………それと、ユーリちゃんは普通に下位魔法使ったら、この辺り一帯が火の海になるわ。魔力をコントロールして発動させる練習を、徹底的にやるわよ」



それぞれ課題を設けられ、魔法の特訓が開始された。

「我が手に集いし紅蓮の炎よ・フレアボム」

バスケットボール位の火急が、突き出した手のひらに構成され勢いよく飛び出す。標的にした軽自動車くらいの大きさの岩に直撃し、表面を焦がす。


初めて発動させる、この世界の魔法に少し感動を覚える。

俺の姿を余所に、隣で同じ魔法を唱え本人は加減している積もりなのだが、更に一回り位大きな岩を一撃で爆破させる。現在、ロザリーさん(消化班)が賢明な消化活動中!相変わらずの破壊力に、もう笑うしかない。


試しに、精霊魔法・火属性下位魔法ファイアーボールを同じ岩に打ってみると、岩は炎に包まれ真っ黒になった。どうやら、精霊魔法の方が威力は高そうだ。


「ユーリは、魔力をちゃんとコントロールしないと危なくて使えないぞ」


「解ってはいるんですけど、こんとろーるするのが難しいです」

頑張れユーリ!魔法少女の道は険しいぞ!


魔法の練習を暫く続けていると、ミランダさんが好戦的な眼で見つめながら此方にやってきてた。


「ナツメ君。少し私と、手合わせしてみない?」

空圧砲を構えながら戦闘モードで聞いてくる。やる気満々だ!


断る理由もないので、ここは「いいですよ。お手柔らかに、頼みます」短く答えて、アイテムウインドから剣(別世界の剣)を取り出し正眼に構える。


それが戦いの、合図となる。


ミランダさんは、いきなり空圧砲を撃ってくる。連発される魔力弾!一つは半身になって避ける。もう一つは、左手を前に差し出して魔法陣型の盾を発動させ、魔力弾を受け止めた。


轟音と共に爆発し、煙が立ちこめ視界が遮られる。右側面から高密度の魔力を感じ取り、反射的に爆心地からバックステップで飛び抜けた。瞬間!ミランダさんが放った、火属性・中級魔法フレイムバーストがさっきまでいた場所で爆発!炎上する。


剣を構え直し姿勢を低くした俺は、足下に身体強化の魔力を施し、爆発的なスピードで一気にミランダさんとの距離を詰める。勢いを殺さず、そのまま剣を突き貫く!寸前で、ミランダさんの姿が消失する!


気配を辿ると、何と!上空で浮かんでいる、ミランダさんの姿を捉えた。


「あの、めがね!魔法衣になんか仕掛け作りやがったな!」

ここにはいない魔法衣制作者(アニメ好き)に文句を言いながら、上空に浮かんだミランダさんを見据えた。

ミランダさんが装備している魔法衣。りりかるさん黒Ver(俺命名)の背中から、大きな2枚の光る翼が生えている 。

「この魔法衣凄いわよ!魔力を使って空を飛ぶことが出来るわ!」

嬉しそうに説明してくれるミランダさん。そのままの姿勢から、空圧砲を発射する。

俺は、左右にステップして魔力弾をかわす。上空からのこの攻撃は、かなり不利になる。俺も、精霊魔法を構築させる。

精霊魔法風属性・下位魔法レビテート!その名の通り、風の魔力で浮遊する。

一気に、ミランダさんのいる上空へ飛んだ。


この魔法には、流石に驚いたミランダさん!空圧砲を構え直して魔力弾を連射する。その魔力弾を、ジグザグに動き避けると、スピードを緩めず高速飛行でミランダさんの背後を取り剣を振るった。


「私の負けよ!空を飛べる魔法が使えるなんて、ズルいわよ」

こちらを振り返りながら少し口を尖らせながら降参の意思表示をする。


肩口に寸止めされた剣を、アイテムウインドに収納しながら答える 。

「ミランダさんが、その飛行魔法にもっと慣れていたら、結構やばかったですよ」


この戦いを見ていたユーリは、目をキラキラさせながら俺達がいる所までやってきて

「私も!お空を飛んでみたいです」鼻息荒く、目を輝かせながら話すユーリを落ち着かせながら

「ミランダさんも、良くその魔法衣の仕掛けに気が付きましたよね」


「偶然よ。魔法衣の魔力循環を色々試していたら、いきなり背中から翼が生えたときは驚いたわ。後は、あなた達を驚かせる為にこっそり飛ぶ練習をしたのよ」少し照れながら答えてくれた。


ミランダさんにユーリは、尻尾をブンブン振って私にも飛び方を教えて下さいと懇願していた。


この話は、めぐみんから後で聞いたのだが。二人の魔法衣とメイドさん達の服は全く汚れない。服全体に薄い魔力コーティングが施されていて、外からの不純物を100%カット出来る仕組みで、多少の剣での攻撃は服にダメージすら与えられない。


服の内側には別の魔法術式が常備発動しているため、快適温度になっている優れ物。

また、自分の魔力を魔法衣に伝えることで魔法衣が強化されたり、背中から羽を出して飛ぶことも出来る。


何で羽なんか付けた?と質問したら「夏目っちだけ飛べるにゃんて!ずるいにゃ!」とうい理由だけで羽を付けたようだ。全く、オーバースペックにも程がある。


ユーリは、魔法衣による飛行訓練も同時進行で練習する事となったが、本人は超ヤル気になっている。このヤル気が、少しでもいいから魔法学の勉強に傾いてくれたらと、ロザリーさんと二人で苦笑いをしながらユーリの練習風景を見守っていた。


そんな練習をしていたある日、ミランダさんが何かを思い出したかの様に聞いてきた 。

「ナツメ君達。たしか、ギルドランクDだったわよね?」

唐突な質問に何事かと練習を辞めて

「はい。確かそうだったと思いますけど、どうかしたんですか?」

「マズいわね。ここに来て一ヶ月位。そろそろ、ギルドの依頼を受けないと行けないわ」


ギルドでは定期的に依頼を受けないと罰金制度が行使される。Dランク以下は2ヶ月以上依頼を受けないと罰金対象になる。ただし、怪我や病気で長期療養が必要な場合は申請すれば病状が回復するまで保証される仕組みだ。


Aランク以上は、特に期限は無いがその代わり、国から強制的に召還される場合がある。これは、余程のことがない限り断ることが出来ない。


「そう言うことだから、これからギルドへ行くわ。折角だし二人とも!Aランクの依頼受けてみない?」

気軽に決めてしまうAランクの冒険者様 。


「いきなりAランクの依頼はちょっと、危険じゃないですか?」

心配になり聞いてみる。


「あら。私に勝っておいて、それはないわよ。貴方達なら大丈夫だと思うわ」

あっさり否定され、俺達はなし崩しでAランクの依頼を受けるために、ギルドへ向かった。


特訓を切り辞めると。一度、屋敷に戻りサッパリ汗を流してから一階ロビーへ集まる。すると、開口一番!俺は、声を上げる。

「ユーリさん!何ですかその格好は?」

言葉に言えない格好で、登場した魔法少女ユーリちゃん(コスプレ)

「久しぶりのギルド依頼です。私も、気合いをいれないといけません!」

両手をグーにして気合い満々のユーリさん 。

絶対に突っ込まないからな!……と心に誓い、服は全力でスルーすることに決めた。


「みんな揃ったわね。では、行きましょう」

ミランダさんの一声で、ギルドへ移動するのであった。


ちなみに、今回ギル達はお留守番。抗議を申し立てるギル達をお代官様は「あなたたち空飛べないでしょ。今回は、飛んで移動するわ。いやよ!私、貴方達担ぐの!それとも、ナツメ君は二人運べる?」質問され


「無理です!重すぎて飛べません」本当は出来るがメンドクサイので嘘言いましたごめんなさい。男に抱きつく趣味は持ち合わせていません!テヘぺろ。


飛行魔法であっさりとギルド前に到着した俺達。一ヶ月ぶり位のギルドへ入る。これまた、お久しぶりのおねいさん(受付)に軽く挨拶をして話を切りだした


「Aランクの依頼を受けたいわ?何か、適当なのあるかしら」

適当なのって、ミランダさん軽すぎじゃないすか?心の中で突っ込む。横では、コスプレ少女が満開の笑顔でワクワクしている。

「お久しぶりですミランダ様。少々お待ち下さい。Aランクの依頼ですね」

おねいさんは、何やら席を離れ後ろの事務所っぽい場所へ行ってしまった。暫くすると、なにやら数枚の紙を持って戻ってくるおねいさん。


「お待たせしました。Aランクの依頼は、此方になります」

何枚か依頼リストを吟味するミランダさんが、一枚の依頼書を俺に見せてくれた。

「これにしましょう。丁度試せるわね!」


ワイバーン討伐


場所

サラサ山中腹にある岩の渓谷


内容

岩の渓谷にワイバーンが住み着いた。シャルデラ町より討伐依頼が申請中


討伐資格

Aランクの冒険者


依頼報酬

金貨3枚


ワイバーンか、ミランダさん空中戦をやるつもりらしい。そもそも、一匹ってことはないよな?

一応、会社には報告しておくか。等と考えているうちにサクサクと話は進み、あっさり依頼は受理されてしまった。


おねいさんには、参加者が三人。うち二人がランクDの冒険者と聞いて心配したが、ミランダさんの大人の権限(貴族的な)でごり押ししたのが決め手となり、無事に討伐依頼を受理する事が出来た。


「ナツメさんわいばーん討伐です!ついに、盾魔法使いが火を噴きます」

いや、ユーリさん!自分燃えてるから、この前も同じようなこと言ってたな。でも、久々の討伐依頼に流石にワクワクしてきたぞ(大分ユーリに毒されている)


討伐を明後日に設定し本日の所は、屋敷に戻るのであった。


その日の夜。それとなく会社にワイバーン云々の話をした所、会社が大慌てでユーリ専用空圧砲(俺にはバスターライフルにしか見えない)を転送してきた。空飛んでそんなもんぶっ放したら、翼の生えたガン○ムじゃんとか思いながらそっと試し撃ちした。

案の定、高出力の魔力弾ビームが発射され、一条の光となり空に消えていった。

俺が使ってこの出力!ユーリが使ったら………考えるのは辞めておこう。そっと、空圧砲を仕舞うのであった。


オーバースペックな切り札もあるし、何とか成るかと思いながら当日の朝を迎えた。


一階ロビーで待ち合わせをした俺達は、飛行魔法でコルセア町の入り口にまでやってくると、一つミランダさんに提案をした。


「折角討伐依頼をするんですから、いきなりワイバーンの所へ言って。魔法で、ドーン!討伐終了!じゃあ、味気ないです。冒険者らしく、歩きましょうよ」


「えー!早くていいじゃない。男の子って、やっぱり子供よね」

飛びたくてしょうがないお年頃。


「私も歩いて行きたいです。そのための、キャンプ準備もバッチリです」

キャンプ大好きなプロは今回も野宿をご所望だ。


2人の誠意溢れる説得で、渋々合意したミランダさん。

「わかったわよ!でも、帰りは飛んで帰るわよ」

どうしてもお空を飛びたいお年頃らしい。同い年だけど。


三人は決意を改め、コルセア町を後にすると、ワイバーン討伐へ出発するのであった。






次回は、忘れていたギルドの依頼編です。

サラリーマンが、久しぶりの討伐依頼に奮闘します




皆様の暇つぶしに少しでもなれたら幸いです

それではまた次回

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