13.魔法少女ユーリちゃん
いつもお世話になりますアリス工房(仮)です
タイトルよりも新キャラが、ハッチャけ過ぎました。
結構気に入ってます!
最近改行が上手く行かなくて、修正しまくってます。
その修正に毎日追われてる感じデス!
読み返して少しずつですが、直していきますのでよろしくお願い致します。
ユーリが魔法学の勉強に励んでいる中、暇だった俺は自室でアイテムウインド内を整理していたら、New{めぐみん}書かれたフォルダに目が止まった。
フォルダからアイテムを取り出すと手紙とデザイン画複数が現れる。その手紙には、こう書かれている。
ヤッホー異世界ライフ満喫してるかにゃ!
めぐみんだよ(はあと)
今日はユーリちゃんに選んで貰おうと、デザイン画書いたにゃ 。
そーきゅーに、気に入った服を選んで貰ってにゃ 。
それから夏目っち、採寸表!全部埋まってなかったのにゃ(殺)
今度!ゆーこと聞かなかったら、山田さんにあんたの黒歴史ばらす……にゃ !
PS.デザイン画の服は、全部完成してるけどね(はあと)
恐ろしい脅迫手紙を呼んでしまった。山田さん(女神様)にもしあのことがバレたら……非常にマズいぞ 。
気を取り直して、ユーリに見せるデザイン画を、チェックするかと気軽な気持ちで拝見する。俺の思考は、一時停止を余儀なくされた。
再起動後!もう一度、デザイン画を見るが当然変わることのない服のデザインが描かれている。どんな服が描かれているかお答えしよう。まんま、コスプレ衣装である。
りりかるな衣装・まど○ギな衣装・オ○ャ魔女な衣装・プリキ○○な衣装・桃の衣装等!歴代の魔法少女が描かれていた。こんなもん却下だ。却下!いろんな意味で危険だ。完全に趣味に走りやがった。あの、アニメ好き(めぐみん)
どうするかかなりの時間悩んでいると、部屋の扉がノックも無しにいきなり開かれた 。
「ナツメさん!お昼ご飯です。早く行きましょう」
何で、今日に限ってユーリが現れる。いつものメイドさんは何処へ。
おなかを空かしたワンちゃんは、目ざとく俺が手にしているデザイン画を発見する。
「あれ?その手に持っている物は、何ですか?」
聞きながら、素早く動き俺の横へ並んでのぞき込んできた。最近、ユーリは興味のあることになると、自動的に身体強化を発動させて行動に移る。
俺の懐に素早く入りやがって。ユーリ、腕を上げたな(親バカ目線)
しょうがないので、そのままユーリにデザイン画を手渡す。
「綺麗です!それに、スゴく可愛いお洋服の絵です。特にこの絵は、素敵です」
一枚のデザイン画を、気に入って掲げる。すると、デザイン画が光り輝いたと思ったら、先程まで絵だった物が衣装に変化し、ユーリの手元へ召還された。
目をまん丸にして固まる二人!
いち早く覚醒したユーリは、キャー!可愛い。ピョンピョン跳ねながら、頬を上気させ聞いてくる。
「ナツメさん。ナツメさん!このお洋服!着てみても良いですか?」
頭を抱えながら何とか肯定する。嬉しそうに服を抱き抱えながら、自室に戻ってゆくユーリ。あのアニメ好き、とんでも無い仕掛け作りやがった。どうするんだあの服。
更なる悩みを抱えながら、ユーリが着替えてくるのを待った。恐らく似合うだろうなと、思いつつ。
扉から顔半分だけ出したユーリが、俺を見つめている。目があったので声を掛けると、恥ずかしそうに顔を赤らめながら聞いてくる。
「どうですか、似合ってますか?」
その格好は予想通り。イヤ、それ以上に似合っていた。
「可愛いよ、ユーリ。とても似合ってる」
少し照れながら答える。満開の花が咲いた笑顔で答える。
「エヘヘ!そういって貰えると、嬉しいです」
「なんか、このお洋服ピッタリなんですよ。着れなかったらどうしようかと思いました」
それはそうだ。あの、アニメ好き(めぐみん)がユーリ専用に仕立てた服だからな。だが、この服は常に着られると、いろんな意味で非常にマズい。
「その服は、ユーリにあげるよ。でも、寝るときの洋服として着てくれ」
これが、俺の出した妥協案!これ以上は無理です。いろんな意味で。
「本当ですか!嬉しいです!そうですよね。こんな可愛い服じゃ、戦えないですよね。これからは、寝るのが楽しみです」
ニコニコ顔で答えるユーリちゃん(魔法少女)
ユーリさんや、日本じゃその服きてバリバリ戦っている女の子を知っているぞ。などとは、口が裂けても言えない俺が、ここにいる。
昼食を食べた後、午後の実技特訓を腹痛と称して抜け出し、いつもの定時連絡場所へ移動。女神様経由で、アニメ好き(めぐみん)に連絡を取った。
通信モニターには、20代とは思えない幼い容姿。肩口まである髪が、相変わらずボサボサになっている。また、大きな黒縁めがねが特徴的だ。もっと、オシャレメガネにすればと聞いたら。黒メガネは、萌の基本と訳の分からない答えが返ってきた。
「おっはー!夏目っち。どうしたん?」
相変わらず、コイツには先輩を敬う心が欠けている 。
「おっはーじゃねぇ!何だあの趣味全開の魔法衣は、危なくて着れねえじゃねーか」
「ちっちゃいなー。そんなんじゃ、禿げるにょ」
「禿げるにょじゃねえ!イロイロ大人の事情があるだろ。オリジナルの服で作り直せ!」
「えー!ユーリちゃんに、似合うと思ったのにー」
こいつには反省の色が無い。
仕方がない、切り札を出すか!
「これなんだか解るか?」
懐から取り出した物をめぐみんに見せる 。
「デジカメがどうかしたのかにゃ?夏目っち!」
「ただのデジカメじゃないぞ。この中には、お前が渡した服を着たユーリの姿が写っている。しかも、全種コンプしてある」
交渉ネタとして、さっきユーリに全部試着してもらい。その姿を、デジカメで撮影しておいた。ユーリは舞い上がって、デジカメには気づいていない様子。
「なんですとー!」
身を乗り出し、これでもかとモニターに顔を近づけるめぐみん !
「幾らだ!幾ら欲しいんだ夏目君!そのブツをさっさとよこしたまえ。君には、荷が重すぎる」
キャラ、ブレブレで舞い上がるめぐみん(ユーリ萌)
「さっき言ったろ、めぐみ。オリジナルをよこせ!デジカメのデータは、それと交換だ」
「うむ、よかろう。貴君の成果天晴れであった。我が軍が、総力を挙げて交渉に応じよう。だから、明日まで待って…にょ」
了承して、アホの子との通信を終えた。
後日、アイテムウインドにNewと書かれたフォルダが、更新されていた。アイテムを取り出すとまたもや手紙とデザイン画が入っている。手紙はフォルダに閉まって、デザイン画を確認する。どうせロクなこと書いていないであろう手紙は、封印する事にした。
これは後で女神様から聞いた話だが、データを確認しためぐみんが、鼻血をだして萌倒れたとのこと。居なくても騒がしい奴だ。
デザイン画を見ると、何処かで見たような気がする。まさか、俺の知らない魔法少女じゃないだろうな。あのメガネ(めぐみん)
服は、ユーリによって召還される。
その後は例によって、着替えて貰った。
白を基調とした清楚な感じがする魔法衣で、所々に赤いラインが入っている。スカートの先端部分はギザギザなデザイン。胸元には……気のせいか?何か、りりかるさんに似てないか?気のせいだよな…多分!この服は、めぐみん(貧血気味)オリジナルだ!
魔法衣については、あまり気にするのは辞めよう。ユーリも気に入っているみたいだし。
新しく完成した魔法衣を着用する魔法少女ユーリちゃんは、大変ご機嫌である。ミランダ邸の全員に、絶賛見せびらかしに行っている。
お陰で俺は、ミランダさんに新しいネタをプレゼントしたらしく、絶賛尋問中である。
「聞いてるのナツメ君!あんな上等な生地で出来た魔法衣、見たことないわ。しかも、服全体に特殊な魔力加工が施されているし、説明して頂戴!」
本日も、超至近距離からありがたいお言葉を仰るミランダさん。どんな言い訳するか考えていると、妙案が浮かんだ。こうなったら、ミランダさん含めメイドさんたちの分もめぐみんに作って貰おう。餌は、リアルメイドさんと貴族ご令嬢の写真&動画!
この、ミランダ邸!なにを隠そう美人さん率100%なのだ。メイドさんは、色んなニーズに答えられる美人さん達。家主様は、クールビューティーな超美人!迫られた時、何度チューしちゃおうかと考えたかは秘密。
「ミランダさん!良いことを思いつきました。服のことは後で説明しますので、今は取り敢えず釈放して下さい」
何度も拝み倒して何とか釈放される。
こっそりと屋敷を抜けだした俺は、これまたいつもの定時連絡場所へ移動する。そして俺は、めぐみんに連絡を取った。
「どうしたのかにゃ夏目っち?魔法衣に不具合でも合ったのかにゃ?」
「何も言わずに。先ずは、これを見てくれ」
デジカメのデータを転送しながら言葉を続けた。
「おまえ、新たに服作る気ないか?」
「何を唐突にいっているのにゃあああああああああああああああ!」
データを見ためぐみんは、叫び声をあげた。
そう、俺が渡したデータの中には、12人の美人リアルメイドさんのお姿。それと、貴族令嬢で冒険者の、クールビューティーな出で立ちが写されたデータである。
「もう一度、聞こうめぐみん!服を作る気はないか?メイドさんの服は趣味全開で構わない。もう一方は、ユーリの師匠だ!それなりの服を頼みたい。報酬は、全員が作ってくれた服を着用した写真と動画各種だ!なんなら、ユーリの新たな奴も付けよう」
「夏目大佐!感無量であります。小生、若輩者ですが全力で作業に取りかからせて頂きます!一週間!いや、四日で完遂させます」
ビシッ!敬礼姿で涙を流しながら答えるめぐみさん。
勝訴である!
そして後日、メイドさんに頼んで全員分の採寸したデータをめぐみんに渡し、服が出来上がるのを待ち望んだ。
「ということで。これで勘弁して下さい!」
お代官様にお洋服を献上し、どうか平に平にご容赦下さいと懇願した。
魔法衣(黒Ver)を貰ったお代官様も「私も貰えるの?ありがとう、ナツメ君」満更でもない顔をして、自室に戻っていった。女子は、どの世界もみんな服が好きなんだなと納得した。
メイドさん達にも大変感謝される。勿論、メイドさん達にはメイド服(めぐみんVer)をプレゼント。服の作成者が、出来映えを見たいので撮影機で撮影しても良いかと聞くと。全員!ノリノリで、了承してくれた。
ミランダ邸全員の服を献上し、今回の一件を強引にもみ消した。
めぐみんの報酬を撮る為にユーリ・ミランダさん・メイドさんの撮影会と言う名のお披露目パーティが絶賛開催中!
一階にあるパーティ部屋を会場にした。ステージ場では、言葉に言えない魔法少女の格好をしたユーリが撮影中である。
「ナツメさん!何か、恥ずかしいです」
赤らんだ顔がより今着ている服にマッチしている。勿論、ポーズも例のやつだ!その辺は抜かりない。
全員の撮影が終了した。千枚以上あるであろう高画質で撮った写真と、動画のデータはそのままめぐみんに転送する。
みんなに配りたいから写真くれと頼んだら、後日送られてきた。全員に写真を配った所、みんな驚いていた!そういえば、この世界に写真なんてなかったな!テヘ。
すっかり忘れて配ってしまったが、しょうがない。どう説明しようか悩んでいたが、特に周りからの追求はなかったがなぜ?
感謝されるが何も言われないのも不気味なので、ミランダさんに聞いてみる。
「私ね、思ったの。ナツメ君がやる事で驚くのが、バカらしくなったわ。今後は。ああ、ナツメ君なら出来るよねって、思うようにしたのよ」
遠い目をして仰った、ミランダさん(黒魔法衣お似合いです)は悟りの境地に入られたのである。
「この、シャシンとか言う紙、ありがとう。凄く嬉しいわ。メイド達も喜んでいたし、家主として、お礼を言わせて頂戴」
深々と頭を下げられた。余りに自然な動作に、思わず魅入ってしまうのであった。
後日談だが。千枚以上ある写真と動画データを手に入れためぐみん(今回の功労者)は、連日の徹夜作業でボロボロの状態であった。報酬を確認した所「うにゃー」という悲鳴と共に幸せそうな顔をしながら、萌倒れ病院に運ばれたのは、後から女神様に聞いた話である。
全然特訓していないぞと言うお言葉に、サラリーマンが奮闘しますお楽しみ!
皆様の暇つぶしに少しでもなれたら幸いです
それではまた次回




