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なんかよく分からないけれど怖い話  作者: 日暮キルハ


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買い物リスト

 一人暮らしを始めてから、最新のスマートスピーカーを愛用しています。

 特に重宝しているのが、音声でアイテムを追加できる「買い物リスト」機能です。

 ふと思いついた時に「アレを買わなきゃ」と呟くだけでメモしてくれるので、物忘れの激しい私にはぴったりでした。


 しかし、ここ一週間ほど、身に覚えのないものがリストに追加されるようになりました。


 最初は「お米」や「洗剤」など、そろそろ買おうと思っていたものだったので、無意識に呟いたのかな程度に思っていました。 ところが、数日前からリストの内容が少しずつ奇妙になってきたのです。


『防錆スプレー』『大型のゴミ袋』『強力な消臭剤』


「……何これ」


 私は気味が悪くなり、一度リストをすべて消去しました。テレビの音でも拾ったのかもしれません。


 しかし昨夜、寝室で寝ようとした時、リビングのスピーカーがポーンと鳴り、無機質な声でこう言いました。


「『遺影用の写真立て』を買い物リストに追加しました」


 私は飛び起きてリビングへ行きましたが、部屋には誰もいません。

 もちろんテレビも消えています。 私は震える手でスマホを開き、スピーカーの「録音履歴」を確認しました。

 この機種は、誤作動を防ぐために「何を検知してリストに入れたのか」の音声を数秒間だけ保存しているのです。


 最新の履歴を再生すると、そこには私の声ではなく、聞き覚えのない低い男のボソボソとした呟きが録音されていました。


「……これだけあれば、明日には全部片付くか」


その直後、スマホに通知が届きました。


「『予備の包丁』がリストに追加されました」

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