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なんかよく分からないけれど怖い話  作者: 日暮キルハ


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チャイム

 私は最近、最新式のスマートインターホンを導入しました。このインターホンには、訪問者が来るとスマホに通知が届く機能に加え、二つの異なるチャイム音が設定されています。


 一つは、玄関の外にあるボタンが押された時の「ピンポーン」という外用チャイム。 もう一つは、キッチンにある親機から各部屋へ呼びかけるための「ポーン」という内線チャイムです。


 一人暮らしの私にとって、内線チャイムを使う機会はありませんが、便利な防犯カメラ機能に惹かれて購入したのです。


 ある日の深夜2時。 寝室でうとうとしていると、突然チャイムが鳴りました。


「ピンポーン」


 外用チャイムです。こんな時間に誰だろうと、私は枕元のスマホでカメラのライブ映像を確認しました。しかし、玄関前には誰も映っていません。


「……また酔っ払いの悪戯かな」


 翌朝、私はインターホンの「録画履歴」を確認しました。この機種は、ボタンが押される5秒前からの映像を記録する設定になっています。


 昨夜2時の映像を再生すると、そこにはフードを深く被った男が映っていました。

 男は玄関の前に立つと、ボタンを押す……かと思いきや、ボタンには指一本触れず、ドアの隙間にじっと耳を押し当てていました。


「えっ……じゃあ、なんでチャイムが鳴ったの?」


 映像の中の男は、ボタンを押していないのに。


 私は機器の故障を疑い、メーカーのマイページで「動作ログ(記録)」を詳細にチェックしました。そこには、昨夜のチャイムの正体がハッキリと記されていました。


 2:03 内線チャイム(リビングから寝室へ)が作動しました。


 私はスマホを握りしめたまま、音のない悲鳴を上げました。

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