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第33話 第30話:裏 弥乃葉編

第30話裏編。


第33話 第30話:裏 エルタティア山と夢斬貮型 弥乃葉編



夢斬貮型夢領域ゆめぎりにがたむりょういき:エルタティア山 中合域(ちゅうごういき) 夢刻(ゆめこく)



正義の夢斬士(ゆめぎりし)夢月弥乃葉(ゆめつきやのは)であるわたしの目の前には、ファンタジーゲームに出てくるような、中ボスクラスっぽい敵が5体もいる。



腑抜(ふぬ)けミツ! お前、恥ずかしくないの? 自分の力に酔いしれて、散々この世界に迷惑かけて!」



《なんとでも言えばー、ていうか夢月弥乃葉。お前も同類なんだけど》



がああァァァァァァ! ガァァァァァァァ!



――わたしは腑抜けではない! わたしは朝陽の剣だもの!



「こんなハリボデキマイラなんて、ユラキリブレードの前では雑魚にすぎない! ふん、夢羅祓滅(ユラフメツ)!」



夢邪滅喰(ゆめじゃめつぐい)(笑)ハリボデキマイラを1体倒したナリ! ヤッタなり!】



《その力、はははは! あの忌々しい夢斬(ゆめぎり)武士もののふ陰楼(かげろう)の刀の力を宿しているか! 茶毛の小娘め》



――今、腑抜けミツの声が変わった……そうか、お前はやはり……



「腑抜けミツさー、もしかしてお前『腑抜けと罵られている僕は、腑抜けを卒業する為、悪魔に魂を売って、ハーレムを作りながら世界にざまぁします!』みたいなやつに憧れてんの? ダッサ! あれは創られた世界だから面白いのにさー」



《はははは! そんな作品もあった気もするよ! でも僕の知識のおかげで、エクスアリア世界の征服者夢喰(ゆめぐい)キングタケミツ陛下になるべく、ずーっと準備してきた! どれぐらい時間が経ったのか知らないけどね》



――だからエクスアリアは、夢喰の侵蝕が徐々に拡がっていった。




がああァァァァァァ! ガァァァァァァァ!



――ハリボデキマイラ! 爪斬撃(そうざんげき)や変な球吐いてくるけど、遅すぎる! 死にゲーで有名なエクソダスソウルのガチ勢であるわたしにそんな攻撃は当たらない!




「腑抜けミツ、一つだけ言っておくよ! 『おい、クソガキ! 遊びの時間は終わりだ! 我ら、夢斬士がいる限り、腑抜けのお前が明日を奪う事はできない!』行くよ! 夢羅鬼理!」




主人(あるじ)よ、承知したナリ! ユラキリブレードチャージ開始ナリ!』



《想いの力のチャージ式、前は人型相手だったから上手くいったけどさー、そう何度も上手くいかないよー、僕なら邪滅(ジャメツ)チートスキルで簡単なんだけどさー あははははは!》



「本当にうるせーな腑抜けミツ! 『正義の夢斬士、朝陽の剣である夢月弥乃葉は、明日を護りし親友で戦友なんだ!』イッケェェェ!」



わたしは朝陽の剣だ! わたしは負けない! だってわたしは朝陽の剣だもの!



「私の名前は、正義の夢斬士夢月 弥乃葉! 私の必殺技は、ユラキリフメツスラッシュだぜぇぇぇ!」




――赤き想いの力! それがわたしの明日を救う力だぁぁぁぁ!



がああ………



ユラキリフメツスラッシュを喰らったハリボテキマイラの4匹は、一瞬でわたしの前から消滅した。



「はぁはぁ……どうだ! 腑抜けミツ! はぁはぁ、これが正義の夢斬士である夢月……弥乃葉様の――」



【夢宮タケミツが夢邪滅想斬士刀・殺むじゃめっそうざんしとう・さつを装備してきたナリ!】



滅想刻邪挫刃メッソウコクジャザジン、夢月弥乃葉、ゲームセット!》




――えっ? 身体が貫か……れて……血! 寒気がしてきた……ごめん朝陽。



「ぐはっ! 腑抜け……ミ……ツ、この……卑……怯者!」



「あははは! なんとでも言うが良いさ、夢月弥乃葉。でもその赤き想いの力、殺戮(さつりく)の赤き邪滅の力に変えてあげるよ! そうすれば、朝陽ちゃんをお前だけの朝陽ちゃんにしてあげれるんだよ」



――わたしだけの朝陽……わたしだけの朝陽……わたしだけの朝陽……わたしだ……



「よーし良い子だね、夢月弥乃葉。僕の城がある邪滅ハーレムシティへお行き! これでお前は僕のハーレム要因だ!」



――わたしは……夢月弥乃葉? わたしは……朝……剣……敵だもの? ムザメシデタケミツサマハー――



『はぁ……夢月。うぬは本当に、夢宮朝陽がいないとダメダメだな……あんな雑魚敵を滅ぼす為だけに、鬼理刻(キリコク)である俺様の力を使い果たすとはな』



――はっ! わたしは……朝陽の剣だもの……それよりお前は……なに……?



『俺様か? 俺様は鬼理刻刀のカケラだ。夢宮陰楼(ゆめみやかげろう)の白き想いの力の一つにして、今はうぬの刀である夢羅鬼理として、うぬの芝居に付き合っていたモノ……ナリ』



――わたしのしば……いに?



『そうだぜ、主人様よ! 本当にうぬは無鉄砲すぎる。まあいい陰楼との約束だ。今回は俺様が特別に力を貸してやろう……特別にな! だから少しだけ、主人様の身体を借りるぜ!』



――わたしの身体を借り……?



『黙って引っ込んでな! 夢月弥乃葉』



「あれれ? 僕の想いを滅する刀で、お前の想いを身体毎貫いたはずなのに……なぜだ?」



【主人弥乃葉、殺意ノ邪想(さついのじゃそう)浄化:終也】



――わたし……に注がれた……殺意の邪想の浄化?



【主人弥乃葉、ユラキリモードニ移行也】



――えへへ、ユラキリモード……



『俺様の名前はユラキリ! 久しぶりだな――』



――……わた……乗っ取ら……。



第33話 第30話:裏 エルタティア山と夢斬貮型 弥乃葉編 完。

第34話へつづく!

最後までお読みいただきありがとうございました!

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