ボス討伐
あれから1年たった。とても濃い1年だった。1体倒すのがやっとだった極ベアが3体同時に襲ってきた時は死んだかと思ったけどなんとかなった。今では空を割ることすら容易い。
「さてあと2年でここから出るわけだが、最後の日にはこの山の頂上にいるある魔物、ボスを倒してもらう」
「ある魔物?」
「そうだ、そいつはとても強い。今のお前でも歯が立たないだろう。俺もだが」
「そんな化け物を、、、」
「だからついに完成したある技を覚えてもらうことにした」
「1年で習得し、残りの1年で極める。この予定だ」
「それがあれば勝てるんですか?師匠」
「お前次第だ」
「わかりました。教えてください!」
「よし、じゃあやるぞ」
◇
「まず教えてる技は2つで1つ目が《圧縮と解放》、だ」
「これは身体の筋肉を圧縮し、それのエネルギーを一気に解放する技だ。まあバネみたいなものだな」
「だが、その特性故に身体に大きな負荷がかかる。だがそれを余りあるほどの火力を出すことができるそんな技だ」
「それは、、まさに諸刃の剣ですね」
「そうだ。だが真に鍛えられた身体ならばそのデメリットを打ち消すことが可能になる、と俺は確信している」
「まあ、最初のうちはロマン技だ」
「次が《細胞活性》だ」
「これは全身の細胞を活性化させて一時期に身体能力を大幅に向上させる技だ」
「こいつの欠点は細胞を無視やり活性化させているから身体への負荷が高いことだ。だからあまり長い間使えない」
そうだとしてもとても強そうだ
「さて、習得を始めるぞ!」
「はい、師匠」
◇
あれから半年後がたった。
「うーん難しいですね」
僕はこの技にかなり苦戦にしていた。筋肉を圧縮とか細胞を活性化させるとか、普通に考えて意味がわからない
「まあそう簡単にできるようなものでもないからな」
「少しこのことだけに集中することにします」
これは軽いノリでできるようなものではないと悟った。全神経をこれに集中して、初めて成功するのだろう。
――さらに半年後のある日
僕は多分3日ほど瞑想をしていた。集中するって瞑想のイメージがあったのだ。
、、、、
―――何か、感じる。今、身体の細胞一つ一つを感じてれているような。そんな感じ
今ならできる気がするあれを
《細胞活性》
全身の細胞が、身体能力が上がっているようなそんな感じがする。これが細胞活性、か
10分くらい経っただろうか?急にどっと疲労がやってきた。効果が切れて反動が来たのだろう。
そして久しぶりに目を開けた
「眩しいな」
だが徐々に慣れてきた。そして目の前には師匠がいた。
「久しぶりだな。多分使えるようになったのだろう?」
「はい、細胞活性が使えました」
「よし、その感覚をしっかりと覚えておけ。そして細胞活性を使えるようになったのならもう一つもすぐ使えるようになるだろう」
「まあ一旦は休め」
「わかりました」
そうして初めて細胞活性を使った影響かすぐ寝てしまった。
そして3日後くらい《圧縮と解放》も使えるようになった
そして解放により大地から大きな爆発音が起き、大きなクレータができてしまった。まるで巨大隕石が落ちてきたような
――なおこの爆発音はここから少し離れた村にも聞こえ、何かあの"危険な"山で何か起きているのではないかと噂になっていた。
◇
あれからさらに1年が経ちついにこの山の頂上にいる魔物、ボスと戦う日になっていた。
「もう完璧に使いこなしているな。もう俺より圧倒的に強くなってるな」
「いえいえ、まだ師匠には及びませんよ」
「謙遜するな。お前は十分強くなっている俺よりも」
「まあそういうことにしておきます」
そんな会話をしつつ頂上を目指して山を登っている
「そろそろ頂上が見えてくるぞ」
「いつもの場所から結構登りましたね。それにしても魔物が全くいませんね」
「そりゃあここはボスの影響で魔物が全くおらず修行にならんからな」
なるほどな、と思った
「見えてきたな、頂上だ」
ここからでも分かる。凄い圧を感じる。
「さあ、行ってこい。最後の修行だ」
「はい!」
そして頂上に着くと急に視界が広がりそこには、、、
ドラゴンがいた。
ドラゴン!しかも急に視界が変わったことからここには認識阻害の結界張られているということか!
そしてドラゴンの視線がこちらを向いた。その視線には物凄い圧があった。一般人ならこれだけで死んでいるかも知れない。それほどの圧。
「はは、これはヤバイやつがいたもんだ」
ドラゴンはこの世界の生態系最強の魔物これが現れれば国が一つ滅ぶと言われている。
「ん、なぜこんなところに人間がいる」
ドラゴンってしゃべるの!?初めて知った事実だった。
「修行のために、お前を倒しに来た」
「魔力を全く感じかないお前がか?笑わせる」
「それは、やってみないとわからないだろ!」
そして僕は一気にドラゴンと距離を詰めた
「はやっ、《結界》」
結界が張られた。だが、
「50%パンチ」
「パリン、ドン!」
「がはッ」
その結界を貫通して攻撃が当たった。だが少し威力が相殺されたようだ。
「ばかな!魔力も感じないやつが我の結界を破るなんて!?」
「魔力がなくても俺には筋肉があるんだよ!」
「なにを、言って筋肉などで我の結界が破れるはずがないはずだ!」
「でも破れた。それが事実だ」
「ッ舐めるな人間が!」
「《破滅の業火》」
ッ、あれはやばい!
「《細胞活性》」
細胞活性で身体能力を上げて、その攻撃を避け
「50%パンチ!」
「同じ技が効くか!《ダブル結界》」
これは細胞活性込みの一撃だ。さっきとは比べ物にならないぞ?
「パリン、パリン、ドッゴーーン」
そしてドラゴンの結界を2枚とも一瞬で割り、拳が腹に突き刺さった。
「あ、が」
そして少しドラゴンは血を吐いた。だが不味いな早速細胞活性を使ってしまった。それに破滅の業火とやらで山に火が回ってしまった。早くここをでないと巻き込まれるな
「なぜ魔力を感じない、いやない奴が身体強化魔法を使えるのだ!?」
「勘違いしているようだが僕は魔法を使っていない」
「そんなバカな!」
「それもう飽きた。それに時間がないんだ、次で終わらせる!」
「舐めるなよ魔法も使えない人間がーー」
相手も次で決めるようだ。魔力を持ってないから感じることもできないが何かやばい感じがビンビンする。
「《圧縮》」
「すべてを焼き尽くせ!《蒼き破滅》」
「遅い、もう《圧縮》は終わったんだよ!《解放》」
そして一気に僕は加速して蒼き破滅の正面から
「細胞活性+解放、100%パーンチ!」
「――ドオオゴォォーーーン」
その一撃は衝撃波で木々をなぎ倒し、火が収まり、そしてドラゴンの本気の魔法を正面から打ち破り、ドラゴンを跡形もなく消滅させた。
その一撃は音を、置き去りにしたという。
次から冒険者編の予定です!




