魔物との戦闘
鍛え初めてから半年、僕は死ぬ気で鍛えていった。その結果、僕は木を一撃で破壊することができるようになった。師匠によると僕は筋がかなりいいらしい。きっと魔法の才能が全て筋肉の方に吸われたのだろう。
「今日で鍛え初めてから半年だ」
「ほんとですか。時間の流れは早いですね、まだ3ヶ月くらいしかしていない感じです」
「まあそんなもんさ、ともかく今日からは山のさらに上の方、魔物が出るところで鍛えていく」
「ここからは死ぬ危険性が一気に上がるから気をつけろよ。そして今日からは獲物は自分で集めろ最初のうちは補助してやるから」
「わかりました。しっかりと集めます」
「さてまず探し方だやり方は簡単だ。気配を探れ」
「気配?」
「そうだ、気配とはいわば音だ」
「目を閉じて耳をすましてみろ。聞こえるか?風に揺れる木の葉の音が、そして何かの足音が」
―――いた
「いました。左の方?で何か大きい何かだと思います」
「残念左上の方だが、大きいやつなのは合っている」
「難しいですね。これ」
「それはそうだ。これは一朝一夕でできるようになるものじゃないもっと長い時間をかけていくものだ」
「さあ気を引き締めろ行くぞ、初の魔物との戦闘だ」
「はい!」
「そろそろ見えるはずだ。見えるか?」
「それっぽい動いているものが」
「それだ、あいつはレッサーベア。今のお前なら十分にし勝算はある行け!」
「はい!」
レッサーベアに近づいた。目の前にいるのを見ると昔―師匠と出会った日のことを思い出して足が竦む。だがあの時とは違う。あの時よりずっと強くなっているはずだ。
そしてレッサーベアのベアの前に立った。
「グア?ガァアアアー!」
凄い咆哮だ。再び足が竦むだが、絶対勝つ!その意思で足を動かす。
「来い!レッサーベア!」
「ドサドサッ」
(早い!ッ)
そいつの突進を紙一重で避け、全力で、殴った!
「ドッゴーン!」
「グアアアァアーー」
どさ、と音がして倒れた、、、ん?倒れた?1回全力で殴っただけなのに?
だがどれだけ経っても起き上がる気配がない。
「何してるんだもうそいつ死んでるぞ」
「いやでも師匠、1回殴っただけですし、」
「お前忘れたの?木を一撃で破壊できるようになっただろ。それだけの威力ならレッサーベアくらい一撃だぞ」
まあブラックベアはきついと思うけど。と言っていた。
、、なんか勝ったのに味気ないな。
「そんなとこでぼーっとせずこっちへ来い。解体の仕方教えてやるから」
「は、はい師匠」
――そしてこっからが地獄だった。俺の一撃で中の臓器がぐちゃぐちゃになっていてそれはもう酷かった。8歳の俺には幾らなんでもきつかった。
2回ほど吐いてしまったが、なんとか解体が終わった。
今日は疲れたのでこれだけで終わった。結構デカいから2日分くらいの飯になるらしい。
それからというもの、ここで狩りをしながら鍛えて行った。そんなことをしていたら半年が過ぎた。そんなある日のことだ。
「なあお前に会ってから1年経ったわけだが誕生日ていつなんだ?」
「、、いつなんでしょうね」
「え、お前自分の誕生日知らないの?」
「特に興味ないから覚えていませんでしたけど、アリスは多分知っていますよ。前に7歳の誕生日プレゼントってバックを貰いましたから」
「そうか、じゃあ多分9歳祝いにこの解体用ナイフあげるよ」
「!」 「ありがとうございます!大切に使います」
「おう、そうしてくれ」
◇
「今、どのくらいの物なら壊せるようになった?」
「結構力を込めて殴れば、レッサーベアなら跡形もなく消滅させられるくらいです」
「なら、さらに上に行くぞ」
「はい!」
「こっからはレッサーではなく普通のブラックベアなどのワンランク上の魔物が出てるから気をつけろ」
「気をつけて行きます」
「そういえば師匠、僕が鍛えている間なにをしているんですか?」
「ちょっとした技の開発をしてる」
「できたら教えてやるよ」
「ありがとうございます」
そこから一人になっていたら因縁の相手、ブラックベアを見つけた。
「いた、、、」
相手の強さは未知数だ、まずは結構離れた場所から石を投げてみるか
――この投石術は鳥などを狩るために身に着けたものだ
投石×6!
「ドッカーン!、バコーーン!」
「まるで爆弾が爆発したような音だな」
するとそこにはそこら中に穴が空いたブラックベアの死体があった。
「あ、6個はやりすぎた」
1個でレッサーベアが吹き飛ぶほどの威力だった。
6個は明らかにやりすぎだった。
「次は近接でやろう」
そう、心に決めていた。
――なお結局ブラックベアは一撃だった。
だが跡形もなくなるほどではなかったので、まだまだ修行が足りていないぞ、と師匠に言われた。
◇
あれから1年もの時が経った。そしてついに、ブラックベアを跡形もなく消滅させることができるようになっていた。
「あと三年か」
「今はまだ冒険者になったとしても、Bランク程度だろう」
この世界のAランクとBランクとでは、デカすぎる壁が存在する。Bランクは何百人いるがAランクは数人しかいない。それほどの大きな壁が存在するのだ。
「また上の方に行くが、こっからはレベルが全く違う」
「そいつ1体だけで村が崩壊寸前までいくレベルの化け物がゴロゴロいる超危険地帯だ」
「だがここを乗り越えれば一気に強くなれる。全力で挑め!」
「はい、全力でいきます!」
◇
それからついに見つけた。
「あれが1体で村が崩壊寸前までいくという極ベア、、」
オーラが全然違う。ブラックベアの何倍も強大なオーラだ。今回は近接で行くか。そして極ベアの前に出る。
「行くぞ!極ベア!!」
「あ゙、ガアアァァァアアーーーー」
「ッ!」
とんでもない圧だ。立っているだけで精一杯だ。
これが、極ベア!
「ガ?ダダッダダダッ」
は、早いッ、避けてから反撃!
「シュ、ドン、」
な!後ろに跳んで威力を受け流された!?こいつ、頭がいいぞ!
そこからしばらく睨み合いが始まった。
――先に動いたのはこっちだった。
一気に詰めて連撃で終わらせる! 相手も攻めるそうだ。
「ドゴーン!、バキバキッズッシャーン、ドッゴーン」
殴り合っている衝撃波だけで周りの木々が折れる、まさにレベルが違う戦いだった。こっちも攻撃を数発受けている。が、なんとか耐えて戦っていた。
「ぽた、ぽた、、ざあああーーー」
雨が降ってきていた。身体が冷え体力を奪っていく。
だがそんな戦いも、決着が近づいてきていた。
「!」
相手の反応が遅れてきている!?疲れているのか!今がチャンスだ!
「ドンドンドン、グアッ」
「!」
今だ!
「これで終わりだああーー」
「バキバギ、ドッカーーーーーン」
――その一撃は雲おも割っていた。
「勝った、勝ったぞーー」
いつの間にか、雨は止んでいた。1人の一撃によって――




