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スキル、図書室は大器晩成でした。〜今更戻れと言われても図書館になって行けません〜  作者: 佐野松 友
南の国はキナ臭い

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97 本の魂

宜しくお願い致します(*´∀`*)ノ


 船の改装も無事終え、ギルドに戻り、今日はいつも通りの査定所勤務です。


「南の思惑とか探れたらありがたいんだがな~?」

「働きながら読みます」

「頼んだ~」


 南の国は思わぬ大打撃に本国が慌ただしいらしく、コチラに再編成して来るのは、少し先になるかも、との事です。


「そもそも、コッチを狙ってた筆頭が死んだからな」


 そう。シタン大臣とか言う司令官が死んだのが、とても良い働きだったらしく、その後釜を狙う者達で足並みが揃わないとか。


「コレを頼む」

「はい、いらっしゃいませ~。オークですか…。…珍しいですね?」

「だなぁ。北の森にいたんだ」

「この大きさなら…、銀貨4枚ですね」

「おう。…嬢ちゃん達も頑張れよ~」

「「はいデス~」」

「またのおこしを~」


 リリー達も受け付けと査定所が慣れてきた様子。私は暇になってきたので読書です。先ずは、そのシタン大臣とやらを。


ーパラ…。

 シタン.リキズクは聖エスカリテの公爵家に生まれた純貴族である。家の生まれが良い事を傘に、子供の頃から悪事を繰り返し、婚約破棄を何度も繰り返す悪行をしていた。…子供の頃から屑だった、と。


ーパラ…。

 将来は王の為として、育てられたが、本人は自らが王として相応しいと思っており、密かに兄や両親を薬で衰弱させていった。王権派を弱体化させ、貴族派を台頭させた人物でもある。…根っからのドクズですね。


ーパラ…。

 家の実権を握ってからは孤児院を支援すると言う傍ら、洗脳教育を実施。更に、王になるために王を傀儡にし、王女を幽閉させる。尚、王に成るために王女に迫ったが、股間に鋭い蹴りを入れられ、玉無しになった。…お~…。苛烈なお姫様ですね~。


ーパラ…。

 しかし、若い頃の悪行で種をばら撒いており、子孫はそれなりにいるとされ、後継争いの火種は既に激しく燃えている。そんな最中に欲は膨らみ北の国を欲しがる。…ここからですか。…結構厚めですね…。屑のクセに。


ーパラ…。

 北の国は塩を握っている為に若干傀儡であったが、後一押しが足りず、足踏みをしていた。薬でおかしくさせたのが悪い方向に進み、何故か勇者を召喚したと聞き、絶句。更に運が傾いたのが、勇者が聖国に来た時。聖女を貶した事で敵対した事だった。…破滅パートですかね?


ーパラ…。

 更に不運だったのが、自身が派遣した北の傀儡を楠詩織に全て潰された事である。じわじわと攻め落とす積もりで貯めていた物質を全て奪われたのだ。本国で聞いて絶句。完勝して嫁にしようと画策していた王女のことを考えて、ソーリャに討たれる。…分厚いドクズ本ですねぇ…。


ーパタン…。

〈スキル、[宮廷作法LV1]、[算術LV1]、知力+15。〉


 …我慢して読んだ甲斐がある本ですか。う~ん…。提出してから判断ですかね。


「この依頼をお願いします」

「「はいデス~」」


「あ、コチラもギルマスに渡してください」

「本デス?」

「サブマスでも大丈夫です。シタン大臣の本と言えば通じます」

「了解デス~」


 査定所はまだ、大丈夫な様子。…さて、いよいよ次は海賊達ですね。…船長は後にしますか。…そうですね。宝剣に宿ってたモノにしますか。


ーパラ…。

 パッタシは今は無き更に南の村で生まれた。漁村だったが、貧しい為に出奔。盗賊紛いの事をしていたが、剣の腕を見込まれ、エドモンド海賊船に乗る。…剣士だったんですね。


ーパラ…。

 襲った商船は数知れず、殺した人間も海賊の中で2位。強者にしか興味を示さず、死後も強敵を求めて彷徨う。昼間の睡眠時に詩織に吸収された。


ーパラ…。

 魂を断罪し、ソードスケルトンを召喚可能。…ふむ?つまり、替わりの別物を召喚が可能…と。リノベーション船の警備に有りですかね。


ーパタン…。

〈スキル、[骨法剣術LV1]、体力+5、力+5、器用度+5、俊敏+1。〉


 …骨法?骨になれと?




 

リサイクル。(゜Д゜)

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