94 海賊船の底
宜しくお願い致します(*´∀`*)ノ
「海賊船なのに大砲が無いのは海に沈むからですかね?」
「たぶん?海中に入ってるハズだから。」
大砲を撃つための小窓が全て塞がれ、デッキに行くための階段も閉められる様に出来ていました。
「アンデッドの方が大砲を撃つより楽なんだと思う。」
「ですね」
ブリッグ船としての使い方としては、突撃して海賊行為をしていたと思われます。
「船員も多かった?。」
「ええ。白骨が沢山ありましたから」
昼間に攻めて正解でしたね。不死身のガイコツ達が恐れも抱かず向かってくるとか、とても面倒だと思いますし。
「一応、探せる範囲は全て回収してありますけど、隠し階段とか色々有りそうですからね…」
「船底とか?。」
「ですね。海賊達の食料庫のハズなのに、食料樽が無造作に置いてありました。怪しいと思いませんか?」
「本来の用途外での使い方…。」
それこそ、あのトライデントの様なナニカを奪っていて、閉じこめていたとか。
「予想しても仕方ありませんね。隠し階段を探しましょう」
「おー。」
「子供達は呼ばないの?。」
「お昼寝の時間です。…それに、見せられない場所の可能性がありますし」
探検隊の時は先にネズミ部隊に大丈夫か確認させてますからね。
「ご主人様~。船長室に怪しいスイッチがあったデス~」
船長室から、遠隔操作が出来るんですか…。古い船なのに所々ハイテクですね?
…ポチっとな。
「ご主人様~っ。隠し階段デス~っ!」
「やはり、ですか…」
「設計の段階で噛んでないと出来ないと思う。」
「ですよね。もしくは、奪ったか」
「碌でもない使い方しかないのでは。」
船長の許しがないと行けない船底ですか。
「…さぞ、無念だったでしょうね。」
「ええ。何となく予想はしてました」
…底は独房。攫った人を閉じ込めて弄ぶ場所。
「愛理さん。雅さんを」
「分かった。」
クリーンをしておきましょう。辛気臭い処なんて旅立つには不要です。
「連れて来た。」
「海賊船なんてテンション上がりそうだっけど、コレは下がるね…」
「ええ。お願い出来ますか?」
「…うん。…罪なき魂に安寧と安息を。[ホーリー.ブレス]」
ーきゃっきゃ。
ーありがとう。
ーありがとな、嬢ちゃん。
「…安らかにお眠りください」
「…」
「…」
…願わくば、来世は幸せいっぱいになってくださいね。
「さて、…回収しますか」
「そうね。」
「私は何かした方がいい~?」
「ふむ。…隠れてる悪霊とかいますか?」
「む~?怨念的な?」
「ええ。怨念的なヤツです」
「それなら、コッチ」
付いて来たのは船底の階段裏。
「なるほど。拷問用器具ですか」
「ある意味収納上手。」
「檻から見えない所に配置だもんね」
全部吸収します。子供達が見てもどんな場所だったのか、分からないレベルでクリーンにしないとですね。
ーポン…。
〈拷問用ハサミとシーザーの魂を吸収。…
〈拷問用鞭とエスレの魂を吸収。…
〈拷問用ハンマーとエムスの魂を吸収。…
〈……
〈…
…結構ありましたね。拷問用器具。図鑑も沢山ですよ…。詳しくなんてなりたく無いんですが?
「カタカタしてもフル無視吸収。」
「襲われる前に吸収してしまえばコチラの物ですから」
「詩織っちのそういうとこ凄いと思う~」
吸収出来るのならば、怖くは無いですから。…悪人本が沢山増えるのは遺憾ですけど。
「このままだと鍵付きの本で本棚が1つ埋まってしまいますよ…」
「禁書庫にする?。」
「いえ。出来れば明るくして後ろ暗い事なんて無かったレベルにしようかと思いまして」
「ほえ~。…いいんじゃね?」
「うん。ソレなら独房をぶち壊そう。吸収してね。」
「どんと来いですよ~」
シリアス回(゜Д゜)




