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スキル、図書室は大器晩成でした。〜今更戻れと言われても図書館になって行けません〜  作者: 佐野松 友
南の国はキナ臭い

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90 思惑 人魚視点

宜しくお願い致します(*´∀`*)ノ


「はぁ~…。どうしようかしら…。昼間は人間を警戒、夜は海賊が活発。…面倒ね~」


 私達、マーメイドが任命されたのは、襲撃で奪われた宝具の回収。アンデッド達が不死をゴリ押しして奪っていったのよね…。


 人間に助力をなんて願ったら、逆に襲われたし…。特にあの旗の船はダメね。…あら?


「ちょ、…うひゃーー!?」


 …木材と仲良く死にかけたわ…。あ、新鮮な果物っ!!


 「…酷い目にあったわ…。誰よっ!?大渦なんて作りやがって!!」


 …ん?あそこに浮いてる人間が2人。どっちかがやったのなら、文句言ってやるんだからっ!!


 出会ったのは、恐らく賢者。本人は違うって言ってるけど、通用しないんだからねっ!平気で生首吸収したのはビビったけど…。


 そして、話をして名案を思いついたの。コイツに海賊を何とかしてもらおうって。


 そして、案内をしたんだけど、全然出てくる気配無し。あ、帆を畳んでる…。リザードマンが手を振ってきたので振り返しておくわっ。


「おかしいわね?戦闘音が聞こえないわ?」


 アンデッドは不死。それこそ、乗り移る器があればいくらでも翻弄されるのに。


「浄化出来るのかしら…?」


 私達魔物には無い力。聖属性。アンデッドに抜群に効くらしいから、あの国を頼ったのに…。


「…ぐぬぬぬ。許すまじっ」


 ふぅ…。まあ、いいわ。海の藻屑にしてくれたから。今頃は肉食の子たちがモグモグしてるでしょ。


「うん?…賑やかになってきた?」


 子供の楽しそうな声が聞こえるんだけど?転移で連れて来たの?…海賊船に?…夜には幽霊船になる危ない船に?


「ちょっとあんた達~っ!」

「どうしたのデス~?」

「子供を連れてくるのは危ないでしょっ!」

「あ~…。それならご主人様が吸収してしまったから大丈夫なのデス~」

「…あら、そうなの?」

「はいデス。今は宝探しと残りの隠れアンデッドを探してるのデス~」


 …まずい。人間の宝石関連も欲しいケド、魔王様の武器はまずいっ!


「ち、因みにどんなお宝があったの?」

「ほえ?…う~ん。剣と槍と金の卵デス?」


 …ナニソレ?金の卵なんて魔王様言ってたかしら?…いやっ、ソレよりも槍よっ!


「そ、その槍ってどうしたのかなぁーって…?」

「ご主人様が吸収しましたのデス~」

「……」


 コレはもしかしたらやっちまったヤツでは?


「み、見せて貰うことは?」

「分からないデス~」


 つ、詰んだっ!


「う、うわぁああんっ!」

「えっ。何で泣くデスっ!?」

「魔王様に怒られる~っ!びぇええんっ!」

「え~…。ご、ご主人様ーッ!」


 ソレもコレもあの国と海賊のせいよっ!絶対に許さないんだからっ!死んだら化けて呪ってやる~っ!!

悲しき部下(´・ω・`)

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