89 金の卵
宜しくお願い致します(*´∀`*)ノ
どうやら、マナを飼い主認定したらしく、触ると魔力をドカッと吸われるようです。
「私の魔力を1番食べたのに…。」
「まあ、まだ卵ですし、乞うご期待と言うことで…」
「しかし、コレだと肩車が難しいな?」
「む~…」
そう。肩車形態だと、卵をクマが触れてしまい、ふにゃふにゃクマになってしまいます。
「赤いクッション越しではどうです?」
「む?…、コレならば、まだ行けるな…」
「赤いクッション帽子に金の卵クマ子供付き。」
「凄い属性過多ですね?」
「…もう、慣れたぞ」
更に狙われますね?マナ姫を守護るクマ騎士よ。
「ご主人様~。上の柱に隠されてましたデス~」
「…槍ですかね?」
「トライデントだな。海の魔族が良く使う武器だ」
それにしては黒い。穂先から柄まで真っ黒です。…えい。
ーポン…………。
〈呪われし大海嘯を吸収。図鑑が完成しました。〉
…なかなか吸収しませんでしたね?…呪いですか。…沈没した原因では?
「大海嘯という名の槍のようですね」
「…っ、海の魔王の持ち物だぞっ!?」
「…え~。…もしかして、勇者ですか。エドモンド海賊団」
「いや、俺も聞いたことが有るくらいの悪名高い海賊だぞ」
…ギルマス案件に発展しません?
「そんな悪名高い海賊の船を根刮ぎ回収してる人がアナタ。」
「…私は人魚さんのご依頼を果たして、ついでに貰ってるだけです」
本を読んだらお返ししますとも。
「ご主人様~、航海士のお部屋に色々あったデス~」
「お宝探し続行ですよ~」
「「「おー!」」」
さて、来たのは航海士のお部屋。海図に望遠鏡、本棚。…っ、本棚っ!
「ここにありましたかっ!船長室に無くてどうしてくれようと思っていましたが、ここにお宝がありましたねっ!」
「低めの本棚にビッシリね。」
「最高っです!」
「う、うん。」
えへっ、お宝の山がこんなに。ま、先ずは1冊。
〈勇者クッタの冒険1巻を獲得。本棚に複製、収納します。〉
ほうほう?冒険小説ですかっ!つ、次は?
〈勇者クッタの冒険2巻を獲得。本棚に複製、収納します。〉
し、シリーズ物だとっ!?で、では。
〈勇者クッタの冒険3巻…
〈勇者クッタの冒険4巻…
〈勇者クッタの冒険6巻…
…ちょっと待って下さい。…5巻は何処です?!
〈勇者クッタの冒険8巻…
〈勇者クッタの冒険9巻…
…ぐぬぬぬ…、7巻もですかっ!
〈海の魔物大全を獲得。…
〈勇者クッタの冒険7巻…
ほっ。こ、コレならば、5巻も何処かにあるはずです…。
〈うみの覇者1巻…
〈うみの覇者2巻…
こ、ここで更にシリーズ物だ、と!?5巻は!?
〈うみの覇者3巻…
〈うみの覇者4巻…
〈クッタの冒険5巻…
「よっしっ!!」
「…ビックリした。」
「あ、ごめんなさい」
ついつい、まん喫感覚になってしまいました。1つ抜けてると我慢出来ないんですよね…。
いや~。読んでいない本が沢山あってとても嬉しいですね~。
「…これで最後ですか…」
「…本当に本が好きなのね。」
「ええ。もちろんです」
〈魔王に捧げる鎮魂歌を獲得。本棚に複製、収納します。〉
ほう?面白そうですね?後で読まねば。
「あとは、細かい物で全部ですかね」
「本当に根刮ぎなのね。」
もちろんです。船を解体して木材も欲しいくらいですからね。
強欲(゜Д゜)




