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スキル、図書室は大器晩成でした。〜今更戻れと言われても図書館になって行けません〜  作者: 佐野松 友
1章 異世界は本が少ない?

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9 外へ

宜しくお願い致します・:*+.\(( °ω° ))/.:+


 復習をしても、流石にステータスは上がらず…ですね。それは、そうですよね。籠って読書してるだけで永遠と強くなれるなら、私は引き篭もりますとも。

 

 さて、時刻は22時過ぎ。流石異世界。夜は真っ暗です。あ、でも、月明かりは強めですね?星も綺麗です。都会に居ましたが、こんなに綺麗には見えませんでしたね。


 今度こそ、外にそぉーっと?


「ふふっ」  


 おっと。…大丈夫ですね?…ついつい、笑いが。…見張りはいませんねぇ。…そうだ、この、地面に生えている、草。コレも取ったら素材ですよね?……えいっ。


ーブチッ…。


<ザザ草を採取。図鑑に登録、吸収します。0.2%。>


 0.2%…。頑張って草毟りしなさいと?草も生えないレベルで苦行では?…いえ、所詮は草です。しかも雑草みたいな名前の草です。他を探しましょう。


 しかし、図鑑は完成しないとステータスは貰えない…と。…夜が明ける前にこの城から出来るだけ遠くに行かなければ。…石ころ発見。…ふむ。


<フツツコ石を採取。図鑑に登録、吸収します。0.6%。>


普通の石ことフツツコ石。チリツモですね。コレは。


 ハッ、いけません。こんな事していると時間が溶けてしまいます。…前方に火の明かりですね。擬態を使ってみましょう。


 草むらに入り、擬態をオン。…コレでどうでしょうか。


「見つかったか?」

「もう、国にいないだろ。俺達は出来るだけ殿下に近づかない。コレが1番だ」

「衛兵が癇癪で斬られたからな…」

「聖女様が駆け付けなかったらヤバかった奴な」


 あのクソ王子、本当に救いようがありませんね。


「陛下は?」

「しらん。ずっと妾とイチャイチャしてるんだろ」

「この騒ぎでも我関せずか。大丈夫なのかねぇ。この国は」

「今のうちに東か南に亡命するか?」

「給料を貰ってからだなぁ」


 世知辛いですねぇ…。しかし、王子がクソなら王もって事ですか…。勇者達が上手く舵を切ってくれるのが一番の理想ですかね。


 …バレませんでしたね。レベル1ですが、擬態さんは強いと言う事ですね。過信は禁物ですが、そろりそろりから、ガンガン行こうぜに変えても良さそうです。


 外壁…。ありますよねぇ…。どうしましょうか。流石に壁は採取対象外ですよね〜。何処かに綻びとかないでしょうか?


「読書タイムは終わった?。」

「本が少ないんですよね〜。…ッ」

「安心して?連れ戻そうとは考えてない。」

「…賢者ちゃんですか。何か用です?」

「愛理。剣菱愛理。」

「あ、コレはどうも。二宮童子こと楠詩織です」

「ふふっ。嘘付きの相手は疲れるね?。」

「まったくですよ。会って1番がちんちくりんですからね。王子じゃなかったら蹴ってます」


 今思い出しても腹が立ちますね。何回も折れないかな…。…愚痴が吐きたくて来た訳では無いですよね?


「私も本を読みたいと思って。」

「ほうほうっ、流石賢者ですねっ、しかし、本棚に今あるのは4冊だけなんですよ…」

「大丈夫。あのおじいちゃん、私達を警戒して何も読ませてくれなかったの。」


 気の良いおじいちゃんでしたけど?…話の続きは図書室でしましょう。


「賢哉がオラついたから。」

「剣聖くんか…。野良猫みたいですよね〜」

「そう。懐けば良い奴。」


 一生懸命仲間を守ろうとシャーシャー言ってたと。…ふむ。


「愉快な仲間たちですね?」

「うん。優吾も、雅も、皆良い子。元の世界に帰る為に頑張ってる。魔王を倒せば…なんて、あるある。私は信じてない。」

「でしょうね。…コチラが今ある4冊です」


 もっと増やしたいですね。棚が寂しそうです…。


「ありがとう。脱出の手伝いは町までの護衛で大丈夫?。」

「ええ。助かります」


「それにしても、よく分からない並びね?。」

「…ガン爺様セレクトです」

「…この、王国周辺に生える、食べられる物、食べられない物図鑑。は、貸し出しは出来る?。」

「貸し出しですか…」


ーポン…。

<貸し出し図書カードを発行します。期限が切れるとコピー本は消滅します。>


 なるほど?それならば、問題ありませんね。


「可能ですよ。コチラが図書カードになります。お名前を書いて下さいね」

「本当に図書室みたい。」

「期限が切れると本は消えますので、ご注意を。では、どうぞ」


 やはり、読者が居てこそですからね。

 

賢者、剣菱愛理。長身のスラッとして美人。剣道段持ち。賢者になった事に疑問を感じる。読書は好き。

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