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スキル、図書室は大器晩成でした。〜今更戻れと言われても図書館になって行けません〜  作者: 佐野松 友
南の国はキナ臭い

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86 海の魔物

宜しくお願い致します(*´∀`*)ノ


「お~…。船が飲み込まれていきますねぇ~…」

「お、恐ろしいデス~…」

「あれなら回収出来ると思う。…多分。」


 ま、まぁ。全て水圧で葬るなら1番楽ではありますよね。生き残っても魑魅魍魎溢れる魔の海です。


「…潜って回収は危険では?」

「モーセにする?。」

「…出来れば回収は楽ですね」

「…疲れるからイヤ。」


 …ですよね。


「先頭の船、全て沈没デス~」

「そろそろ歩いて向かいますよ~」

「先に向かうデス~」

「司令官の死体は必要なので取ってきて下さいね~」

「はいデス~っ!行くよっ」

「「お~デス~!」」


 リザードマン3人娘に任せて、残る2人は回収を任せますか。


「浮遊魔法は燃費が悪いの。」

「[図書室]で待ってて下さい」

「宜しくね。」


 さて、渦潮も収まり、後は後方でパニックになっている者達ですね。


「ご主人様。木箱ごと持って来ましたっ」

「お~。お宝ですね~」


ーポン…。

〈アプルの実を吸収。図鑑を更新、34%。〉

〈木箱を吸収。図鑑が完成しました。〉


 おや、積み本が増えてしまいましたね。さっさと終わらせて帰らないと、どんどん増えそうです。


「ご主人様っ!魔物が来ますっ」

「下がっていて下さい。…下から来るなら意外と簡単な方法があるんです。水龍剣術熱湯ぐるぐる斬り~」


「ぎぴーっ!?」

「熱いのは初めてですか?もっとあげましょうね~」


 はい、熱湯、熱湯~。浮かんで来たのは…何でしょうね?背ビレが鋭いお魚です。


〈太刀魚を吸収。図鑑に登録。10%。〉


 …異世界太刀魚は背ビレが刃物なんですか。…太刀というかナイフでは?


 更に熱湯~。


「お~。大漁ですね~」


 本当は電撃が楽ですけど持ってませんし。確か違法だったハズ。


「熱っ!?」

「あ、すみません」

「謝れるのは偉いけど、止めてくれない!?」

「悪い魔物では無いと?」

「可愛いマーメイドよっ!」


 答えになっていない様な?…まあ、攻撃してきたらその時は三枚に下ろしますから。


「アナタ達、あの南の国の関係者?」

「敵ですね。沈んでもらってます」

「…それじゃ、大魔法使ったのアンタ?」

「いえ。賢者様ですね」

「その賢者様に言っておいてね。果物ありがとうバカ野郎って」

「…ですよね~」


 あの大渦で迷惑してますよね~。


「あの国もあの国よっ!私達を捕まえて最低なんだからっ!」

「聖なる国が聞いて呆れますね~」


 薬に洗脳、果ては知恵ある魔物を密漁ですか。流石ドクズ国家ですね。


「ご主人様っ、取ってきました~っ!」

「…ソーリャ、首だけですか?」

「はいデス~」

「…下も持ってきて下さいね」

「…はっ、ごめんなさいデス~っ!」

「おっと」

「ヒエッ」

「あ、すみません。すぐ消しますね」


ーポン…。

〈シタン.リキズクを吸収。図鑑に登録。25%。〉


「…アナタも賢者?」

「いえ。私は読書好きの一般人ですよ」

「嘘吐きは良くないわよっ!」


 …えぇ~…。


「持ってきたデス~」

「ありがとうございます」


〈シタン.リキズクを吸収。図鑑が完成しました。〉


「あ、他に沈んだ人は好きにして良いですからね」


 態々回収するのも面倒ですし。


「他の子たちが食べるでしょ」

「要らない物とかあったら廃品回収しますので」

「…いいの?」

「私にはお宝なんで」

「そ、それじゃっ!人間が落として行った怪しいのも?!」

「…え、ええ。案内してくれたら助かりますケド」

「じゃ、コッチよっ!」


 …帰って本が読みたいのに。仕方ありませんね。


おてんばマーメイド(゜Д゜)

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