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スキル、図書室は大器晩成でした。〜今更戻れと言われても図書館になって行けません〜  作者: 佐野松 友
南の国はキナ臭い

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83 魚介調理

宜しくお願い致します(*´∀`*)ノ


 さて、残り物しかないとは言っても港町。売れ残りを沢山購入しました。見た目が悪い魚介類が多めではありますが。タコやイカ等日本人からすればご馳走です。


 美味しく食べてあげますからね。今回は料理長、煮炊き斑プラスあるふぁ。です。


「詩織。ソレは悪魔の食い物だろ?」

「…どっちの事です?」

「…いや、どっちもだよ!」


 …可哀想に。軟体なだけですのに。


「美味しい食べ方で作りますから、お楽しみに」


「ひえっ」

「た、食べるのかしら…」

「…でも、いつも美味しい」

「たべてやっつけうっ」


 うんうん。マナは勇者になれますね。


 さて、先ずはタコさんから。鮮魚は新鮮が命です。賢者様に凍らせて貰いました。


 現在は解凍して、塩揉み中です。


「1度凍らせると繊維が壊れて、柔らかくなるんです」

「ほ~。…堅くて食えないと思っていたが、そう言う事か~」

「特にタコさんはヌメリが凄いんですが、1度凍らせるとあまり出ません」

「…そこまでして食いたいものか?」

「…味は確かです。…そうですね。1つはボイルにしますか」


 お鍋を置いて、水龍剣術熱湯グルグルぎりー。


「…なんで剣からお湯が出るんだ??」

「スキルも使いようです」


 さて、更に加熱。お塩は揉んでいたので少し。足からチョンチョン…と。


「足がクルッてなったわっ」

「コレをやると見栄えが良くなりますし、切りやすいんです」

「ほえ~」


 茹であがりは、よく見る茹で蛸。スライスして、お醤油を、付けて。


「見た目が赤か…。凄い色だよな…」

「私の世界と同じならば、このままでイケるハズ…。はむ。」


 …ふむ。…アナタも異世界転生したんです??…記憶と変わらぬ味です。


「ど…、どうだ?」

「…どうぞ」

「…うぐぐ」

「いたたきまうっ」


 先にマナが待ちきれずに行きましたね。


「あむあむ…。うま~」

「は!?…、あむっ、…うまっ」

「…コリコリするのね。味がどんどん出てくる」

「わ、わたしもっ、あむ。…うまっ」


 うんうん。味見で無くなって行くのもあるあるですよね。まぁ、まだまだ有りますから。


「バーニィ。今みたいな感じです」

「はいっ」

「茹でただけでコレとはな…。確かにもったいないな…」

「ええ。…なので、今回はパエリアにします」

「ぱ、…なんて?」

「パエリアです」


 何気に簡単ですし、お米が炊いて無いのなら、生米から行きます。


 先ずは先にイカを切ってしまいますか。中身を抜いて、要らないものは吸収です。肝は…。時間が経っているので吸収ですね。墨袋もです。…ゲソは一口サイズ、身は輪切りです。クチバシは飲んべえに焼いてあげますかね。…そして、更に安売りされていた、エビ。漁師さん曰く虫を食べるのか?と。


 …まあ。見た目は脚とかキモチワルイですよね。私は平気ですけど。


 綺麗に皮を剥いて、背腸を取ります。尻尾の先に臭みがあるので、切って扱く。これで問題なし。…頭は、流石に食べるのに難易度が高いですよね。…エビ油にしますか。カラッカラにすればおやつになりますし。


「凄い手際だな…?」

「私鮮魚担当だったんです」


 朝早めに働いて、本を楽しむスタイルでしたから。


「ほえ~」


 では、本調理ですね。オリーブオイルは…。似たような油で代用です。ニンニクは高校生達がご所望なので、少し多めで。オイルでニンニクを炒めて、…うん。良い香りですね。そして、イカとエビを焼きますっ。


「うわ~…。また、飯テロしてるぅ…」

「きょ、今日の献立はっ?!」

「港町だから魚介か?」

「タコとイカとエビ。」


 腹ペコゾンビ達が来ましたね。


 良い感じに香りが付いたので、生米投入。白ワイン入れて、ファイアーッ。


「お~…」

「ふっ、アルコールは飛ばしますので、子供でも美味しく食べられます」


 お水を入れて、ここでトマト。ウチの子たちは食べれますからね。沢山入れます。


「茹で蛸を切ってここに入れて…。後は蒸らし待ちです。弱火で、10分ですね」

「じ、10も待つの!?」


「簡単につまめるタコからでも出しますか」

「ひゃっほーっ!」


 簡単ですし。タコをぶつぎりにしてショウガ、ニンニクをすりおろしていれて、醤油で混ぜ混ぜ。後は粉に付けて揚げるだけっと。


「火が通ってますので、早めにカラッと揚げますね」


 何せ、腹ペコ達が沢山いますし。


「はい。コチラを先に食べてて下さい。塩か、マヨネーズかケチャップはお好みで」 


「マスター、コッチも出来ますっ」

「随時出して下さい。沢山食べそうです」

「はいっ」


「クチバシは串に刺して塩を振るのみです」

「それだけか?」

「飲んべえにはクリティカルらしいですよ?」

「ほう?」


「私は体質的に無理なので飲みませんけど、居酒屋で良く出るらしいです」

「ほうほう…」


「パエリアも出来ましたね。フライパンから、ほいっと」

「「お~っ」」


「さあ、どうぞ~。」

「い、いただきますっ、はぐっ、…っ、うめぇっ」

「はぐっ、ぐすっ、はぐっ」

「忙しいな雅…。うめぇっ!」

「はぐはぐはぐ…。」


 コレは…、更に追加が必要ですね…。


「彩りが凄いな…。王族が食うもんだろ…。こんなの…。うめぇっ!」

「「あむあむ…」」

「…悪魔は美味しい物を食べてたんだね」

「…そうね。知らないとは、愚かな事なのね…」


 …まぁ、ゲテモノ料理枠なんでしょうけど。美味しい食べ方1つで化ける素材なんて世の中沢山あるんですよ~。


「「「おかわりっ!!」」」

「はいな~」

飯テロ。(ΦωΦ)

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