76 薬師ギルド依頼完了
宜しくお願い致します(*´∀`*)ノ
ホクホク顔で戻る私達と引き換えに、薬師ギルドの方々は緊張しているご様子。
「割ったら戦犯ですからね」
「し、詩織ちゃんが吸収したらどうかね?」
「試しで1本、10%でしたので、9本も必要ですよ?金貨180枚とか払えませんよ…」
現在売られている万能薬は割高らしいですからね。高コストで保存が利く高級品です。
「ぐぬぅ…。しかし、足が早いのじゃろ?」
「ええ。何日でダメになるかは知りません。メリーに全て飲ませたので」
「…吸収すれば保存期間無期限よ」
「…そうですね。それは実証済みです」
切ったザザ草を回収して、数日後出しても、切った新鮮なままでした。セトが証人です。
「腐らせるよりマシじゃのう…」
「直ぐにアポが取れる貴族なんて居ませんし…」
「…良いんですか?」
「なぁに。作り方は分かったんじゃ。次回は少なめに作るわい」
それならば、有り難く。
ーポン…。
〈古代万能薬を吸収。図鑑が完成しました。〉
「では、お預かりしますね」
「その時が来たら宜しく頼むのぉ」
〈古代万能薬を吸収。図鑑に蓄えます。〉
私的には大満足の結果でしたね。
「一応1本は儂が実験で飲むからの」
「ズルいですよ~!」
「そうだそうだ~!」
「え~い、だまらっしゃい!年寄りを労らんかっ」
…まだ、持ってたんですね。…まぁ、割らなければ良いですけど。
図書室から薬師ギルドへ。子供達は遊戯室に直行していきました。元気ですねぇ。
「本当に便利じゃのう…」
「今度旅行に行きましょうっ!」
「隣国入り放題っ!」
…なんでしょうね?某青タヌキの様な扱いをされそうです。
「コレが依頼完了証明書じゃ」
「はい、確かに」
結構奮発して貰えましたね。…コレなら本屋さんへ冷やかしに行っても良いのでは?
「やっと見付けたぞっ!女ぁ!」
「…」
数分前の自分を叩きたいですね…。クソ王子がエンカウントしました。
「…人違いでは?」
「そんな訳があるかぁッ!」
おっと。いきなり斬り掛かって来ましたよ、コイツ。…人通りが少なくて良かったです。
「チッ、運良く避けたな…」
いえ、遅かったですね。
「…あなた方も敵で宜しいですか?」
「……」
何時ものお付きの騎士では無さそうですけど。…そうですか。敵ですか。
「ダルトンさんは如何しますか?」
「正当防衛だな」
「ですよね」
リリー達もやる気まんまんですからね。
「…チッ、魔物風情がっ!掛かれ!」
「「「…」」」
「今こそ鉄槌を。リリー」
「はいっ」
「…き、消えただと?!」
…最近の従魔達の流行はポータル戦術です。
「ぐはっ」
「足下にもっ!?」
もちろん、諜報部隊も居ますとも。
「…っ、つ、使えないスキルのハズだろう!?」
「…一体いつの話をしているんです?日々努力してるに決まってるでしょう」
こんなモノなら、徒手で十分です。
「来なさい。ボンクラ」
「…バカにしやがってっ!」
まるで腰が入っていないではないですか。
「ふっ!」
「おごっ、…キサマァ!」
軽いローキックなんですけど。間合いの外から蹴ります、よっ!
「うぐっ!」
「はぁっ!」
回復魔法があるんです。骨の何本か貰いますねっ!溝うちっ!
「ごはっ。…」
「…気絶しましたか。面倒です。持って帰って下さいね」
「マスター、ごめんなさい。やっちゃいました…」
「…」
ーポン…。
〈アブロースを吸収。図鑑が完成しました。〉
「ナニもいませんでしたね」
「あ、はいっ」
面倒ですからね。証拠は残しません。見物人は…。まぁ、滅多に来ない所ですし。
「詩織、コレも頼む」
「Bランクに挑む愚か者ですか」
「…何か使ってるな。正常ではないのは確かだ」
「…え~…。面倒ですねぇ」
〈コネシムを吸収。図鑑が完成しました。〉
「暗部とかいう奴らですかね?」
「さあな。取りあえずギルドでギルマスに報告だぞ」
「…はぁ、また本屋さんへの道が遠ざかる~…」
ソレもコレも、コイツのせいですっ!オマケも受け取れっ!
「うげっ。…。」
「そんなのでもこの国の王子なんだがなぁ…」
「知りませんね。私達は暴漢に襲われました。コレだけです」
土は美味しいですか?そのままずっと寝ていなさいな。
遂に足が出ました。(゜Д゜)




