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スキル、図書室は大器晩成でした。〜今更戻れと言われても図書館になって行けません〜  作者: 佐野松 友
2章 成長

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61 薬師ギルド

宜しくお願い致します(*´∀`*)ノ


 どんどん運び込まれる素材達。私が知っている植物や、知らないキノコ等々、とても美味しいです。先ほどの販売リストにマスターの名前はありませんでしたが、サブマスターが載ってました。外に行ってぐるぐる巻きにしないといけませんね。


「リリーとバーニィは外で死んでるかもしれないサブマスを捕まえてください」

「「はいっ」」


 私はマスターの部屋に行きます。恐らくは白でしょうが。…その前に書類は纏めて清書しておきますか。ついでに成書に。


〈薬師ギルド月毎売り上げ表を纏めて成書します。複製し、本棚に収納します。〉


 …うむ。読みやすくて、良いのでは?


「お邪魔します」

「ほっほっ、いらっしゃい」

「一応うちのギルマスのジローの代わりで来ました。詩織と申します」

「タンブルじゃ。収穫はあったかの?」

「ええ。コチラを」


 渡すのは清書した本。と、纏めて成書した本。


「………はぁ…。侵略と言うよりも侵食だのぅ」

「…なるほど?確かに。南の国は同盟(敵)のようですよね~。マンドラゴラもありましたが、土が南の国でした」

「…そこまで分かるのかね?」

「ええ。便利なスキルなので。タンブルさんはマトモそうなので、本の回収だけにしますね」

「…ええんか?儂は助かるが」

「あのギルマスのことです。言葉通り全部押収したらダメな気がしますから」

「…だ、そうだぞい」


 タンブルおじいちゃんの言葉で現れたのは、やっぱりでした。


「…流石詩織だな。いつ気付いた?」

「依頼がグレイスさんでした。つまり、最高権限ではないと言うことです。恐らく押収もポーズ。一般素材達しかないのがその証拠です」


 知らないキノコとかも一般素材でしょうね。…荒ぶる鷹のブローチも恐らくは監査権限くらいでしょうか。


「悪いな、コレもテストだ」

「性格が悪いですよ」

「ほっほっほ。儂は押収されても、この証拠品だけで合格じゃったぞい?」

「あ、てめぇ!汚ぇぞ!」

「…サブマスは明らかに怪しかったので、容疑者逮捕も込みでリリー達に行かせてます」

「おう。縛り首確定の奴な」

「ダルトンさんが日頃の恨みも込めたので生きていたらいいですけど」


 2回転ぶん投げを果たして普通の男性は耐えられるのか?


「…あ~。死んでたら本にしてくれや」

「了解です」

「面白いスキルよのぉ~」

「本が好きなら何時でもご利用出来ますので」


 図書カードを渡しておきますね。


「ほっほっほ。…この部屋の本を全部持っていくかね?」

「…いえ、美味しい物を一辺に食べる主義ではないので。…その代わり、ちょこちょこ読みに来ますね」

「ほうほうっ。楽しみにしておるよ」

「…所で、うちの子たちが持ってきた素材達は返した方が?」

「テスト報酬だと思ってくれ」

「しょうがないのぉ~」


 やったぜ。ですねっ!


「しかし、便利じゃの~。こんなに分かりやすい本にしてくれるなら、報酬をだすぞい?」

「…書類仕事手伝ってくんねぇ?」

「…要相談と言うことで」


 嫌いではないですけど、それだけに忙殺はされたくありませんので。

試された。(゜Д゜)

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