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スキル、図書室は大器晩成でした。〜今更戻れと言われても図書館になって行けません〜  作者: 佐野松 友
1章 異世界は本が少ない?

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6/10

6 脱出

宜しくお願い致します・:*+.\(( °ω° ))/.:+


 時間を潰す為にも、ガン爺セレクトの内の後2冊、読んでしまいましょうか。あの2人も考える時間は必要でしょうからね。


 ふむ。周辺諸国と特産品、地図付きですか。流石ガン爺様です。読まれていたレベルで欲しい物を頂きましたね。


ーパラ…。


 この国は平原に囲まれた、豊かな国である。…豊かねぇ…。塩とか、鉄とか、暮らす為の必要な物は輸入でしょうか。しかし、攻め辛いと。…農業が盛んであり、小麦王国と言われることもある…と。…食べ物で栄えたって書いてありましたね。…魔王の脅威なんて無さそうですけど?


ーパラ…。


 東の方向は2つ山があり、更に東に行くとゴーレ帝国がある…と。この国は製鉄で栄えており、ダンジョンも保有している。中でもゴーレムコアがよく出ることからゴーレムから取って、ゴーレになった…と。安直では有りますが、覚えやすいですね。


ーパラ…。


 南の運河を牛耳っているのがソリスティア聖国…と。特産品は漁業で取れた魚類…と。バルトメル王国の同盟国、と有りますが、実態はどうでしょうね。塩を握られている以上は同盟と言うより属国に近いのでは?…勇者になんとかしてもらおうという魂胆が透けて見えるようですねぇ…。


ーパラ…。


 北は平原、森へと変わり、大森林になる…と。時折ドラゴンの咆哮が聞こえ、ワイバーンが家畜を襲いに来るらしい…ですか。…興味は有りますが、今ではありませんね。


ーパラ…。


 西は要塞の町となっていて、冒険者や傭兵等が出入りする要所となっている…、ふむ。…そこから、北に採取や討伐に行ったり、南に護衛任務を受けたり、更に西の村に行商をしたりしている…。へぇ…。更に西は国境があり、その先は魔族領…。なるほど、だから要塞なんですね。先の村は監視の為のものでしょう。


 地図があるのはありがたいですね。細かい村とかの情報もあります。しかし、徒歩だと時間が掛かりそうですね。


ーパタン…。


<スキル。地図、目利きを獲得。体力+4、知力+2。>


「…ッ、2つもですか…。流石ガン爺セレクトですっ」


 時間はっ!?…2時間と少しですか、う〜む、微妙な時間ですねぇ。さっきの2人は流石に居ないと思うので、少しでも歩を進めますか。


 …すぅーっと外を確認。見張りも居ません。ザル過ぎませんかねぇ。


 抜き足差し足…と。普段から高いヒールを履いていない事が功を奏しますね。


 しかし、あの性悪王子、命を狙われたなんて嘘まで吐くとはね。次に会ったら顎蹴り上げてやる…。


「ふむ、門は閉じられている…と」 


 他の部屋も見てみましょう。…恐らく外に駆り出した感じでしょうか。まだ、中にいると言うのに。ダメダメですね。


 窓から外を見てみましょう。…行けるのでは?能力は使いようとは言ったモノです。着地地点に入り口を設置して、…、とうッ


ースポッ…。


「ふぅ…。やれば出来るものですね」


 もしかしたら、そのまま落ちるのでは?と、思いましたが、なんとかなるモノです。…落下の威力は行方不明になりましたね。まぁ、良いです。


 …外に出たのなら、暗くなるのを待つのが吉です。

後1冊読んで丁度良い時間になる事でしょう。



落ち方はついつい万歳方式。・:*+.\(( °ω° ))/.:+

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